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異世界戦記  作者: トマト
悪魔退治
82/200

悪魔退治 最後

「同業者ですか?」

神父の男性は3人に声をかける。3人は不機嫌そうな表情をする。


「いや、違う」


「そうですか、悪魔退治は初めてですか?。何やら悪魔から狂気と怒りが感じ取られます。何かされましたか?」


「いーや何も。ただ女の子とおしゃべりがしたくて挨拶がわりに銃ぶっ放したら、不機嫌になっちまったらしい」

黒瀬は皮肉を込めて言う。


「どうりで,これじゃ私1人じゃ倒せません。手伝ってくれますよね?」

神父は黒瀬に威圧的に言う。


「わかった。その仕事引き受けよう」

ジョン黒瀬と神父に割って言う。ジョンは神父に握手を求める。


「隊長のジョンスミスだ」


「黒瀬」


「僕が神代」


「神父のミハイルですよろしくお願いします」


「悪魔退治ってどうやってるんだ?」


「この悪魔はですね,こうやって倒すんですよ」

ミハイルはどこからともなく脇差くらいの剣を2本出した。


「お祈りとかしないの?。物理攻撃?」


「お祈りが効かないから物理攻撃なのです。ではいきましょう」

ミハイルは先頭を切って歩き出した。


「なるほどね」

ジョン達3人はついていく。瓦礫の中を進んでいく。悪魔は消え去ったかのように静かであった。


「いなくなったんじゃね?」

黒瀬は足元にあった小石を蹴る。コンコンと響く。


「いなくなっても地獄の果てまで追うのが私の仕事です」


「あんた本当に神父か?」


「神父ですけど何か」


「前方から悪気がしますね」

神代が言う。4人は前方を見た。ガタガタと瓦礫が揺れる。突発した音が黒瀬の背後から聞こえた。あの娘が黒瀬の背後をとる。


「くろせ!」

神代が言う。3人は離れる。


「俺の背後を取るのは10年早いぜ!」

黒瀬から影が出る。コウノトリ作戦の時とおんなじだった。影は娘を捕らえ抑えた。4人は離れる。が娘は影をちぎった。


ジョンはm1911で4発撃つが弾は娘の付近で止まり地面に落ちた。何かしらのバリアが張られていた。


「お前の影弱すぎね?」


「違うあいつが強すぎるだけだ」

黒瀬は離れ抜刀する。ミハイルは娘に刃を向け剣を振る。


娘はジャンプしたり。回転なのでよけた。息を合わせるかのように黒瀬も参加する。まるで打ち合わせしたかのように,息のあった、闘いを見した。だが娘も避ける。


「すばしっこいなこの子」

黒瀬は汗を拭いた。


「逃げてるばかりじゃつまんねぇーだろクソ悪魔」

と黒瀬は暴言を吐く。悪魔は挑発とらえた。


娘は次第に肥大化になり黒瀬が想像したどうりの悪魔になっていた。


「これこそ悪魔だろう!殺し甲斐がある」

黒瀬は刹那的に地面を蹴って直線に飛んで悪魔を切ろうとする。


「早まるな」

神代は言うが遅かった。悪魔は腕で刀を止め、そのまま黒瀬を放り投げた。黒瀬はまるで豪速球の球のように速かった。壁の方まで飛び、めり込んだ音がした。


「おーい大丈夫かー?」

ジョンが言う。


「腕の骨折れたんだけどそして俺の刀どこ?」


「そこにあるよ」


黒瀬は腕を回す。不死身の力を発揮して傷を癒した。


「よーし本気の黒瀬見せちゃおっかな」

黒瀬はその場で軽くジャンプをして首を回す。


「きみ死なないんですか?」


「いや、俺不死身だから」

黒瀬は笑う。そしてまた悪魔に立ち向かう。

それに続いてミハイルも悪魔に立ち向かった。


「おい神代魔術的なものちょうだい」


「そんなの無いけど。まぁこれなら」

神代は落ち着き、袖からお札を取り出し口元に人差し指と中指を近づけ呪文を唱える。


「急急如律令」

そう神代が言うと悪魔は動きを少し止め弱ったかに見えた。


「よしいいぞ」

黒瀬とミハイルは左右に分かれ,挟み撃ちする作戦に出た。

悪魔は黒瀬の方に右ストレートで殴るが黒瀬はしゃがんで避け右腕を斬った。斬った腕は消え,ガラ空きがになった右脇腹に剣を斬り裂くミハイル痛みにもがえる悪魔。黒瀬も左脇腹を刺す倒れた悪魔に頭や心臓に発砲したジョンm16の30発弾倉を一気にからにする。悪魔は消え,依頼主の娘が横たわっていた。

黒瀬は娘をお姫様抱っこした。


「一件落着」

黒瀬はジョンに向かってニコッと顔をした。


「きみ達強いね。今度一緒にお茶しないか?」

ミハイルが言う。


「まぁ機会があれば」

黒瀬が言う。次の日4人は高級店でお茶をして、交流を広げた。


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