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ストライク  作者: ライト
20/38

十回表:想いのクリスマス

 とうとう冬休みに入ろうとしている。


みなクリスマスが訪れるからそのことばかりを話題に盛り上がっていた。


一方の野球部は、クリスマスよりも合宿のことで頭がいっぱいである。


冬休み前から合宿の準備をし、いつでも行ける状態にしていた。


そして今日は出発日。


野球部は南の島へと向かう大きなフェリー乗り場に集合していた。


「いいか、お前ら。今から南の島に行く!」


 鬼塚監督は人差し指を立てるとフェリーを指した。


「この船に乗った瞬間、降りることはもちろん、途中で帰ることもできない。それほどの覚悟があるやつは乗れ!」


 そう言った瞬間、隼人はすぐに前に歩み出るとフェリーに繋がる階段を登っていき、中に足を踏み入れた。


「約束を守るために、強くなってやる」


 それを見て鬼塚監督は小さく笑みを浮かべた。


「さ、次は誰だ」


「私が行きます」


 縁は脇に置いてあった鞄を掴むとフェリーに歩き、階段を登っていった。


隼人は縁に手を差し出すとフェリーに乗るのを手伝った。


「縁」


「全力でサポートします。一緒に頑張りましょう」


 縁はいつもの笑顔を見せた。隼人は力強くうなずいた。


「よし、次は俺だ」


 俊介は鞄を持つとすごい勢いで階段を登りフェリーに乗った。


「ふふ、これから楽しみだ」


「そうだな。合宿なんて久しぶりだし」


 龍也と直人も続いて乗っていく。


「隼人くん! 私を置いていかないで〜!」


 灯も俊介に負けないくらいの勢いで階段を登って行った。


「みんな余裕って感じだな」


 真治は小さく笑うと鞄を持ち、フェリーへと足を進めた。


「よし! 僕だってあの合宿に耐えたんだ。今回だって」


 広和は真治に追いつくために走っていった。


「お前はどうするんだ?」


 鬼塚監督は残っている一人を見た。


そこには勇気がいた。


勇気はそっと息を吐くと隼人の言葉を思い出した。


『耐えられるか、耐えられないかじゃない。やるかやらないかだ!』


「やるかやらないか、か」


 勇気は鞄を持つと足をフェリーへと進めた。


そして、みんなが待つ場所へと足を踏み入れた。


それを見届けた鬼塚監督は密かに拳を握った。


「これで、全員参加だな」


 そう言って鬼塚監督もフェリーに乗り、南の島へと出航した。


 フェリーに乗っている間、それぞれの自由となる。


南の島まで約12時間もかかる。今は午後6時だから、明日の朝着く予定だ。


 みんなはそれぞれの部屋に荷物を置くと広場に集まった。


「よし、船の中探検しに行こうぜ!」


「賛成!」


 真治の言葉で、広和、勇気ははしゃぎ回って行ってしまった。


「あいつら子供じゃないんだからな」


 龍也はやれやれと言った感じにため息を吐いた。


「まあ、飯の時間まで時間があるからな。それまでどうやって時間を潰すか」


 隼人がそう言うと、灯が後ろから抱きついてきた。


「だったらだったら、私と遊ぼうよ」


「だから抱きつくのはやめろって!」


 そう言って隼人は灯を振り解いた。


「なあ、直人。お前の幼なじみだろ。なんとかしてくれよ」


 隼人は隅の方で何かしている直人に言った。


直人は壁にもたれかかりながら携帯で通話をしていた。


「光、本当に一人で大丈夫か? ちゃんと戸締りして、風邪引かないようにな。火には十分に気をつけるんだぞ。冷蔵庫にご飯できるだけ作っておいたから。温めて食べろよ。お父さんも、できるだけ早く帰ってくるように頼んだから。あと、押入れの戸開けてみろよ。プレゼントが入ってるから。ああ、ちゃんと忘れずに買ったよ。いつでも電話していいからな。それじゃ」


