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北東寺榛名と奇妙な世界  作者: 石表
5/81

5 竜と火山の迷宮1

サクラ日記♫彡。.:・¤゜♫彡。


 パパ、ママ。


 私ね、この前ロック鳥退治の功績が認められて、王様から女男爵の爵位と領地、それに“ロック鳥を屠るもの”という称号(称号はどうでもいいんだケド)をもらったの☆


 領地といっても(ロック鳥に襲われて)復興中の小さな村(私達が最初に立ち寄った村ね♪)が一つだけだし、ご褒美にもらった報奨も砦(掘っ立て小屋みたなものらしいけど^^)を築くのと村の復興でほとんど飛んじゃったの(あと馬車を6頭立てにしたケド)。でも、私達が冒険してる間、王様が管理して徴税しておいてくれるらしいんで、来年か再来年からは不労所得が入るみたい☆


 それとね、盾に付ける紋章が要るっていうんで悩んだんだけど、マリーアントワネットみたいな黒猫にしてもらったの♪

(紋章入りの鉄の盾は重くて持てないので、いつも馬車に掛けてあるんだけどね)

それでこれからは“黒猫の騎士”って呼ばれるみたい^^

何だか可愛いカンジ☆


 サクラは、こっちでもみんなと楽しくガンバっているので心配しないでね♪

じゃ、おやすみなさい^^






「むぅ、ウサばかりに働かせては申し訳ない。

 ここは一発、私も説法で稼がねば。

 おや、あそこに悩みの深そうな青年発見。ちゃ~~~んす。

 そこのお若いの、深刻な顔してどうなされた?」 ハルナ


「いや、あんたの方が若いと思うんだが。

 まあいいや、お坊様。実は絶滅危惧種の保護のため、

 政治家達に掛け合ってるんだけど、なかなか話が通じなくて。」 青年


「それはお悩みでしょう。

 いいですか、政治とは誰から金を取って、誰にあげるか決めることだと知りなさい。

 そうすれば、対処法もおのずと分かるというもの。

 それでは助言料で金貨1枚頂きます。」 ハルナ


「何言ってんだこの生臭坊主。そんなんだから世の中が良くならないんだ。」 青年



「アホ垂れ、理想で飯が食えるか!

 だいたい何を保護したいの!」 ハルナ


「緑の顔の…。」 青年


「そんな生き物、滅んでしまえ~~~~っ!ハァハァハァハァハァ。

 また、逃げられてしまった。この世の真理を教えてあげてるのに。」 ハルナ


「…適当に合わせて、相手が喜びそうな事を言ってあげればいいのに…です。

 それより次の迷宮は火山の中腹にあって、

 恐ろしいドラゴンが住んでいるらしい…です。」 占いで稼いできたアスハ


「おおっ、アスハいつの間に!?

 それにしてもレベル2でドラゴン(つД`;)」 ハルナ


その頃、ウサはギンギンで踊っているのでした。






ゲーム開始前。


「第2の迷宮はどうしたらいいかしら?」 姫子


「ロック鳥に勝つにはヒット・アンド・アウェー(叩いて、逃げる)を繰り返したのでしょう。

 次はそんなヒキョウなマネはさせません。

 閉じ込めて殲滅です。うふふふふっ。」 リコ

お読み頂きありがとうございます。

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