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異世界戦記  作者: トマト
彷徨う森
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彷徨う森

南部戦役が終わり,特務隊は本部へと戻る。そして三日後スーツを着た女性と鯀とフレイが来ていた。


「ご用件は?」

星野が言う。


「この度はご迷惑をお掛けしまして誠にすいませんでした」

スーツの女性は謝る。このスーツを着た女性こそ社長である今井さんである。


「ご迷惑をおかけした黒瀬さんはどちらにいらっしゃますでしょうか?」


「黒瀬少尉ならいま空挺団に行ってます」


「空挺ですか?」


「はい 基本降下特技を取得していないので」


鬼かあんたはとツッコミたくなったネイサン。グッと堪える。


「謝礼金という形で一件依頼をしたいのですが?」


「依頼ですか。内容は?」


「2週間前になるのですが、東の奥。鬼鹿田代という森で輸送していた。輸送車が行方不明になるという事故がありまして,それを調査してもらいたいのですが?」


「事件性はないのか?」


「可能性はあります。森を通る道は一本の道でして,行き来する際はこの道でしか使えないのです。監視カメラには入るのを確認できましたが出るのはまだ確認できていません。gpsで調べてみると輸送車は森の中にいるというのがわかりました」


「つまり,森の中で起こったと?」


「はい事故なのか事件なのかは行ってみないとわかりません」


「輸送車の中身は?」


「中身までは教えてはもらえませんでした」


「いくらだす?」


「このくらいでできますでしょうか?」

ジョンの給料5ヶ月分である。


「わかりましたとりあえず探してみましょう発見できなかった場合このお金は返金しますそれでよろしいですか?」


「いえこれは謝礼金ですので納めておいてくださいでは失礼します」


今井とフレイ、鯀は帰って行く。またどこかで会うような気がする。


「今回だれいかせます?うちのエースは空挺団行っちゃてるんであまり無理はできませんよ」

ネイサンが言う。

班を消耗しないように,各1人ずつ出すか,ジョンの判断で出すかそれ次第だった。


「みんな休みだし明日あたり言ってみるか」

この件は次の日に持ち越された。



次の日


ジョンは森への出動人員を決めた。


佐々木、リチャード、トム、エラ、永井の5人にきめた。


それ5人に連絡して,出動したのは次の日になる。


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