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ストライク  作者: ライト
10/38

五回表:再始動と誓い

 7月。


気温が上がり蒸し暑い日が増えた。入院してから久しぶりの学校である。


真治と広和もリハビリは無事に終わり元どおりになった。隼人の手も完全に治った。


入院中、縁はずいぶんと良くしてくれた。


2日に1度は果物を持ってきてくれて食べさせてくれた。退屈しないようにいろんな話題も教えてくれた。宿題を持ってきたのは余計だったが。


しかし、大変なことを承知でよくやってくれた。


六月末には全員退院することができた。




 教室に入るとみんなが隼人を出迎えてくれた。


「あっ、隼人」


「もう大丈夫なのか?」


「退院おめでとう」


 クラスメイト全員で迎えてくれて嬉しい反面戸惑ってしまった。


「大丈夫だよ。ありがとう」


 隼人は自分の席についた。俊介はすでに元気でみんなと話をしていた。


そのとき縁がきた。


「おはようございます。もう大丈夫ですか?」


「おはよ。もう大丈夫だよ。ありがとう、縁」


「いいえ。これからまた頑張りましょう」


 そのとき大野が席を立って二人のもとに来た。


「おはよう。和田くんに最連寺さん。あのときは本当にすまなかった。このとおりだ」


 そう言って龍也は丁寧に頭を下げた。


「もういいよ。あと、俺は隼人って呼んでくれ。俺も龍也と呼ばせてもらうぜ」


「私も気にしていませんよ」


「ありがとう。あと、一ついいかな。甲子園の予選チケットが7枚あるんだ。さっき校長先生に聞いたところ見に行くのはいいみたいだ。そこで活動停止の間は試合を見に行かないか?」


「試合か。うん、いいんじゃないか。おい俊介、こっちに来きてくれ」


 隼人に呼ばれた俊介は少し困った顔でこっちに来た。


「なんだよ。今良いとこだったのに」


「すまない。活動停止の間試合を見に行くのはどうかと思って。チケットはここにある」


「試合か。いいね。見に行こうぜ」


「じゃ、今週の日曜日さっそく行こう。車で送ってあげるから学校に集まってくれ」


「わかった。ありがとう。龍也」


「なあに。これくらいしかできないからな。では、僕は6組に行ってくる。それでは」


「あっ、俺も話しの続きが」


 俊介と龍也はそれぞれ目的の場所に向かった。


「楽しみですね。今年は出られませんが来年のために偵察ですね」


「ああ。いろんな高校のことを知らないとな。来年こそ甲子園行こうな、縁」


「はい。頑張ってくださいね」


 今年は出られないのなら、縁の願いは一年後になる。もうこれ以上待たせるわけにはいかない。


隼人は縁のために気持ちを入れ替えやる気を出した。




 日曜日。


隼人たちは呆然とその場に立っていた。


校門の前に高級な車が2台並んでいた。黒く太陽の光が反射するほど綺麗だった。


中から龍也が出てきた。


「おはよう。さ、乗りたまえ」


「い、いいのか。こんな高級な車に乗って」


 真治が恐る恐る聞いた。


「大丈夫。この車は僕の車なんだ。外は暑いだろ。早く中へ入りたまえ」


 すると、勇気が小声で説明した。


「龍也くんの家はお金持ちなんだ。小さいころみんな持っていない遊び道具を持っていたよ」


 あの大きな病院の院長がお父さんだからだろうか。うらやましい話である。


 車に乗り15分くらいして球場についた。お客はそんなにいなかった。初戦だからしかたないかもしれない。


 隼人たちは中に入るとライト側スタンドに入った。試合が良く見えるように前のほうに座った。


「ここならよく見えるだろ。よく観察してピッチャーの弱点を探さないとな。それに、勉強にもなる。あとこれはトーナメント表だ。これは一枚しかないんだ。悪いが順番に見てくれ」


 龍也が渡したトーナメント表をみんながさっそく見た。


全部で35チームあり4校がシードだった。もちろん猛虎学園は第一シードだ。


今日の試合は不死鳥(ふしちょう)高校と(たか)高校の試合が行われる。どちらもそんなに強くない高校で、いつも一回戦か二回戦で消える高校だ。


そのあとは二試合目に(はやぶさ)高校対鷲(わし)高校が行われる。


「俊介。僕に考えがあるんだが」


 龍也が口を開いた。


「ん? なんだ?」


「しょうじき、今のままでは甲子園に行くのは無理だ。経験者3人は少なすぎる。勝つには初心者を鍛えるしかない。だが、たった1年間ですべての高校に勝つには時間がない。そこで今から自分のポジションを決めよう。そして、今日一日自分のポジションの選手を見て学ぶんだ。しかし、いきなり見て学べと言ってもどこを見てどこをまねればいいのかなんて分からない。そこで、僕、隼人、俊介は3人の誰かに一人ずつついていいところ教えてあげたらどうだろう。一つのポジションを徹底的にやればそのポジションはうまくなるはずだ。どうかな、俊介くん」


