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ストライク  作者: ライト
24/38

十二回表:新入部員と激突

 冬休みの合宿から帰ってきて再び学校が始まった。


みんな今気づいたのだが、もう年を越して新年になっていたのだ。野球の練習ばかりでまったく気づかなかった。


年越しは何をしていただろうか。たしか、みんな疲れて寝ていたはず。


本当に野球ずくめの毎日だった。


 3学期に入ってからも、隼人たちは野球の練習をしていく。


寒いので、筋力や体力中心の練習をこなしていた。そのあとは、あの合宿でした個人メニューをする。


 なにより驚いたことがあったのだ。合宿から帰ったとき、グラウンドには野球部専用の部室ができていたのだ。冬休み中に校長が作ったらしい。


新品の部室の隣には倉庫まである。俊介や真治は飛び跳ねて喜んでいた。




 そして月は四月に入り、春の陽気に包まれ暖かくなった。


昨年と同じように桜が咲き、花びらが舞っていた。天気も心地良い快晴である。


隼人たちがこの天龍高校に入って早くも1年が過ぎたのだ。月日が経つのは早いものである。


今日は入学式がある。第二期生であり、隼人たちの後輩が入ってくるのだ。


隼人たち新二年生は昨日始業式があり、今日は休み。鬼塚監督も入学式に参加している。


一人の男は待ちきれず、入学式なのに、グラウンドで練習姿を見せようと張り切っていた。


今はアップということで、グラウンドの周りをタイヤを引きながら走っていた。


「おい、俊介。そんなに気合入れても、誰も見てないぞ」


 先頭を走っている俊介にむかって後ろの真治が言う。


「何言ってんだ。もしかしたら、シャツを出しまくった不良が入学式がつまらなくて外を見てみると、この練習姿を見て入ってくるかもしれないだろう」


 そんな不良は入れたくない、と全員が思った。


「よっしゃ! あと10周!」


 俊介はすごい勢いで走っていった。


 キャッチボールをしている最中、校舎の中から生徒がぞろぞろと出てきた。どうやら連絡事項や説明が終わり、解散したようだ。


「おっ、新入生が来るぞ。よし! ここはノックをして、野球部らしいところを見せるぞ!」


「でも、先生いないぞ。誰が打つんだ?」


「そっか。先生いないとノックできないな。俺らがやっても、監督みたいにうまくできないし。じゃあ、実戦練習するか。隼人が投げて、交代で打席に入って打っていけ」


 ということで、俊介の提案で始まった。隼人はまだ肩が十分に温まっていない。


仕方なく、全力では投げないで軽く投げた。球速は130キロ前後。


それを真治は打った。ボールはショートの左側に鋭く転がり抜けそうだ。しかし、それを龍也は飛びついて捕った。


「ナイスキャッチ、龍也! ファーストだ!」


 俊介が声をかけ、龍也は体を起こすとすぐさまファーストに投げようとする。


「クソ! 負けるか!」


 真治も俊足を生かし、一塁へトップスピードで走っていく。龍也の送球がファーストへ。勇気は体を伸ばした。判定は、惜しくもわずかの差でアウト。


「ああ〜、くっそ! あと少しだったのに。さすが龍也だな」


 真治が悔しそうにしているときだった。


「ははははは!」


 突然笑い声が響いた。明らかにバカにした笑い声だ。


その声の主はシャツを全部だし、ブレザーの制服はボタンを外している。ネクタイも緩んでいかにも不良だ。


その生徒は隼人を指差した。


「なんだよ、今の球。それが先輩の全力ですか? これじゃあ、俺がエース決まりですね」


 その言葉で隼人は頭にきた。失礼な後輩だ。


「お前誰だ? もしかして、野球部入るの?」


 俊介は嬉しそうに話し掛けた。


「ええ、まぁ。でも、あまりレベルが低かったら、辞めるかもしれませんけどね。俺が抑えても、エラーしたり、まったく点が取れなかったら意味ないですからね。はははは」


 その言葉に全員が怒りを覚えた。


すると、突然ゴツンという音が聞こえた。不良の生徒は頭を抑えてうずくまった。


「な、なにすんだよ、信一!」


「お前がバカなこというからだろ。すみません、先輩。オレが後でしめとくんで」


「へん! やれるもんならやってみろ!」


 そこでまた頭を殴られた。


「え、えと、お前ら誰だ?」


 真治がいうと、2人は自己紹介した。


「オレは青山信一です。秋城中学でキャッチャーをしていました。こいつとバッテリー組んで、成績は県大会ベスト4。よろしくお願いします」


 信一は大きくガッチリとしており、キャッチャーだとすぐわかる体形をしていた。


