b班
96時間はあっという間に終わる。終わりを告げるかのようにギルドから手紙が届く。
「何ですかね」
「重さはないが、結構分厚い」
トムは封を開け、中の書類を確認する。
「何文字だこれ?」
トムは他の四人に見せた。
「キリルぽいですね」
ジャックはそう判別した。一応分析メガネをかけて調べる。
「やっぱりそうだキリルだ」
キリルとはキリル文字のことでスラヴ語派の一種でロシア文字と呼ばれている。まぁここではロシアがないので、何文字かは分かりません今はキリル文字として
「いみは?」
依頼というより救助要請だった。荒くれ者から街を救ってほしいと書いてある。
「場所は西の外れここだな」
ジャックは地図を見てそう言う。
「でも我々に依頼するなんて変わった人ですね。まだ来て1ヶ月しか経ってないのに」
「ギルドが各ギルドへ配布するからそこで伝わったんだろうなしかも、ハンターよりも対人に長けている俺たちが呼ばれたわけ」
四人はそれで納得する。すぐに出発した。
国境を越え西の方へと進む。ギルドが用意してくれた、地図を案内に進んでいく。そこには村までの案内図で、木に印がついてあると書いてある。
「本当にあるんですかね」
「見つかるまで探さないとな」
明らかに車では進めないような道まできてしまった。
「また歩きかよ」
「文句ゆうな力。これも仕事だ」
「はいはいー」
力は渋々ついていく。行ったところでいつも悪い方向へと向かうからだ。
案内図通り木に印が刻印されていた。
「この案内通りにまっすぐいけばつくってよ」
「ほんとにあってるのかフローガ」
「安心しなさい私のことだから大丈夫」
って早速罠を踏んだフローガ。間一髪避けた。
「罠なんか貼ってるの?」
「荒くれ者対策だろ。しかし村人なのにここまでできているとは、村人の中にベトコンが紛れ込んでるかも」
「そんな冗談を言うなって」