 隼人たちは唖然と聞いていた。いや、驚いていた。


龍也はただのお金持ちでも生徒会長でもない。すごい発想力を持っている。


この考えはいい。これなら甲子園に一歩近づく。


俊介立ち上がると龍也の手を握った。


「龍也、お前天才だな。その考えよすぎるぜ。よし、さっそく決めよう。ええと、俺はキャッチャーで隼人はピッチャーだな。龍也はショートでいいな」


「もちろんだ」


 龍也は自信満々に言った。


「3人はどこがいい?」


 俊介は真治、広和、勇気に問い掛けた。


「う〜ん、オレはどこがいいのかな?」


 真治は腕を組んで悩んだ。龍也も同じように考えた。


「真治君は足が速かったね。肩もなかなかだ」


「なんで、龍也のそんなことまで知ってんだ?」


 真治は驚いて龍也に聞いた。


「僕の情報力をなめるな。うん、真治君はセンターがいいんじゃないか? そこなら足を十分に活かせるだろう」


「センターか。うん。じゃ、オレはセンターだ」


「真二はセンターだな。広和は?」


 俊介は次に広和に問い掛けた。


「僕は、う〜ん」


「広和君は手先が器用だったな。バントがうまいだろう。体も小さくすばやい、判断能力も優れていたはずだ。だからセカンドなんてどうかな」


 龍也はまたもアドバイスをした。


「セカンドね。じゃ、僕はセカンドでいいよ」


 龍也は次に勇気に言った。


「勇気。君は昔から体が柔らかかったが今はどうだ?」


「うん、今も柔らかいよ」


 勇気はひざを曲げずに腰を曲げて掌を床についた。


「その柔らかさにこの身長ならファーストに決定だろう。昔キャッチボールをしたとき捕るのはうまかった。しかし、送球が悪いからコントロールをつけないとならない」


 龍也があっという間に決めてしまった。よく人を見ている。隼人は感心した。


「じゃ、次は誰に着くかだ」


 それも早く決まった。隼人は真治、俊介は広和、龍也は勇気に決まった。


「最連寺さんは記録を頼む。ゲームの内容を記録してくれ」


「わかりました」


 準備が整い、あとは試合が始まるのを待つだけとなった。




 時刻は10時。


とうとう試合が開始された。お互いに一列に並び頭を下げた。


そして、鷹高校の選手はそれぞれ守備位置についた。


「始まった。どんな球投げるんだ?」


「どっちもうまそうだな」


 真治と広和はピッチャーばかり見ていた。自分のポジションは見ないのだろうか。


 先功の不死鳥高校の一番は一礼してバッターボックスに入った。


「二人とも、ピッチャーもいいが自分のポジションのほうも見ろよ。いつボールが来るかわからないんだ」


 龍也が二人に言うと、二人は自分のポジションのほうに目を向けた。


 鷹高校のピッチャーは、ストレートは速いが変化球はなかなかストライクに入らないピッチャーだった。甘く入ったストレートを一番は打った。


「お、打ったぞ」


 ボールは外野の頭に向かっている。センターは後ろにちょっと下がり楽に捕った。


隼人は真治にアドバイスした。


「いいか、真治。今みたいに外野はボールに目を離さず追いかけるんだ。絶対に目を離してはならないんだ。走り方はあとで教えてやる」


「おう、わかったぜ」


 次のバッターは三振に終わり、三番はセカンドゴロだ。


次は俊介がアドバイスした。


「見たか、広和。さっきみたいにボールに合わせて前に出ながらボールを捕るとファーストに投げるんだ。絶対にボールが来るのを待ってちゃダメだ。早く捕まえて投げたほうが早いからな」


「なるほど」


 次は龍也。


「ファーストはどんなボールも捕らないといけない。もしかしたら手前でワンバウンドするかもしれない。それでも後ろにだけはそらしてはならない。勇気は左投げだから左足をベースにつけて右手を伸ばすんだ」


「うん。わかった」


 こうして何度もアドバイスをして今日の試合を見ていった。


結果は3‐2で不死鳥高校。二試合目は1‐0で鷲高校。


見た感じ、そんなに強そうに見えなかった。どこのピッチャーも球速は速くて135キロ前後。隼人はなぜか負ける気がしなかった。


龍也は今日の試合や弱点などをノートに詳しく書いていた。真治や広和は今日学んだことを口に出して覚えようとしていた。勇気は俊介にアドバイスをもらっていた。


「縁、今日の試合はどうだった?」


 隼人は球場を眺めている縁に問い掛けた。


「みんな頑張っていましたね。応援のしがいがある試合でした。泣いている選手もいました。野球の試合はトーナメントですから、一度でも負けたらそこで終わり。相手がそんなに強そうでも、簡単に勝てそうだという油断を持っていたらそこで終わりそうですね」


