♥ ギルド街 1 / 冒険者ギルド 1 / 冒険者申請手続き 1
──*──*──*── ギルド街
──*──*──*── 冒険者ギルド
マオ
「 うわぁ〜〜〜〜!
此処が冒険者ギルドなんだな〜〜〜。
武装した強そうな人達が多いよ!! 」
セロフィート
「 冒険者ギルドですし。
彼等は常連の冒険者でしょう。
マオ、彼処が受け付けです 」
マオ
「 うん 」
マオはセロフィートが教えてくれた受け付けカウンターへ歩いた。
──*──*──*── 受け付けカウンター
マオ
「 こんにちは。
──彼の、冒険者じゃくても『 依頼書を見せてもらえる 』って聞いて来たんだけど…… 」
受付嬢
「 依頼書の回覧ですね。
では此方に労働許可証の提示をお願い致します 」
マオ
「 あ、はい 」
マオは持っている労働許可証を受け付けカウンターに提示した。
受付嬢は受け取った労働許可証に付いているバーコードをスキャナーでスキャンした。
受付嬢
「 有り難う御座います。
≪ 都 ≫の役所で登録された守護衛士のマオ・ユーグナルさんですね。
そちらのお連れ様は宜しいですか? 」
セロフィート
「 ワタシはマオの雇い主です 」
受付嬢
「 雇い主様……で御座いますか?
少々お待ちください。
……………………あ、はい。
確かに、マオ・ユーグナルさんの労働許可証に登録されています。
≪ 都 ≫の役所で登録された吟遊詩人のセロフィート・シンミンさんですね 」
セロフィート
「 はい。
ワタシも労働許可証を提示した方が良いです? 」
受付嬢
「 大丈夫です。
マオ・ユーグナルさんの労働許可証のデータに登録されてますので。
≪ 都 ≫の役所で発行された労働許可証と≪ 町 ≫の役所で発行された身分証明証の2枚をお持ちの様ですね。
1つにされますか?
宜しければ、冒険者登録も同時にさせていただけます 」
セロフィート
「 そうです?
折角ですし、お願いします。
マオも一緒に冒険者登録してください 」
マオ
「 えっ?
いいの?? 」
受付嬢
「 有り難う御座います。
──では、2名様の冒険者登録をさせていただきま── 」
?
「 ちょ〜〜〜と、待ったぁ!!
アタシを忘れないでほしいわね! 」
マオ
「 ──え?!
フィ、フィン?!
別行動してたじゃんか!
何で此処に居るんだよ?? 」
フィンフィレイナ
「 うっさいわ、マオ!
──酷いですぅ〜〜。
セロ様ったら〜〜。
アタシを忘れないでください〜〜。
──其処の人間、アタシも一緒に冒険者登録しなさい! 」
受付嬢
「 え?
…は、はい……。
では…労働許可証か身分証明証の提示をお願い致します 」
フィンフィレイナ
「 はぁあああん?
そんなのアタシが持ってる訳ないでしょ! 」
受付嬢
「 申し訳ありませんが、其でしたら冒険者登録は出来ません…… 」
フィンフィレイナ
「 何ですってぇ?! 」
セロフィート
「 フィン、落ち着きなさい。
受付嬢さんが困ってます 」