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北東寺榛名と奇妙な世界  作者: 石表
38/81

光の森の魔法使い3

巨人に体を鷲掴みにされ、掴み上げられるハルナ。


「うひゃひゃひゃひゃ、さっきの力はど~した?おしまいか?

 もう逃げられんぞ。このまま頭から喰ってやる。」 巨人


「ぐっ。

 …禁忌。“5秒後、そこに居てはいけない。”」


近くの草むらを指さしながら宣言するハルナ。



5



「あ~ん、今さら何言ってんだ?

 だったら、お前を“そこ”に居させてやる。」



4



 ハルナを“そこ”に押し付ける巨人。するとハルナは、先が粉々になりささくれた棍棒の柄を巨人に投げつけます。とっさに瞼を閉じる巨人。柄は、目の縁に当たって跳ね上がります。



3



「何だ?悪あがきは止せ。」 巨人


「おい。下を見ろ!」


「はぁ?」


ハルナに言われ、下を見る巨人。



2



「何のつもり…」 巨人


「上を見ろ!」


「だから、なんなん…」


ざくっ。


「ぎゃ~~~!」


上を見た巨人は、落ちてきた柄のささくれた方が、1つしかない瞳孔に突き刺さり悲鳴を上げます。



1



どっ、て~ん。「あああぁぁぁ~~~。」


ハルナを放り出し、手で目を抑えて“そこ”に転がる巨人。






「ハァ~ァ~ァ~………。」


四筋の黒い煙が立ち上り、罰則を受ける巨人。全身から血を吹き出し、ついに命絶えるのでした。


禁忌順守コンプライアンスの出来ない奴は、

 退場ペナルティー

 お前の未来ヴィジョンは見えていた。」 ハルナ


ハルナは、1つの冒険で1度だけ5秒以内の未来を予知する能力“近未来予知ヴィジョン”で巨人の運命を予見していたのです。



 一方、別の路を進む青い魔導士アスハと傭兵隊長JBは、女性の形をしたそれに遭遇します。しかし、それが人間でないのは明らかでした。何故ならその体は、揺れ動く水で出来ていたからです。


「うふふふふ………。」 水魔


「…敵ですね。“小さな稲妻”。」


アスハの指先から発したが稲妻が、それに届くとそのまま吸い込まれて行きます。


「風系の魔導士か…。

 ならば禁忌。“風系の魔法を使ってはならない”…。」 水魔


「…何ですって?」 アスハ

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