 縁の話を聞いて隼人は一瞬緊張が走った。


今自分が考えていたことがわかったような話し方だった。


そうだ。負けたら終わり。油断なんてしてはいけないんだ。


隼人はあらためて自分に渇を入れた。


 龍也は再び車を呼び、それぞれ車に乗って球場をあとにした。


どのチームも頑張っている。でも甲子園にいけるのはただの一チーム。優勝旗の奪い合いだ。そのためにみんな夜遅くでも頑張って厳しい練習を積み重ねている。


隼人は拳に力を入れた。


負けたくない。縁との約束のために。甲子園にいくために。


こんなにも早く練習をしたいと思ったのは初めてだった。


 平日は無理だが、休みの日や時間がある日はできるだけ球場に足を運んだ。


真治たちも多少は各ポジションの特徴を理解していった。今ではその真似事をしている。龍也はすごい勢いでノートにそれぞれのチームの特徴を記録していった。


隼人はピッチャーを重点に見ていった。


どのチームも球速は隼人と同じくらいかそれ以下。


しかし、あるところだけ隼人は劣っていた。


それは変化球である。


どのチームのピッチャーも一つくらいは変化球を投げている。しかし、隼人には変化球など一つも投げられるものはなかった。


このままでは投手戦になれば確実に負けてしまう。


隼人は真剣に変化球を覚えようと誓った。




 一学期最後のテストが始まった。時間がすぎるのは早いものである。


隼人たちは覚えたことを必死になって一枚の紙に書いていった。


「ああ、あそこの問題ミスった〜。なんでできなかったんだ〜」


 俊介はテストが終わるたびに同じことを言っていた。


「大丈夫だろ。そんなに気にしてもしょうがないって。次を考えろ」


「そうだな。次こそミスをなくして完璧にしてやる」


 テストが終わり、あとは夏休みを待つだけとなった。謹慎は三ヶ月だから部活ができるのは九月から。夏休みもできないということになる。


しかし、夏休みもだが、あの日も近づくということになるのだ。


隼人はその日までにあることに悩まされていた。


どんなに悩んでもいい物が思い当たらない。このままでは時間が過ぎるばかりで間に合わない。しかし、何も思いつかなかった。


 とうとうその日が来てしまった。今日は日曜日。


隼人は約束の時間までに街をぶらぶら歩いていた。


いろんな店に入り何かないかを見て出て行く。その繰り返しだった。


「ああ〜、くそ。なんかないのか。全然見つからない」


 隼人はスポーツ店の前に着いた。


野球関係のところはつい足を運んでしまう。隼人は中に入っていった。


 中はクーラーが点いていて涼しかった。それと一緒にスポーツ特有に匂いが鼻をつく。


隼人は店の中をぐるぐると見ていった。そして硬球を見つけた。綺麗で真っ白な野球の球。


早くマウンドで投げたい。いつのまにか投げることに餓えていた。前は投げたくないと思っていたのに。


隼人は硬球を握ると軽く投げるふりをしてみた。おもいっきり投げたい。ミットに収まる音を聞きたい。そう思った。


「……あっ!」


 時刻は十二時を過ぎている。もうすぐ約束の時間だ。


約束というのは、一緒に甲子園予選を縁と一緒に見ることだ。毎年一緒に見ているのだ。縁も野球が好きである。


そのあとは大事なことがあるのだ。そのために何かないか探しているのだがまったく見つからない。ましてや時間もない。


そのとき隼人はこれしかないと思った。あるものを買うと店を飛び出し、縁の家に向かった。


 縁は家の前で待っていた。約束の時間は過ぎている。


隼人は立ち止まることなく走り続けた。


「遅いですよ、隼人さん。何をしてたんですか?」


 縁は多少怒っていた。隼人は手を合わせて謝った。


「悪い。ちょっと用事があったんだ」


「なんですか? 用事って」


「そ、それはいいとして早く決勝見ようぜ」


 隼人はさっさと縁の家に入っていった。


「あ、待ってください。隼人さん」


 隼人と縁はソファに座るとテレビの電源を入れた。


ちょうど始まり、審判が試合を始める合図を出した。


「始まったな」


「はい」


 決勝戦が始まった。勝ったチームが甲子園にいける。負ければ終わり。それがトーナメントの厳しさ。


隼人は拳に力を入れた。来年そこにいるのは自分だ。


 決勝のチームはもちろん猛虎学園だ。相手は昨年準優勝の青龍高校。青龍高校も強豪だ。どちらもレベルの高い試合をしていた。


 四回までお互い0点が続いた。しかし、試合が動いたのはこれからだった。