 直人は通話を切ると軽く息を吐いた。


「お前も大変だな。まるで親みたいだし」


 俊介が直人の肩に手を置いて言った。


「まあ、仕方ねーよ。今日はクリスマスだっていうに、一緒にいて上げられなくて悪いと思ってる。これが今出来る精一杯だ」


「クリスマス……」


 縁はぼそっと呟いた。そして隼人のほうをチラッと見る。


隼人はこのクリスマスをどう過ごすだろうか。そればかりが気になった。


そんな縁の様子を灯はそっと見ていた。


「ねえ、隼人くん。今日クリスマスだよね」


「ああ、そうだな。それがどうかした?」


「夕飯食べたあと、私の部屋に来てくれない?」


「ん? なんだよ。なんか用か?」


「あとでね、大事な話があるし」


 そこで縁は緊張が走った。


このままでは、このクリスマスという日を灯に取られてしまう。せっかくの機会を。隼人と一緒に過ごせるチャンスを逃してしまう。


縁は焦りながらも口を開いた。


「あ、あの、……隼人さん」


「ん?」


 隼人は縁のほうを振り向いた。


「なんだよ、縁」


「え、えと、その……」


 声がなかなか出なかった。喉につっかえ、言いたいことが言えない。


そのとき、灯の顔が視界に入った。じっとこっちに視線を送ってくる灯。まるで、今自分が言おうとしていることを知っているかのように。


縁はうつむくとぼそっと小さな声で言った。


「な、なんでもありません……」


「ん? そうか」


「おい、隼人。ゲームコーナーがあるぞ。行ってみようぜ」


 俊介が隼人に手招きしていた。


「ああ」


 隼人は俊介の元にかけていった。


縁はその様子を見届け、小さくため息を吐くととぼとぼと歩いていった。


灯はそれを見て小さく口元を緩ませた。


 縁は甲板に出た。船の先端である。


すでに陽が暮れており、夜空に星が瞬いていた。何人かの乗客たちも同じように見ていた。


縁は端の方で海と星を眺めていた。


 言えなかった。ただ、一緒にいたいと言えばいいのに。それさえ言えなかった。灯のように、自分の気持ちを素直に伝えられない。


縁の目から涙が滲んできた。


胸が痛んだ。きつく、締め付けられるような想いがした。


自分の好きな人が他の女と一緒に過ごす。それだけで苦しかった。


こんなにも想っているのに、何でわかってくれないのだろうか。何で気付いてくれないのだろうか。


いつも一緒に居て、いつも一緒に笑って楽しんで。誰よりも長い時間を過ごしてきたのに。


「隼人さん……」


 縁の瞳から出た悲しみの滴が頬を伝い、海へと零れ落ちた。滴は大きな水溜りの中に沈められ消えてしまった。


縁はそれがまるで、自分の心のような気がした。


大きな灯の心には、自分の一滴の心はかき消されるように。


黒い海が、今では邪悪な水溜りに思える。自分の望みを、全てを飲み込む奈落の底のように。


 縁は涙を拭くと、とぼとぼと自分の部屋へと帰っていった。


その様子を、鬼塚監督は静かにそっと見ていた。


 夕飯の時間となり、みんな席に着いた。


目の前にはおいしそうなごちそうが並べてある。今日はクリスマスということでケーキまであった。


「あれ? そういえば縁は?」


 隼人はテーブルを見渡した。たしかに予約の席の数のうち、一つだけ空いており縁の姿が見えなかった。


「まだ部屋にいるんじゃないか? 隼人、ちょっと行って呼んで来いよ」


「ああ」


 俊介に言われ、隼人は席を立つと縁の部屋に向かった。


灯はふんと感じに腕を組んで窓から見える海を眺めた。


「たしかここだな」


 隼人は縁の部屋の前に着くとドアをノックした。


「……はい」


 中から弱々しい声が聞こえた。消え入りそうな声で、隼人は少しびっくりした。


「縁、飯だぞ。早く来いよ」


「……食べたくありません」


「え? どうかしたのか? 具合でも悪いのか?」


「何でもないです。私はほっといてください」


「でも」


「いいんです。……一人にしてください」


「……わ、わかった」


 隼人は縁の部屋を一目見ると行ってしまった。


縁は部屋の中、電気も付けす枕を抱きしめてベッドに横たわっていた。


 本当はもっと心配してほしくてあんなことを言った。もしかしたら、自分のことを気遣ってここに夕食を持ってきてくれる。そんな期待をした。でも、そう言わずに行ってしまった。


縁はぎゅっとシーツを掴んだ。


「これで、私のクリスマスは終わりですね」


 縁は一人涙で枕を濡らしていた。


「あれ? 最連寺は?」


 隼人は俊介たちがいる食堂に来た。隼人は俊介の質問に答えた。


「食べたくないって」


 そう言って隼人は席に着いた。


「まあ、仕方ないか。船に乗って酔ったのかもな。先に食べようぜ」


 真治がそう言うとみな食事を始めた。


隼人は縁のいない席を見ると静かに食事を口に運んだ。


灯は再び口元を緩ませた。


 食事が終わるとみなそれぞれ部屋に戻るか自由に遊ぶことになった。


鬼塚監督はどこにいったのかさっきから姿が見えない。まあ、別にいいのだが。


そんなときに、灯が隼人に近づいてきた。


「ねえ、隼人くん。さっそく私の部屋に行こう」


「え? ああ、そういえばそんなこと言ってたな」


「もう、忘れないでよ。それじゃ、行きましょ」


 そう言って灯は隼人の腕を掴むと部屋へと歩いていった。


その後ろ姿を見て、俊介は考え込んだ。


「隼人のやつ、いったいどっちを取るんだ。このままじゃ灯が勝ってしまう。いや、隼人は意外と鈍感でバカだからな。もしかしたら、灯の作戦は無意味かも。いや、でもなあ〜」


