彷徨う森 最後
は車のライトや街灯とは違う何か自然とした灯りだった。火でもない。何かだ。
「ちょっと近づくんですか?少佐」
エラが止める。
「この森に変な家に妙な光,もうどんどこいって感じだ」
「これが異世界なんだね。きてよかったよ」
リチャードが言う。リチャードも佐々木についていく。何か憑依してるかに見てた。
「どうしましょう軍曹」
エラが困惑しトムに頼る。
「ここはいくきゃないでしょ」
特務隊は光の正体を確認する。
光の正体は妖精が発する光だったそれが無数にありまさに【幻想的】と言う言葉が当てはまる。
妖精たちは特務隊達を見る。驚いている様子はなく逆に呆れている様子だった。
「また人間かよ」
1人の妖精のため息が聞こえる。小さいくせに声の声量は人間と変わらないらしい。
「またって誰か来たのか?」
「あぁきたよ。車運転してたら迷ったからあんなんしてくれって。お礼もなしだ人間ってそんなやつばっかなのか?」
「残念だが我々もお礼の品は何もない。お礼の品っていうのはなんだ?」
佐々木が言う。
「甘いものだ」
特務隊はハテナの文字が浮かぶ。
「甘いもの?どんな」
「なんでもいい砂糖でも角砂糖でもなんでも」
特務隊は支給された。甘いものを全て差し出した。チョコにコーヒーや紅茶に入れる砂糖。クッキーにグミ、ドライフルーツ、和菓子など甘いものは全て妖精にあげた。妖精は集団生活ですぐに妖精達が寄ってきた。特務隊をあげた支給品を貪るようにとっていった。
「これで案内してくれるか?妖精」
「もちろんだよ旦那こんなにあるなら3年いや5年は暮らせるね」
「そうかよかった」
5人はあまり支給品の甘いものは好きではなくていつもお菓子大好き黒瀬かハンナにあげていた。
妖精についていく迷わずそして道にたどり着いた。
目の前に我々が乗っていた車が見えた。
「ありがとう妖精。これで帰れる」
「またこの森に迷ったら遠慮なく頼ってくれ」
妖精はそういい森に消えていく。
今回は不思議な思い出だった。家や妖精なども何枚か撮った。これは記録になるだろう。