先攻の猛虎学園の打線が爆発し、この回3点を奪った。


「すごいですね。四番を中心にハイレベルな人たちばかりです」


「ああ、中には二年生もいる。来年は苦しいな」


 さすがは猛虎学園である。どの選手もうまかった。


しかし、青龍高校のピッチャーも負けていなかった。リズムを取り戻すと、二者連続三振を取るなどでこれ以上の失点を許さず、この回の攻撃は終わった。


 またもや0点が続いた。それが最終回まで続き、九回裏青龍高校最後の攻撃である。


「頑張って欲しいですね。まだ終わったわけではありませんし」


「ああ、青龍高校もいいバッターは揃っている。あとはうまく繋げるだけだ」


 打線が繋がれば逆転もありえる。それに、猛虎学園のピッチャーも疲れたのか肩で息をしていた。


そのときだった。


「あ!」


「え?」


 猛虎学園はここでピッチャーを交代した。しかも一年生だ。テレビの下の枠に学年と名前が紹介されていた。


「一年生をここで使うのか。そんなにいいピッチャーなのか?」


「大胆なことをしますね。それとも心理作戦でしょうか」


「心理作戦?」


「はい。一年生を出せば青龍高校のバッターは積極的に打とうとするでしょう。相手は舐めている。絶対に打ってやる。そのときに力みが出るので、打たせてアウトを取る。それをねらっているのかもしれません」


「なるほど。それはありえるかもしれない」


 しかし、そんなことはなかった。


「ばかな……」


「すごい……」


 最終回。青龍高校の最後の攻撃。


猛虎学園の一年生ピッチャーはバットにかすらせるこことなく三振を奪った。それも三連続。


しかも、バッターは四番から六番とクリーンナップだった。油断していたわけでもなく、バッターはボールを良く見て振りぬいた。


しかし、ピッチャーは変化球をうまく使い、ストレートを最高に活かしていた。


「すごい一年だな。こんなピッチャーがいたなんて知らなかった」


「はい。でも、隼人さんもすごいと思いますよ」


「え?」


「隼人さんだって中学のころに全国大会に出たことがあるんですよ。誰にも打たれませんでしたし。もっと自信を持ってください」


 隼人はそっと笑みを浮かべた。やっぱり縁はすごい。その言葉で自信が持てた。


「ありがとう、縁」


「はい」


 そのあとはもう一つの用事を行った。


それは縁の誕生日パーティだ。今日は縁の誕生日である7月24日なのだ。


縁たちの家族と一緒に祝った。たくさんのごちそうとケーキを囲み、縁は嬉しそうに笑顔を浮かべていた。


「ありがとう。お父さん、お母さん、隼人さん」


「縁。これからもいろいろあるだろうけど、元気良く頑張れよ」


「そうよ。縁はいい子だからね」


「ありがとう。お父さん、お母さん」


 縁の両親は本当に優しい人である。


 そのあとは、縁の部屋で過ごした。縁の両親がそうしろと言ったのだ。


「縁。あらためて、誕生日おめでとう」


「ありがとうございます、隼人さん」


 すると、隼人はポケットからあるものを取り出した。


「はい、縁。誕生日プレゼントだ」


「え? 本当ですか」


 縁は嬉しそうにプレゼントを受け取った。


それは硬球だった。縁は硬球をじっと見ていた。


「誕生日プレゼントは硬球ですか?」


「ええと、いいものが思い浮かばなかったんだ。……ごめん」


 隼人は謝ると、縁は笑顔になって首を振った。


「謝らないで下さい。隼人さんに貰えるだけで嬉しいです。ありがとうございます。大切にしますね」


「あと、ペン貸してくれない?」


「ペンですか?」


 縁はペンを隼人に渡すと、隼人は縁からプレゼントの硬球を取り、何かを書いていった。


「はい」


 縁は隼人から硬球を受け取った。そこにはこう書かれてあった。


『甲子園! by隼人』


「これは……」


「誓いみたいなものかな。それをずっと持っていてくれ。俺が甲子園に連れて行くという証だ」


 縁はうっすらと目に涙を浮かべると、あらためて礼を言った。


「ありがとうございます、隼人さん。きっと甲子園に連れて行ってくださいね」


「ああ。まかせろ」


 隼人と縁はあらためて誓いあった。


甲子園の舞台に上がるために。もうすぐ夏休みが始まる。この夏を制した者が甲子園に立てる。


 天龍高校野球同好会は、夏の特訓を始めた。

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