「オ、オレは紅崎翔一。秋城中でピッチャーだった」


 翔一は明らかに不良だ。バカがつくが。


翔一は立ち上がると、マウンドにいる隼人に近づいた。


「先輩が天龍高校のエースですか?」


「だから?」


 お互い睨み合う。視線を外さずぶつかり合う。


翔一は笑みを浮かべると口を開いた。


「勝負しませんか?」


「勝負?」


「そ、オレが勝ったら、エースはオレでいいですね」


 翔一は余裕の表情で言う。負ける気がしないのだろう。それは隼人も同じだった。


「ああ、いいぜ。その代わり、俺が勝ったら俺に二度と逆らうな」


「いいですよ。どうせオレが勝つし。ルールはこうです。俺が先に投げるんで、先輩は打席に入ってください。俺の球を打てば、先輩の勝ちです。そのあとは交代です」


「ああ、わかった」


 そのとき、飲み物を用意していた縁と灯が帰ってきた。


「あれ? 俊介さん、今から何するんですか?」


「ああ、1年とエース争いで勝負だと」


「え?」


 縁は打席に入る隼人を見た。


隼人はぐっとバットをかまえる。翔一はブレザーを脱ぎ、制服のまま投げようとセットポジションに入る。キャッチャーは信一がしていた。


「いきますよ、先輩」


 翔一は振りかぶると足を前に出し投げた。


そのときわかった。翔一は左のサイドスローなのだ。ボールは外側からインコースにぐっと入ってきた。


「ストライクです」


 信一が教える。


隼人はふっと息を吐くと翔一を見た。


左のサイドスローはあまり経験なかった。あの外から斜めにくるボールは打ちづらい。今のボールは130キロくらいのストレート。なかなかのいいボールだ。


「バット振らないと当たりませんよ」


 そういって翔一は2球目を投げる。次はアウトコースのボール球だ。


そう思ったときだった。アウトコースから曲がってストライクゾーンに入ってきた。スライダーだ。


隼人はバットを振れず見送った。


「ツーストライクです」


 信一が翔一に返球して言う。


隼人は舌打ちして翔一を見る。高度な変化球を持っている。隼人には無いものを翔一は持っていた。


「ラスト、いきますよ」


 翔一は余裕の笑みを浮かべながら腕を振るった。


隼人はバットを振った。しかし、途中で軌道が変わった。カーブだ。


カキン


 ボールは後ろに飛んだ。何とか当てることができファールになった。


「よく当てましたね。まぁ、それくらいしないとね」


 そして4球目を投げる。ボールはアウトコースだ。


隼人はとらえたと思い、おもいっきり振るう。しかし、途中でまたボールが軌道を変えた。次はシュートだ。


「クソ!」


 ボールはバットの先に当たりファースト側のファールゾーンに転がった。


「へぇ、今の当てましたか。でも、次はどうかな」


 翔一はまた余裕の笑みを浮かべる。そして5球目を投げた。


隼人は焦っていた。次は何が来る。予想ができなかった。


ストレート、スライダー、カーブ、シュートと四つも持ち球がある。何が来るかわからない。


ボールはど真ん中に来た。ストレートだ。


隼人はバットを振った。よし、打った。そのときだった。


「あっ」


 ボールが急に落ちた。フォークだ。


隼人のバットは空を切った。ボールは信一ががっちりと捕っている。


「よし! まずは俺の勝ちですね。じゃ、交代です」


 翔一はポケットに手を突っ込みながら歩いて来る。


隼人は睨みつけながらバットを翔一に渡すとマウンドに上がった。


まさか、四つも変化球を持つやつがいるとは思わなかった。


隼人は再び翔一を睨みつける。翔一は笑いながら信一と話していた。


そのときに、俊介が隼人に近づいた。


「隼人、気にするな。あんなの俺だって打てねーよ。四つもあるんじゃ、狙いがわからねーからな。すげぇ練習したんだろうな」


 そう言って俊介は隼人にボールを渡す。


「ま、お前のボールもあいつには打てないけどな。まだ肩温まってないだろ。まずは4球ボール球で、ラスト3球はストライクに入れろ」


 隼人は無言のままうなずいた。


「よし! お前がうちのエースだからな」


 俊介は走って行ってしまった。


「行くぞ、1年」


 俊介はミットを被ると翔一に言った。


「へへ、オレの勝ちは決まりましたね」


 翔一は余裕の表情で左打席に入ってバットを握る。


俊介はアウトコースのボール球を要求した。隼人は腕を上げるとおもいっきり振りかぶり投げた。


そこで俊介は慌てた。ボールはど真ん中だ。


バァァァァン!


