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婚約者から「第二夫人になって欲しい」と言われ、キレて拳(グーパン)で懲らしめたのちに、王都にある魔法学校に入学した話  作者: 江本マシメサ
七部・二章 ついに始まる新学期!

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謝罪

 まだちらほら下校している生徒がいるので、静かな場所へ移動しようと提案してくる。

 ならばガーデン・プラントに行こうという話になり、そのまま帰宅することとなった。

 校内を歩いていると、リスやハリネズミなどの魔法生物がわらわらやってくる。

 皆、久しぶりにヴィルに会えて嬉しそうだ。

 魔王騒動があったのに、逃げださずに残っていたようで、皆偉いなと思う。

 ヴィルも一匹一匹に声をかけ、その勇気を労っていた。

 ガーデン・プラントに到着して早々、私はヴィルに謝罪する。


「朝の件につきまして、大変失礼しました!」

「どうせ、ジェムが私を召喚する魔法巻物を出してきて、うっかり破いてしまったんだろうが」

「よくお見通しで」


 なんでもジェムが私の背後で、破れた魔法巻物をヴィルにアピールするかのように掲げていたらしい。


「教師陣に感謝された」

「それはそれは……」


 校内の修繕が終わり、学校が再開となったわけだが、中には魔王騒動の事件を引きずっている生徒もいたという。

 新学期だというのにどこか暗い雰囲気が漂っていて、教師陣はどうしたものか、と心配していたようだ。

 それが、ヴィルの登場によって払拭された。

 皆、馬術大会の最優秀生徒となったヴィルの登場に歓喜し、その場がパッと明るくなったのだ。


「もともと今日は始業式が終わったあと、登校するつもりだったのだが」


 ヴィルは仮面舞踏会が終わったあとも王城に行き、報告書を作成して提出していたという。

 就寝したのは夜明け前だったようだ。


「本当に、ご迷惑をおかけしました」

「気にするな。いつでも呼んでいいと言って渡したアイテムだからな」


 今回の件で、恩恵ベネフィットも大量に入ってきたらしい。


「何か好きなものを願うように言われたから、この学校を卒業したあとも、校内に自由に出入りできる許可証を作ってもらった」


 卒業生といえど、許可なく入れないようになっているらしい。


「これで卒業後も、いつでもミシャに会える」

「光栄です」


 毎日お弁当を作るから、と言われてギョッとする。


「いえいえ、お弁当を用意するのは私のほうですよ!?」

「なぜ?」

「だってヴィルは働いている立場ですし!」

「ミシャだって、魔法を学んでいる立場ではないか」


 私に料理を作ることは趣味なので、気にしないようにと言われた。


「気にしますよ……」

「何か言ったか?」

「いいえ」


 そろそろお昼だろう。ベーグルの残りがあるので、それと何か料理を作ろう。


「昼食を用意しますので、少しお待ちいただけますか?」

「ならば、除草作業でもして暇を潰そう」

「ああ……」


 そんなこと、なさらなくてもいいのに。

 しかしながら私が止めて、言うことを聞くお方でもない。

 もう、隙にさせておく。


 チンチラ達が興味津々とばかりに、ヴィルのもとに集まってくる。

 ヴィルが除草作業をすると宣言すると、チンチラのリーダー格が草がたくさん生えている場所があると言って案内し始めた。


 ヴィルがガーデン・プラントの除草作業をしている間、私は昼食作りを開始する。

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