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「…もう朝か。」
高校をサボっていた俺は今はこうして自堕落な生活を送っている。元々は優等生だったものの、成績が伸びず、何も巻き返す努力もしなくなった結果がこれだ。今となっては一日の大半がゲーム。…それも、特別楽しいと思ってやってるわけではない。今の自分を忘れさせてくれるような、そんな感じがして無意識のうちにやっているという感じだ。
「今日はベルリナでもやるか。」
ベルリナ。それは今この世界で最も流行っているオンラインゲーム。ゲーム内容はオープンワールドとなっており、その世界観はいわゆる異世界もの。基本的には町のギルドでクエストを受けてその報酬で自身の装備を整えたり、生活に必要なものを買ったりする。クエストにも様々なものがあり、モンスターの駆除、お店の販売の手伝い、人助けなど無数に存在する。そしてこのゲームの最大の魅力がゲーム内に隠された秘宝探しである。これはゲーム発表当時、制作側が情報を漏らしたことから始まりそれが一体何なのかは知らされていない。一部ではこの世のすべてを手に入れる力だとか、大量の財宝が入った秘密の部屋だとかささやかれている。
「よいしょっと。」
そして今、ベルリナが開かれた。
読んでいただきありがとうございます。私自身初めて書いた小説なので、どこまで書いたらいいかなやみ今回は主人公がゲームに没頭する経緯からゲーム(ベルリナ)の説明、そしてゲーム(ベルリナ)をやるまでを書いてみました。次回はいつ投稿かは予定してませんが、応援のコメントなど書いてくれたら幸いです。