光の森の魔法使い3
巨人に体を鷲掴みにされ、掴み上げられるハルナ。
「うひゃひゃひゃひゃ、さっきの力はど~した?おしまいか?
もう逃げられんぞ。このまま頭から喰ってやる。」 巨人
「ぐっ。
…禁忌。“5秒後、そこに居てはいけない。”」
近くの草むらを指さしながら宣言するハルナ。
5
「あ~ん、今さら何言ってんだ?
だったら、お前を“そこ”に居させてやる。」
4
ハルナを“そこ”に押し付ける巨人。するとハルナは、先が粉々になりささくれた棍棒の柄を巨人に投げつけます。とっさに瞼を閉じる巨人。柄は、目の縁に当たって跳ね上がります。
3
「何だ?悪あがきは止せ。」 巨人
「おい。下を見ろ!」
「はぁ?」
ハルナに言われ、下を見る巨人。
2
「何のつもり…」 巨人
「上を見ろ!」
「だから、なんなん…」
ざくっ。
「ぎゃ~~~!」
上を見た巨人は、落ちてきた柄のささくれた方が、1つしかない瞳孔に突き刺さり悲鳴を上げます。
1
どっ、て~ん。「あああぁぁぁ~~~。」
ハルナを放り出し、手で目を抑えて“そこ”に転がる巨人。
「ハァ~ァ~ァ~………。」
四筋の黒い煙が立ち上り、罰則を受ける巨人。全身から血を吹き出し、ついに命絶えるのでした。
「禁忌順守の出来ない奴は、
退場。
お前の未来は見えていた。」 ハルナ
ハルナは、1つの冒険で1度だけ5秒以内の未来を予知する能力“近未来予知”で巨人の運命を予見していたのです。
一方、別の路を進む青い魔導士アスハと傭兵隊長JBは、女性の形をしたそれに遭遇します。しかし、それが人間でないのは明らかでした。何故ならその体は、揺れ動く水で出来ていたからです。
「うふふふふ………。」 水魔
「…敵ですね。“小さな稲妻”。」
アスハの指先から発したが稲妻が、それに届くとそのまま吸い込まれて行きます。
「風系の魔導士か…。
ならば禁忌。“風系の魔法を使ってはならない”…。」 水魔
「…何ですって?」 アスハ
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