第100話 新しい仲間たち
第100話 新しい仲間たち
季節も早くも4月末。多くのクラブでは新しい部員が入部し、初々しい1年生がグラウンドを走っている。勿論、我が今高高校吹奏楽部も多くの新入部員が入ってきた。
ここで新しい仲間である1年生たちを紹介したいと思う。
いつもながら一人一人同じパートの先輩方に寸評してもらおう。
フルートパート
・水沢 亜紀
大倉「笑顔がとっても可愛いくて、おさげが似合う子なの~♪思わず抱きしめちゃいたくなるの♪あとあと、5歳からフルートしてるんだって。」
柏原「しかし、この子オデコ広いな~」
大倉「そこもまた可愛いの~♪」
・成元 薫
古峰「丸顔でとっても愛嬌がある子よね。でもとっても落ち着いてるわ。」
犬井「物静かな子なので・・・ついつい・・・寝く・・・なって・・・Zzz」
古峰「(汗)」
クラリネットパート
・三島 麻美
犬山「小柄なんだけど、小麦色の肌が健康的でいかにも『体育会系です!』って子ですね。だけど、E♭クラまでこなす、クラリネットがとっても上手な子なんです。」
浅井「もしかしたら私より上手いかも・・・」
辻本「しかも、出てるところはしっかり出てる俺好みの子やな。」
岩本「・・・いつもそればっかりね・・・」
・御子柴 絵里
楠田「ロングヘアーの子でこの子も中学からの経験者。なんか先輩の立つ瀬無いわ・・・」
犬山「でも、ちょっと雰囲気が暗いのよね・・・うちでやっていけるかしら・・・」
一同「「それはどういう意味だ!?」」
・篠原 夏子 冬子
岩本「双子なのよね・・・この二人・・・並んで立っていると全く区別つかないわ・・・」
辻本「そうか?右が夏ちゃんで、左が冬ちゃんだろ?」
篠原姉妹「「ええ、あってますよ」」
一同「「(ざわ・・・)」」
犬山「え?辻本先輩凄い!!どうやって見分けたんですか?」
辻本「あ~実は俺も双子なんやで?」
一同「「マジで?!」」
辻本「二卵性やけどな・・・今高高校に妹がいるぞ?」※1
一同「「可愛そうに・・・」」
辻本「ちょ・・・」
サックスパート
・相原 聖美
朝倉「本当に可愛い後輩なんだけど・・・ちょっとね・・・」
鈴木「何を落胆・・・あ~そうか、あれか。この子『スイカ』だからな。」
朝倉「そうなのよ・・・今まで私が一番大きかったのに(シクシク)」
一同「「そこなのか!!そこを気にしているのか!!」」
・田中 沙希
山郷「この子ホント背が高いのよね~私と並んでも少し高いくらいなのよ~」
三村「でも・・・彼女の方が・・・可愛い・・・」
山郷「なんかグサッときたわん。」
三浦「大丈夫です、山郷先輩。違うところでは負けてないですから!!」
山郷「ちょっと、更に塩をなすりこまないで・・・orz」
ホルンパート
・田川 明子
三浦「ほんとこの子は『美少女』と言う言葉が良く似合う子や。音楽知識もあるし、音感もしっかりしてるし、真面目で気立ても良くて、それからそれから・・・」
大原「三浦君?戻っておいで~」
・伊達 真樹
松島「せやな~ホンマ1年とは思えんくらい大人っぽい子やで。癖毛ちゅう~か天然パーマなんやけどそれが余計に雰囲気を引き立てよるわ。ちょっと日本人離れしてるな。」
楠田「へ~松島君、こんな子が好みなんだ・・・」
松島「え?ちょっとまって~な。ただの紹介やんけ~」(楠田を追いかける松島)
三浦「・・・オホン、ホルンパートには珍しく身長が160cmあります。というか、珍しいのかな・・・」
トランペットパート