 凄まじい音が響いた。ミットからいい音が聞こえる。


翔一は固まって動けなかった。そしてゆっくりと後ろを振り返った。


「な、なんだよ、今の球……」


 俊介は少しドキドキしていた。


150キロ台のボールをよく捕ったと自分で思った。コースがまったく違い、反射的に捕ることが出来た。あの練習のおかげだろう。


「ナイスボール、隼人!」


 俊介は隼人に返球した。


隼人はボールを受け取るとマウンドの土をならした。


遊び球はいらない。3球で終わらせてやる。


隼人は次も全力でど真ん中に放った。激しい音をたててミットに収まる。


翔一もバットを振るがまったく当たらなかった。あきらかに遅れてバットが出ている。


「あ、あんなの打てるかよ……。反則だぜ……」


 そしてラスト。隼人は次もど真ん中に投げた。剛速球が襲い掛かる。


翔一はバットを振るが空を切りあっという間に終わった。


「俺の勝ち。さ、交代だ」


 隼人は余裕の表情でマウンドを降りた。


「く、クソ!」


 翔一は悔しそうにマウンドに上がった。


隼人は少なからず、翔一には感心していた。


いきなり150キロを投げたのに、引くこともせず勇敢にバットを振った。その度胸とあの多彩な変化球だけは評価した。


すると、いきなり怒声が聞こえた。


「お前ら何やってんだ! さっさと練習せんか!」


 そこには鬼塚監督がいた。怒りの表情でこっちに向かってくる。


「や、やべ、監督だ」


 俊介は少し慌てた。


「あ、あれが監督? めっちゃ怖そうだな」


 翔一は少し怖気づいていた。


「ん? なんだ、お前ら」


 鬼塚監督は1年生2人に気づいた。


「あ、オレら新入部員で」


 そのとき、いきなり翔一は頭にげんこつを食らった。鬼塚監督がやったのだ。


「いって〜。な、何するんですか〜」


「お前のその服装は何だ。そんなやつが野球なんてできるはずないだろ!」


 サングラスごしから恐ろしい目を向けられる。


翔一は慌てて服装を正した。


「す、すみませんでした! 以後、気をつけます!」


 鬼塚監督はうなずいた。


「お前ら、1年の紅崎と青山だな。入ってきたのか」


「え? オレらのこと知ってるんですか?」


「今年の1年で、経験者はお前らだけだったからな」


「へぇ〜」


「野球部に入りたいならまずテストする」


「て、テスト! やべ、オレ勉強なんてできないぜ。六組だったし」


 翔一は慌てて信一にすがりついた。ついでに青山は三組らしい。


「気にするな。筆記試験ではない。体力テストだ」


「あ、そっちならなんとか」


 翔一はほっとする。


それを聞いて真治や広和は気の毒そうな表情になった。


「あいつら、死んじゃうかも」


「あ、ああ、かもな……」


 そのとき、後ろから声は聞こえた。


「あ、あの〜、僕たち野球部に入りたいんですけど」


 鬼塚監督の後ろには2人の一年生がいた。


一人は背が小さく、小柄な生徒。


もう一人は大きく、太っていた。信一よりも太っており、野球ができるのかと思う。


「お前らもか、まず、2人の名前を教えてくれ」


「は、はい。僕は杉村健太です。野球の経験は無く、中学は何もしていませんでした」


「お、おらは内村孝祐です。初心者です」


「よし、さっきも言ったが野球部に入りたいならテストする。部活ができるのは明後日からだから、その日に練習着か体育服を着て来い」


 そして入部テスト当日。4人はちゃんと来た。


「まずはランニングだ。グラウンドを20周してもらう」


 校庭は一周約一キロだ。つまり20キロ走ることになる。


「よし、いくぞ」


 そこで隼人は縁と灯に言った。


「縁、灯、2人分ずつ水と冷たいタオルを準備していてくれ。あと、飴やチョコとか糖分も」


「あ、はい」


「わかった」


 縁と灯は行ってしまった。そして一年生の入部テストが始まった。


「はぁ、はぁ……」


「や、やべ、いつまでするんだ……」


「き、きつい、もうダメ……」


「ふぉ、ふぉ、ふぉ」


 4人は隼人たちが練習を始めてからずっと走っている。


今半分いったくらいだ。一番前に信一、その後ろに翔一。半周くらい後に小柄な1年の健太。一緒にいて太っている孝祐はすでに二周くらい差がついている。


「あれはきつかったな。オレらもやったし」


 真治が1年を気の毒そうに見て呟いた。


「まぁでも、あれに耐えれたから、合宿も耐えれたんだけどね」


 広和が苦笑いを浮かべた。


「大丈夫でしょうか? きつそうですね」


 縁が隼人に問い掛けた。


「一応倒れたらすぐに木陰で休ませてくれ。水分補給させて頭を下にするんだ」


