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異世界戦記  作者: トマト
機械島
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機械島 スラム街


瀧と佐々木はスラム街へと向かった。

滝にとっては機械島は第二の故郷と言えるぐらい住んでいた。


「こっちの世界に来たときに機械島に?」

佐々木が質問する。


「そうです。来てすぐこのスラム街へと来ました」

瀧には蘇る懐かしい風景。


「ここは闇市場がありまして安く手に入りますよそれにそれに飯も安い」


佐々木にはこの闇市の飯は粗悪にしか見えなかったそんだけこっちに来た瀧は生きるのに必死だったのだろうかと思う。

「とりあえず俺が知る何でも屋に行くか」

と瀧は先導した。佐々木はただついていく。


周りは今にも栄養失調で餓死しそうな老若男女が道端で座って俯いてる。服はボロボロこの辺の人たちは何を糧に生きているのだろうかと希望というものもなかった。機械島,南部はこうゆうのが裏の本当の南部なのだろうか。


「なぜ闇市が?いつから存在するのだい?」


「結構前からだよずっと昔からそうまぁ深いことは考えないほうがいいよピラミッドと同じで階級社会ってやつさ下のものはこうやってなるし上の奴らは見て見ぬ振り何も変えようとはしないさ自分が楽な暮らしであれば周りはどうでもいいんだろうな」


「まぁパルチザンの情報はここだ」


そこは闇市の中心より外れた酒場である秘密裏にやるならもってこいの場所である。


「警察は闇市の売ってある物資に夢中だ革命やテロを起こすのにもってこいの機会だろう?」


「そうだな」

二人は酒場に入る。


気前のいい店主がそこにはいた。二人は中央の右側のテーブルを陣取った。周りが見やすくそして裏口からの脱出が一番近いところだったからだ。


「あんたら何注文するだい?」と近づいてきた男勝りの女給が寄ってきた。


「とりあえずなんかあったかい食べ物と冷たい飲み物を頼む」

瀧が頼んだ。


「普通に食べていいのかドク?」


「見た感じパルチザンは来てなさそうだし何も頼まないのもね?」


しばらくすると食べ物と飲み物を持ってきたもちろん粗悪な食べ物と飲み物である。佐々木は口に入れるのを躊躇う。


「大丈夫だよゴミやタバコの吸殻は入ってないから」

二人は汁を啜った濃厚でしつ濃くそれに塩分高めの汁だった佐々木が瀧に対して話を切り出す。


「ここのきてすぐ医者を?」


「まぁそうなるねここでまず内科と小児科やって中央で外科医の先生やって国外に出て行ったら戦争に巻き込まれてエラとコンビを組んで,そしたら特務隊と出会ったこんな感じかな佐々木さんとはあの時は会いませんでしたね?」


「みんなはエアボーンして僕は輸送機の操縦任されてたから来れなかった」


「あぁなるほど」


「エラさんとはいつからコンビ組んだんですか?」


「そうですね私が軍医官から戦術軍医になってそのときには大尉に昇進していたから将校でもあるということで身寄りのないエラを選びました。」


「選んだ?」


「はい彼女は戦争で両親を亡くして少女兵になっていました。彼女を初めて見た時はボロボロで自分の血か他人の血わからなくなるぐらい荒んでいました。彼女は助けを呼んでいました。けど誰も助けてはくれなかったのです。しかし私は彼女に同情しました。そしてこの機械島の風景を思い出したんです。私のようにこの世界に来て誰にも助けを求められない彼女を見て何か助けられないかと思いまして」


「佐々木さんはなぜ軍隊に入ったのですか?」


「話は短くなるんだけど、あっちの世界で自衛官やってたし,しかも軍隊しか選べなくて入隊するか息倒れるかの選択だったから迷わず入隊したよ」


「特務隊は希望なんですか?」


「希望だね特務隊を知ったのが第二補強の募集用紙を見たことかな」


「紙にはでっかくパイロット募集って書いてあったからそっからかな」


「そもそも最初は現場組じゃなくてサポート班だったから」


「格上げですか?」


「一応パラシュート降下できるし,特殊訓練も受けたし、そこのところは隊長は高く評価して現場組に入れたんだ」


二人は話をした。そこに息良いよく店のドアを強く開けるものが来た。3人組でガタイがよくマッチョマンという言葉が当てはまるぐらいである。


あの男勝りなウェーターが3人組と仲良く談笑している。

「あれか?」


「多分そう,目合わしたら大変なことになるから気をつけて」


「了」

二人はパルチザンぽい3人組が店から出ていくのを待った。3人組は仲良く話していたが会話の内容は聞き取れなかった。しばらくして,3人組は出て行った。二人も尾行を開始する。

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