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机の上には開いて置いてある数学の教科書

黒板には数字がだだーッと並ぶ


そう、私は今授業を受けている最中なんだけど…

今は簡単な問題をやっているはずなのに

すでに躓いている


簡単な問題だとか基本中の基本だとか

先生が教卓の前でそう言っているけど

分からないものは分からない


国語…数学…社会…体育

好きな教科なんて一つもない

唯一好きな教科は…なんて聞かれても

そんなものあるはずが…な…………………あった!


好きな教科を一つだけあげるとするならば

それは音楽だ

私は歌うことが大好きだ

でも学校では歌が嫌いな振りをしている

皆と一緒がいいから…目立ちたくないから…


私はとっても地味で

黒髪ロングでスカート丈も短くないし

校則はきちんと守っている

髪だって染めたことないし、ピアスの穴だって

開いてないし、うちの学校は校則を守ってない人が

結構いるんだけど特に先生も厳しくは言わない

半ばあきらめてるってことなのかな?




実はここだけの話、歌手を目指してたりも

するんだけど…

小さなカフェで夜、歌を歌わせてもらってる

目立ちたくないのに歌手になりたいって

やっぱ変かな?

もちろん顔を隠して歌ってはいるんだけど

今日も一応、歌う予定だ

聴いてくれるお客さんはとゆうと5人くらい?

多くて10人かな?…


歌手になんてなれるわけない…

なのに何で私歌ってるんだろう

歌うことが好きだから?…それはもちろんなんだけど

いつかなれるって信じてるから?…

もう歌うの辞めようかな…



だがしかし、彼女…名前は黒田優…の人生が

変わる瞬間が少しづつ近付いてきていた…












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