「はい……」


 4人はゆっくりと走っていく。


鬼塚監督は腕を組みながら4人をじっと見ていた。また何か考えがあるのだろうか。


 日が暮れ始めたころ、ようやく4人は走り終わった。みな走りきるとその場に倒れ、息を整える。


縁と灯は4人に水やタオル、お菓子を配っていった。


「こ、ここってこんなにきついのか……」


 翔一が弱音を吐いて仰向けに倒れた。


「どこもそうだろ。お前はそうやって楽するからだめなんだ」


 信一が水を飲みながら言った。


「ぼ、僕、練習についてこれるかな」


 健太はうつ伏せになって倒れていた。


「お、おら、こんなに走ったの初めて……」


 孝祐はお菓子をばくばく食べていた。


そのときに鬼塚監督が近づいた。


「よく頑張ったな。いちおうテスト合格だ。だが、これからもこんなきつい練習をしていく。それに耐えれる者だけ、明日から練習に参加しろ。もちろん、今2人メンバーが足りないからな。お前らもすぐに試合に出れるぞ」


 そういって鬼塚監督は帰って行った。


4人は顔をあわせると相談し合った。


「お前らはどうするんだ?」


 翔一は健太と孝祐に言った。


「う、うん……、家に帰ってから考える」


「お、おらも……」


 翔一は立ち上がると土を叩いて言った。


「ま、オレは入るけどな。信一も入るだろ?」


「ああ、もちろんだ」


「やっぱ試合に出ると楽しいからな。だからここに入ったんだ。明日から楽しみだな」


 翔一は信一と一緒に帰っていった。


二人も考え込むととぼとぼ帰った。


 隼人と縁はその様子を見ていた。


「入るでしょうか。頑張ってほしいですけど」


「なかなか根性はあると思うんだけどな。あれに耐えたんだし。あとは精神力だな。あの練習を三年間続けれるか」


「ま、2人入ればいいだろ」


 俊介が近づいてきて言った。


「あの翔一は生意気だけど、投手はもう一人欲しいって思ってたし。信一はけっこう冷静でしっかりしてるし、キャッチャーの素質はあるな。あの2人は頑張り次第で強くなるぞ」


 3人は4人が帰る姿を見届けると自分たちも帰って行った。




 そして次の日、グラウンドには翔一と信一の姿があった。


「今日からよろしくお願いします。エースはオレ決定でいいですね」


 翔一がバカ言った瞬間また信一が頭を殴った。


「こいつの面倒はオレが見ます。これからよろしくお願いします」


 信一は翔一と違って礼儀正しく頭を下げた。


「あの2人は来ないのか?」


 直人が2人に言った。


「さぁ、オレは見てませんね」


「オレも見てません」


「そうか」


「さて、練習するぞ。2人は俺らの練習見てできるだけついてこい。きつかったら休んでいいぞ」


 俊介が言うと翔一は鼻でふんと笑った。


「はは、練習ごときでばてませんよ」


 しかし、翔一はその後倒れてしまった。


「……き、きつすぎる。こんな練習してるのか」


 翔一は木陰の下でタオルを頭に乗せ寝ていた。信一は頑張ってついてきていた。


「大丈夫ですか? 無理しなくていいですからね」


 縁が優しく看病する。すると翔一はぱっと嬉しそうな表情になった。


「ありがとうございます。え、えと、名前なんて言うんですか?」


「あ、私は最連寺縁といいます。マネージャーです。みんなの紹介もしますね」


 縁は全員の名前とポジションを教えた。


「最連寺先輩かわいいですね。彼氏とかいないんですか?」


 翔一は起き上がり縁に質問する。


「い、いえ、部活で忙しくてそんな暇は」


「じゃ、好きな人とかは?」


 そこで縁はだんだん頬を赤く染め困った表情になった。


すると、また翔一は頭を叩かれた。そこには信一が立っていた。


「起きれるなら練習に参加しろ」


 そういってずるずる翔一を引きずっていった。


 練習が終わったが、結局健太と孝祐の2人は姿を見せなかった。


鬼塚監督も少しは期待していたのかがっかりしていた。


「まだ新入部員は入るかもしれん。お前らは今までどおり目標に向かって鍛錬しろ。一日でも怠れば、それを取り戻すことはできない。毎日の時間を大切にしろ」


「はい!」


 全員は大きく返事した。そしてこれで解散。


そのとき、灯が縁に話し掛けた。


「縁ちゃん、一緒に帰らない?」


「え?」


 灯は笑みを浮かべ返事を待っている。縁は一目隼人を見るとうなずいた。


「ええ、いいですよ」


 縁は一言隼人に言うと、帰る準備をした。


灯は小さく笑みを浮かべて縁を待った。

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