・島岡 揚子
柏原「小柄で可愛い顔しとるで・・・顔だけはな・・・」
南川「やな、顔だけはええな。」
沢木「せやせや、顔だ・・・グホっ・・・」
三浦「あっ、回し蹴りが・・・」
沢木「な、なんで俺だ・・け・・・」
三浦「大丈夫です。柏原先輩も南川先輩も見事に屍になってます・・・」
・黒松 小百合
丸谷「ポニーテールで元気一杯って感じなんやけど、なんとも言いがたい雰囲気の子なのよね・・・でも、とっても可愛い後輩よ。」
沢木「ちゅ~か、どこか藤井先輩に似てる気もするが・・・気のせいか?」
小路「・・・というか、3人の中で一番言うことを聞いてくれません。先輩、何とかして下さいっ!!」
丸谷「あっ、逃げた・・・」
・生駒 敦美
小路「3人の中で一番まとも(?)な子かな。中学からの経験者だし、落ち着いた様子がいいです。まさにオアシス的な存在です・・・(シミジミ)」
柏原「ちゅ~か、この3人・・・どこかクラリネット3人娘に見えるんやけど・・・気のせいか?実篤乙」
小路「・・・勘弁して下さい・・・」
トロンボーンパート
・柴田 奈美
中嶋「(にっこにこ~)」
甲斐「出た!意味不明の中嶋スマイル・・・久しぶりに見たような気がすんな~」
鈴木「こうなるとまともに紹介できへんので俺が・・・え~と、柴田は背が甲斐先輩より高く、モデルの様な体系してるな。それから中学からトロンボーン吹いてる経験者や。」
甲斐「もう、甲斐先輩なんてよそよそしく言わんでもええやんか~」
一同「「ご馳走様でした。」」
バリチューパート
・為則 泰二
坂上「(メモを見て)身長155cmと非常に小柄な男だな。そして新入生唯一の男子でもある。楽器経験は無く、入部も柏原の策略によるものと思われる。そして・・・」
近藤「しかし・・・坂上先輩はどうやってその情報を入手しているんですか?」
坂上「・・・何か問題でも?」
近藤「・・・問題ありません・・・」
・原田 美咲
近藤「この子もちっちゃい子なのよね~。為ちゃんと並ぶとちょうど良いカップルみたい・・・でも、彼女は中学からの経験者なのよね~」
柏原「きっと尻に敷かれるかもな。今高の『凹凹コンビ』やな。」
沢木「うわ~ネーミングセンス悪っ!!」
柏原「ほっとけ!!」
パーカッションパート
・大西 あや
伊藤「色黒でボブカットのなんか男の子みたいな感じの子なのよね・・・それと、この子も中学からの経験者。ホント、今年は経験者多いわよね。」
古河「ん~なんか、伊藤先輩に似てますね。あっ、眼鏡も一緒だ・・・」
伊藤「そうなの・・・キャラが被ってるのよ・・・」
古河「そんなのまだいいですよ・・・私、出番が全然ないんです(涙)」
伊藤「・・・」
・三波 忍
金沢「気の強そうな子やねんな・・・なんかどっかで見たような雰囲気なんやけど・・・誰やろ?」
大原「(ボソ)武田先輩・・・」
金沢「あっ・・・お、俺のドラムを・・・」
大原「えっと、まだ初心者だから、『今は』大丈夫かと・・・これからは知らないですけど。それと、私は2年の『大原 忍』です。ややこしくてごめんなさい・・・」
古河「この作品、パーカッションパートの扱いがひどいわ・・・」
以上、新入部員(男子1人女子17人)の紹介でした。
引き続いて・・・紙面の関係上、後は省略!!
一同「「ちょとまて!!」」
なんてね、また次の機会に。
※1 はい、本当です・・・
というわけで、1年生の紹介でした。2年・3年の紹介はちょっと趣向を変えてお送りします。




