b班
村人に依頼書のことを見せると手厚く歓迎された。
村はしっかりとした現代建築だ。想像していたのとはちと違う。田舎風景というより,発展途上のようで田園都市ではない。
「荒くれ者とはどうゆう荒くれ者で」
「こうゆう感じなんだが」
村人を代表して若者が一枚の絵を見せる。
それは毛深くて顔が狼にそっくりな男だった。
「これって狼男じゃん」
力は絵をもらいそう言う。
「最初は家畜だったんだが次第にエスカレートしてきて今じゃ二人の娘が食い殺された。このままだと次第に村ごと飲み込まれる」
「だから罠を?」
「そうじゃ、最初はハンターに依頼したんだが、ハンターは罠だけ張って帰ってしまった。だからは私たちで森の中をうろちょろできない。君達を呼んだ。君たちは対人のプロと聞いたが本当か?」
「もちろん。だがこいつは人間ではないような」
「おい力。いえいえぜひ任してくれ」
「頼みます。冒険者達」
b班ように二部屋貸してくれた。5人で使うには随分と大きい。明日の朝とりあえず、狼男がいる縄張りに行くことにした。
日の出と同時に森へとハンティングに出かける。
「ハンティングなんて何年ぶりだろう」
「狩るもんが違うぞジャック相手は狼男だ」
「了解」
「狼男なんてどう見つけるんだ」
「僕についてくれば見つかると思うよ」
ジャックは先頭を歩く。5人はダイヤモンド型になって進んだ。
「罠に引っ掛かるなよ。特にフローガ」
「なんで私なのよ」
「踏んでるし、軍人じゃないし」
「あそこのピアノ線気をつけて」
またフローガは踏んで罠が発動する。今度は逆さ吊りにあう。
「みんなー助けてー」
フローガは両手を振って、鋭い声で叫んだ。
「はいはい助けますよーハンナ手伝って」
「縄を撃った方が早いんじゃない?」
「それもそうだね俺キャッチするからジャック縄撃って」
「全く」
トムは呆れてものは言えなかった。ジャックは言われた通り、縄をピンポイントで撃ち抜いた。
「はいキャッチ」
見事に力はフローガをキャッチした。フローガは力にお姫様抱っこされた体制になった。ハンナには嫉妬心が顔に出た。
「早く行こ!!」
ハンナは少し拗ねていた。
「はいはい」