第12話 新しい仲間達
第12話 新しい仲間達
「1年3組 小路 実篤です。パートはトランペットです。よろしくお願いします。」
「1年3組 丸谷 美香子です。パートはトランペットです。よろしくお願いしますね。」
練習前のミーティングで二人の新入部員が紹介された。
小路は小柄(三浦とおなじくらい)で、童顔であるがすっきりとした顔つきをしている。中性的な印象である。
それに対して、丸山は小路と違い背が高い女の子(170cmくらいか)であるがほんわかしか雰囲気である。なんか中型犬っぽい感じだ。どこか癒されるような感じがする。
実は三浦が入部してから今日まで既に何人か入部している。勿論、大倉の様に三浦が入るまでに入部している部員もいるが。
ここで新入部員を紹介しておこう。寸評は2年生部員の方々にしてもらおう。
フルートパート
・大倉 里美
古峰「幼少の頃からフルートを吹いてる経験者の子なんよ。はっきり言ってエース級よね。」
柏原「小さくて笑顔が可愛い子だよな。思わず食べたくなるなぁ。」
古峰「はい、そこ!うちの可愛い後輩に手を出さないでくれる!!」
クラリネットパート
・犬山 明日香
岩本「初心者だけど性格はしっかりしてるし、期待の新人なんよ。」
辻本「岩本と性格がかぶって見えるわい。よく似た眼鏡かけてるしな。あ、でも、岩本の方が顔の輪郭が『のぺっ』としてるな。」
岩本「私の寸評してどうしたいわけ?」
・浅井 清美
楠田「中学からやってて、すご~くうまくて可愛い子なの。私には負けるけど~♪」
辻本「可愛いというより美人系やな。楠田より胸あるからこの子の方が好みやな~。」
楠田「ふ~ん、そんなこと言うんだ。おねぇさま達に言っとこうかな~(じと目)」
辻本「それだけは勘弁して~(ガクブル)」
サックスパート
・朝倉 佳代子
山郷「背はうちより低いけど、顔立ちのすっきりしたいい娘なんよ。結構気が強いところがあるんよ」
沢木「気が強い?相方としてはここで俺の出番か!」
山郷「んとやね~、なんか違うとおもうんやけど~」
・原 祥子
三村「あの・・・この子は・・・小さいけど元気一杯なんです・・・とってもいい子。」
松島「朝倉と並ぶと凸凹コンビになるんやけどな。」
三村「松島君・・・あんまりそういうこと・・・言わないでくれる?」
トランペット
・小路 篤志
沢木「背は低いがなかなか熱そうな漢やな。だがしか~し、属性が俺に近いものを感じるねんな~」
島岡「それは・・・ご愁傷様です。」
沢木「・・・」
・丸谷 美香子
南川「背の高い子やな。俺らと並んでも遜色ない。顔は犬みたいに可愛らしいな。」
岩本「へ~、南川君はそういう子が好みやったんや。」
南川「なんや?お前ちょっと怒ってへんか?」
ホルンパート
・三浦 浩一
島岡「・・・今更なんか言うことあるんか?あ、そうそう、話には出てへんが、主人公修正としてかなりのイケメンやな。」
松島「主人公修正ってお前も人のこと言えるんかいな・・・チート級の奏者やないか。」
トロンボーンパート
・鈴木 健二
甲斐「背もほどほどで体格もええほうやな。ちょっと調子に乗るとこもあるけど概ねええ男やな。」
中嶋(ニッコニッコ~)
甲斐「お前いつもニコニコしてるな。」
バリチューパート
・近藤 海晴
坂上(メモを見て)「身長156cm、髪型はセミロングであるが後ろで束ねている。天然パーマによる癖毛あり、性格は楽天的で前向き。・・・(以下詳細な内容をずらずらと言っている)」
古峰「よくもまぁ、そんなに調べ上げたわね。寸評でいいのよ寸評で。」
坂上「・・・何か問題でも?」
古峰「はいはい、聞いた私が悪かったわ。」
パーカッションパート
・古河 直子
伊藤「綺麗な黒髪をいつも束ねている大和撫子やね、色白で羨ましいわ。黒縁の眼鏡も似合ってるし・・・」
金沢「やぁ、どうも久しぶりです。というかこう、俺がドラムをかっこよく決めているところか全然ないんだが、そのところはど~なん?」
伊藤「そんなの私に言われても困るわ・・・」
・大原 忍
金沢「やぁ、みんな元気にしてた。今高吹奏楽部のアイドル金沢君だよ~」(キラーン)
伊藤「ちょっと、新入部員の紹介でしょ?あんたの紹介じゃないわ。この子は物静かで真面目な子ね。黙々と練習台を叩いているわ。」
金沢「この~オレの~ドラム捌きを~みろ~」(どんちゃんどんちゃん)
伊藤「だから~、あんたのステージじゃないちゅうのに」
以上、2年生部員による新入部員(男子3人女子9人)の紹介でした。
引き続き2年生部員を著者が紹介しましょう。
著者「男子生徒9人、女子生徒8人のこいつらです。(以下略)」
2年生全員「「以下略ってなんだよ、以下略って!!」」
犬井「あれ~、私一言もしゃべってないよ~」
そりゃあんた、寝てたんだから・・・
ちょっと座談会っぽく書いてみました。
2年生3年生の面々はまた書くつもりです。
次話は元の書き方に戻ります。