「お前、何ぶつぶつ言ってるんだ?」


 直人は首をかしげて俊介を見ていた。


 2人は灯の部屋の中に入った。


灯は電気を全ては点けず、ベッドの脇にあるスタンドだけを点けた。茜色の光が小さく広がる。


中はやはり全部同じのようだ。隼人たちの部屋も、大きなベッドと机と椅子が3つ。鏡台や押入れなどがあり、お風呂とトイレもあった。窓からは海や星、輝く月が見える。


 灯はベッドに座ると隼人を見た。


「まずはこれ言うわね。メリークリスマス!」


 灯は満面の笑顔で言った。


「ああ、メリークリスマス。それで、話ってなんだよ」


「まあ、そんなに慌てないで。ゆっくりしていってよ」


 そう言って灯は隼人の腕を引っ張るとベッドに座らせようとした。


「え? わっ!」


 隼人はいきなり引っ張られたせいでバランスを崩して倒れてしまった。


「痛てて、わ、悪い」


 隼人は固く閉じていた目をそっと開けた。そのとき気付いた。目の前には灯の顔があった。


息がぶつかるほどの距離。瞳で自分が移るくらいの近さ。


さっき倒れたせいで、灯を下敷きにしてしまったらしい。


頬が赤く染まった灯の顔を、数秒の間見とれてしまっていた。


「あ、ご、ごめん。今どくから」


 隼人は急いで起き上がろうとした。


すると、灯が隼人の首元に腕を回し、当然抱きついて隼人は再び倒れてしまった。


「あ、灯?」


「……もう少し、このまま」


「え? で、でも」


「ねえ、聞こえる? 私の心臓の音。今すごいドキドキしてるよ。こんなになったの初めてだよ」


「灯?」


「隼人くんの心臓も聞こえるよ。すごくドキドキしてる」


 確かに今すごく緊張はしている。十分にお互いの鼓動は聞こえていた。体が熱く感じる。


ましてや、こんなにも抱きしめられたのは初めての経験だ。


灯は隼人の体をぎゅっと抱きしめ、その温もりを感じていた。


自分の心臓が激しく脈打つ。緊張か、恥ずかしさのせいか、顔が熱くなっていく。


「ねえ、隼人くん……」


 隼人は少し体を起こすと灯を見た。


良く見れば、灯もすごく可愛い女の子なのだ。少しずつ、自分の思いが灯に移っていくような気がした。


「私、あの練習試合で告白したよね」


 灯が耳元に囁き、さっきよりも強く抱きしめてきた。そしてまた灯に倒れてしまった。


「あの返事、きかせて」


 灯は隼人を横に持っていくと、お互いの顔が見えるようにした。


「私を見て言って。隼人くんの気持ちを」


 隼人は生唾をごくっと飲み込んだ。


「お、俺は……」


 もう、どうすればいいのかわからなくなった。


今の自分の気持ち、想い、今までの縁に対する自分の行動。全てがどうでもよくなってきた。


あの放送でしたインタビューでも、好きな人と一緒にいることはいいことだし、人を好きになることは大切なことと言った。


今目の前にはこんなにも自分のことを好きになってくれている人がいる。


「隼人くん……」


 灯はそっと目を瞑ると唇を寄せてきた。


灯の締め付けが強くなった。片方の手で隼人の手を掴み、ぎゅっと握り締めた。


 隼人は心地良い感触と温かさが自分の身を包むのがわかった。


今気付いたのかもしれない。自分は灯のことが好きだったのかもしれないと。


隼人は腕を灯の背中へと回した。そして少しずつ目を細め瞑っていく。


唇の距離も縮まっていった。息がぶつかり合うほどの差。もう少しで……。


そのとき、いきなり船が揺れ出した。


「うわっ!」


 隼人と灯は離れると隼人はベッドから落ちて頭を打った。


「痛て!」


 隼人は打った箇所を手で抑えた。


「だ、大丈夫、隼人くん?」


 灯はベッドから降りると隼人の前でしゃがみ込んだ。


「ああ、大丈夫。少し打っただけだから」


 そのとき、灯の心配そうな顔を見て一人の人物と重なった。


「縁……」


 灯が自分に向けてくる心配そうな表情。それは縁とそっくりだった。


そのとき、隼人は縁のことを思い出した。


いつも一緒にいて、自分のことを気遣って、全力でサポートしてくれて。


そこでようやく縁に対する想いが甦った。


「隼人くん。本当に大丈夫?」


「ああ」


 隼人はすっと起き上がった。


