光の森の魔法使い4
「…風系の魔法…使えばペナルティ?」 アスハ
「殴っちまえば、関係~ないだろ!」
2m近い身長に浅黒いマッチョな体格、JBはその身の丈もある大斧で水魔の体を横に薙ぎます。びしゃりと散る水魔の体。しかし、すぐに寄り集まって同じ姿へと戻ります。くすくすと笑う水魔は、再び体を崩してひも状になるとJBの口の中へと侵入しようとします。
「ごぼぁ…。」 JB
「…マズイです。“対霊結界”。」
アスハの結界にJBの体から弾き出される水魔。
「物理攻撃が効かない…霊体、精霊の類ですね。」 アスハ
「…うふふふっ。
近付かなくても、こんな事もできるのよ。“水の壁”」 水魔
行く手を遮るように高さ3m近い水の壁が現れます。
「通しくんね~ってんなら、ぶっ倒すしかねぇ~な。」 起き上がるJB
「でも、私の攻撃魔法は封じられていますよ。」 アスハ
「だったら、俺がぶっ倒してやるよ。魔法でな。」 JB
「!?
まさか魔法戦士だったのですか?」 アスハ
「いや魔導士さ。炎系のな。」 JB
「ええ~っ、その体格で!?
斧とか持ってるし…。」
「体格は生まれつき。これは斧じゃなくて杖さ。斧だけど。」
「(どっちよ!?
身長は兎も角、体格は鍛えて無いハズは…。
さっきいきなり殴りかかったし…。)
…水に炎じゃ相性最悪です。」 アスハ
「だから、ちょ~と時間稼いでくれよ。」 JB
「儀式で魔力の向上…。
分かりました。やってみましょう。」
聖剣ブランチュールを抜き、水魔に斬りかかるアスハ。剣を避ける水魔。
「気合だ!気合だ!気合だ!x18」 JB
あまりの大声に互いの戦いに集中できない水魔とアスハ。
「えいっ!えいっ!えいっ!x18
ん~~~っ。“炎の拳(ロケット・パァ~~~ンチ)”!」
一瞬ボディビルダーの様なポーズを取ると、拳を突き出すJB。拳の形をした炎を先頭に渦を巻く直径3mもの炎が水魔へと襲いかかります。
「きゃぁ~~~っ、なんて魔導士なの。」
蒸発する水魔。
「…全くです。」 アスハ
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