悪魔退治2
車の中で黒瀬は映画エクソシストのテーマ曲を流して依頼主の家まで向かう。
「この曲やめてくれないか黒瀬」
「バイブスぶち上げでいきましょうぜ」
黒瀬はノリノリだった。ジョンは嘆いたを顔した
「黒瀬くん少し痩せたんじゃないか?」
「まぁ空挺だな、最後の想定訓練までやるとは思ってなかった。そしたら5、6キロ痩せた」
「てかあの綾瀬ってやつなんなんだ?」
「君のファンらしいよ」
「ファンにしては厳しすぎるだろ鬼を越えて閻魔大王だったわ」
黒瀬は腕を組み愚痴を言う。それを乗り越えた黒瀬に神代は拍手を送る。
依頼主の家に着く,小雨が降っていた。家の中で暴れているのではないかと黒瀬とジョンは心配する他所に神代は家のインターホンを押した。
「ベットとか部屋がガタガタ揺れてんじゃねぇのか?」
「冗談はよせよ黒瀬。余計に怖くやるだろ」
「あのーすいません後依頼主ーいらっしゃいますかー?」
依頼主はドアを開ける。依頼主は女性でその娘に悪魔が憑依したと言うことだ。
「映画のまんまじゃないですか?どうするんですか」
だがこの娘は,姿を消したと言う。神父を呼び悪魔祓いをしてもらったが,悪魔が取り憑いた娘はそのまま窓を突き破り逃げ出したと言うこと。
「じゃあ探し出して,神父に差し出せばいいってことだよな?」
黒瀬は依頼主が差し出したお茶を飲む。神代は浮かない顔をしていた。
「なんかあるのか?」
「陰陽師から言うとあんま、この先よろしくない読みが出てる。僕は悪魔祓いはよく知らないからこれしかいえないけど」
「もし無理そうだったら神父と一緒に探し出せばいいんじゃね?。そもそも悪魔の居場所どこ?」
「僕が探しとく」
「さすが陰陽師。じゃあ頼むわ」
3人は依頼主の家を後にして神代は陰陽師の仕事であった先読み、吉方読を利用した悪魔の居場所を探した。
「あの部屋って南西向きだったけどあるか?」
北東は裏鬼門であって鬼の出入りの方角であったからだ。
「それは陰陽師的な考えだからあまり深く気にしなくていいよ」
「神代、悪魔の居場所はわかったのか?」
「うんでた。この方向そう北東」
「鬼門じゃねぇかよ」