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異世界戦記  作者: トマト
b班国外へ
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b班

7月。 


「宝探しとはまぁ。面白くないね」

フローガが肘をついて言う。


「仕方がない俺らは軍人。冒険者じゃない。安い仕事でも引け受けなきゃ」


「私は強いですよ」フローガは指から火を出した。


「素朴な疑問なんだけど雨の日はどうやって戦ってるの?」


「え?雨の日は戦いませんよ。消えますし」


「残念だな今から行く場所は“雨だ”」

ジャックはパネルを見て言う。天気図が画面に映し出されていた。


「じゃあ私は降りるわ」


「おいおいここまできて言うなよ国境はもう渡ったぞ」

力はさっそくワイパーを動かした。


「あ?!ハッチ閉めてる?」


「ハッチ?」


「うえうえ!!」


フローガは雨に濡れた。ハンナは急いでハッチを閉めた。フローガの服は手遅れと見た。


「あちゃー濡れたねフローガ。私の服貸してあげる」

ハンナは自分の戦闘服を貸してあげた。フローガはもぞもぞと着替える。


「ぴったりだね」


「でも少し胸が」フローガは胸の部分を触る。少し窮屈そうだった。


「うるさい」


男3人は鼻で笑う。


「笑うな」


「失礼」


目的地は廃村だった雨の日ポツポツ雨が落ちるおと湿っぽいかった。


「ここら辺にあるんですか?」


「あるらしい。そもそも金持ちが埋めてそのままだから掘り返してほしいってよそうゆう依頼だ」


家は半壊や全壊。ツタや緑が生い茂っていた。


「ここら辺にあると言われているがどこだろうか」

5人は手分けして探す。まぁすぐには見つからない。


「なぁフローガこの森焼いてくれよ」


「おいおい山火事になるぞ。森林破壊するつもりか」


「この世界まできて環境問題とかいってるわけですか?。どうしようもないでしょー」


「この世界はまだ未知だ。なんならマゼランやコロンブスといった冒険家はまだいない。この森だってどこまであるかはわからない」


「依頼主の家ってあれ?」

それは半壊してまだ建っているような建物だった。和風な建築物で、仏閣のようだった。


「かもな」

トムは依頼書に描かれていた。絵と見比べてみる。だいたいあっているようだ。中に入る。門構は立派なもんだ。

庭があって建物は50坪くらいだろう。


「この庭のどこかですか?」


「いや目標なんか刺してるらしいよ。多分あそこ」


そこには墓標見たいのが刺さっていた。多分これだろうか。力とジャックで掘り進める。1メートル掘るとカツンというスコップがはじかけれる音がした。絵のまんまの宝箱だった。重さは持って重たいと感じないくらいだった。


「これで終わり?」


「そう終わり。これでギルドに渡したら1週間分の飯が食えるくらいの額がもらえる」


「楽勝じゃん」


「でも森。少し騒がしいんですけど。誰かに見られている感じ?れ

ハンナが言う。


「ハンナの言うとおり何かいますね早く帰りましょう」

ジャックは当たりを見渡す。

急いで門を出ると、甲冑をつけた軽装兵が数十人いた。弓や剣で武装していた。我々は罠に引っかかったようだ。


「全員戦闘態勢」全員安全装置を解除する皆銃口を向けた。敵1人が玄に指をかけ矢を飛ばした。矢はかべに突き刺さる。


ジャックは撃ってきた敵をヘッドショットを決める。剣で武装をしている敵は、近づいてきた。弓は援護のためにボンボン飛ばしてきた。近接戦闘では明らか不利だった。全員が敷地内に入る間力はmg42で弾を撒き散らす。


「近接は任して」

ハンナは着剣する。でもハンナ1人では相手は難しい。


「トム。2人やった。後はわからない」


力は言う。撃ちすぎたせいで銃身を取っ替えた。


「僕は上に登って狙撃する。その間は持ち堪えて」

不意に出ることにより,弓の餌食になる。トムは悩む。


【銃対弓と剣】と文字で書けば明らか銃の方が強いが、実戦となるとわからないというのがわかった。


「ハンナちょっといい?」

フローガが言う。ハンナは耳を貸す。ゴニョゴニョというハンナは笑って頷いた。


「いいねそれやってみよう!」


「なにする気だ?」


「この状況を打開する方法。トム。力。5秒だけ援護して」

フローガ言った。力とトムは頷いて門から体を出して援護する。


猩紅(しょうこう)

フローガは唱え勢いよく、火炎放射する。剣で武装した軽装兵は火に巻かれ、のたうちまわった。火は10秒しか持たなかった。


雨の日だと後でフローガ言った。

火が収まるとハンナは飛び出して、銃剣突撃した。男に跨り、銃剣を首や心臓に刺した。近接戦闘部隊は壊滅状態となった。ハンナを殺そうと弓部隊は狙うが、ジャックは登り切り弓部隊を仕留めていく。全員ヘッドショットだ。狙って撃つこれこそ、文明の利器だ。


トムや力も弓部隊に斉射する。


「撃ち方やめ!撃ち方やめ」

トムは言う。敵は残らず倒したみたいだ。敵の生死を確認する。息のあるやつは拳銃で殺した。


「飛んだ罠だったな」


「これってギルドは知ってたんですか?」


「わからない。もしかしたら試したのかもしれない」


ギルドに銃を使えるものは少数で、未知数だ。どこまでやれるか試したのだろう。


「よし帰ろう」


宝箱を車に乗せ、出発する。

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