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青の陰謀  作者: フィーネ
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誰が黒幕なの?

――あれらは一体何だったのだろう――


そう呟くも誰の返事もない。

当然か。ここは暗闇の中の自室のベッドの上。家族も寝静まった夜遅くの、単なる独り言に過ぎなかった。


思い返してみれば、不思議な体験だった。他人にそのまま話しても信じて貰えなさそうな様々な事象が発生した。しかしながらここは魔法のある世界でも異世界転生した世界でもなく、現代日本だ。異世界転生モノにありがちな、現代日本に住んでいればその知識を活かして悪用出来るようなご都合主義的な不思議体験ではなく、スマホ上で再現可能な不思議体験だった。

確かにその不思議体験はスマホ上で再現可能かもしれない。だが、それをどう実現するかを考えたとき、背後にとてつもなく巨大な組織が潜んでいる事になってしまい、途端に嘘くさくなってしまう。



――僕なりに結構頑張ったのにな。


またポツリと独り言。

そう、僕は僕なりに頑張ったのだ。不思議体験に全力で向き合い、乗り越えようともがき、苦しんだ。

色んな出来事があったなあ。そんな一連の出来事を乗り越えて、残ったのはソシャゲのノイズだけ…

そう、ノイズだけなのだ。特定の手順を踏んだら画面遷移時に一瞬表示されるノイズだけが、不思議体験を乗り越えた僕に残された唯一の証だった。



――振り返れば、色々な事があったなあ。


もう忘れてしまったことも多い。だが記録に残せば、誰かが謎を解いてくれるかもしれないと思い、書き記す事にする。


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