「悪い、灯。俺用事思い出した」


「え?」


「じゃあな、おやすみ」


「ちょ、ちょっと隼人くん」


 隼人は急ぐかのように灯の部屋から出ていった。


灯はむっとなると、ベッドに倒れた。


「もう! あと少しだったのに! いいところで邪魔して!」


 灯は枕を掴むとベッドにたたきつけた。


それから落ち着くと、ふっと息を吐き、顎に指をやって考えた。


「……でもまぁ、けっこう上出来なほうよね」


 灯は嬉しそうに笑みを浮かべると横になった。


 隼人は一度部屋に戻り、厨房に行ってあるものを貰うと縁の部屋に向かった。


「縁。起きてる?」


「は、はい」


 縁は返事をするとドアをそっと開けた。


その表情は元気がなく、少し目が赤くなっているように思えた。


「気分は大丈夫か?」


「はい。すみません。迷惑をかけて……」


「いや、いつも俺のほうがお世話になってるんだし、たまには俺が縁をサポートしないとな」


「……ありがとうございます」


 いつもなら縁は嬉しそうに笑うのだが、今日は調子が悪いのか笑おうとはしない。


「そうだ。今日クリスマスだから、夕食にはケーキが出たんだぜ。ほら」


 隼人はさっき厨房で貰ったケーキを出した。


「わあ」


 縁はそこでやっと笑みを浮かべた。隼人はそこで少なからず安堵した。


「ほら、縁のために持って来たんだ。食べろよ」


「はい」


 隼人は縁の部屋の中に入ると、縁はベッドの上に座りケーキをおいしそうに食べた。


隼人はその隣に座った。


「どうだ? おいしい?」


「はい。とってもおいしいです」


 お腹が減っていたのか、縁はケーキをあっという間に食べ終えてしまった。


「ごちそうさまでした。ありがとうございます。わざわざ持ってきてくださって」


「お礼を言うのはまだ早いぜ」


「え?」


 隼人は縁の前に大きな包みを出した。


「これは……」


 縁は少し驚きの表情で隼人を見た。隼人は笑みを浮かべると言った。


「メリークリスマス、縁。プレゼントだよ」


「ほ、本当ですか」


 縁は嬉しそうにプレゼントを受け取った。


「開けていいですか?」


「ああ」


 縁は丁寧に包みを解くと、中のものを出した。


「わああ」


 プレゼントは可愛い猫のぬいぐるみだった。ふわふわとした毛が気持ちよく、高そうな代物だった。


「ありがとうございます。本当に。大切にしますね」


 そこで縁はやっといつものような満面の笑みを見せた。隼人は安心し笑みを返した。


「あっ、でも私何もお返しできません……」


 縁はうつむいてしまった。隼人はそっと肩に手を置いた。


「いいよ。お返しなんて。いつも縁は俺のために頑張っているんだ。それだけで十分だよ」


 縁はそっと嬉しそうにうなずいた。


「はい。ありがとうございます」


 縁は隼人からのプレゼントをそっと抱きしめた。


良かった。いや、嬉しい。さっきまで落ち込んでしたのに、それが嘘のように今はない。


好きな人そばにいるだけで、自分の心はいつのまにか癒され、どんなに苦しくても奥底から好意の感情が甦り、思い出させる。


あらためてわかった。やはり、自分はこの人が好きだということを。


 縁はそっと隼人に肩を寄り添うように倒れた。


「お、おい、縁?」


「ふふ。肩が触れてるだけで温かい気がします。寒い冬も、なんともないです」


 縁の表情は幸せそうだった。


隼人はふっと笑みを浮かべるとしばらくの間そうしていた。


そして、少し反省した。


自分の気持ちをはっきりしなければならないと。確かに、縁といると落ち着くし、少なからずの好意がありようには思える。


しかし、さっき灯といるときもそうだった。


隼人はそっと縁の肩に腕を回すと抱くように寄り添えた。


「隼人さん……」


 縁は目を瞑り、少し頬を染めながらも体を隼人に預けた。




 朝になり、フェリーはとうとう目的地へと着いた。


「さあ、行くぞ」


 鬼塚監督を先頭に、野球部はフェリーから降り、南の島へと足を踏み入れた。


 ここから、野球部の地獄の合宿が始まる。

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