南部戦役 12 図書館
図書館まであと5キロとなったようやく半分進んだ。黒瀬と更科が戦車で合流するとは思わなかった。
「戦車の乗り心地どうだった?」
トムが言う。
「最悪だ気持ち悪い」
ここまでくると銃声は聞こえなくなっている。もう両軍とも疲れているのだろう。あと一押し今日で終わらせる予定だ。
「まだ11時だやれる今日で終われる」
ジョンが言う。
「隊長東側の敵部隊の攻撃が低下しています」
ガブリエルが言う。ちょうどここは北だ時期に弱くなるだろう。
「特務隊は前進を開始する」
「イェッサー」
62戦闘団は前に出る。裏から第10師団が回って首都を囲い込んだ。
「目的地まで後3キロここを曲がると近道です」
ライアンが言う。特務隊は路地裏に入る。
そして目的地である中央図書館へとたどり着いて周囲そして,図書館内を制圧した。
「後は本を探すだけ」
だがこの中央図書館は地上2階地下5階役100万冊の本が収納されていた。
「その中から探すんですか?」
「あぁもちろん時間はない。いつ敵が来てもおかしくはない」
「だったらこれを使う」
フェイクはキューブ状の機械を出す。
「なにそれ?」
ネイサンが言う。
「これはドローンと分析器を合わせた探索器自動で探してくれる」
フェイクはいいキューブを上に投げる。
2、3人慌ててキャッチしようとするが,キューブは自動で飛んだ。
「後はこいつが勝手に探してくれる」
早速キューブが動き出す。キューブについてく。
キューブは地下に下がる。
「マジか」
ネイサンは言う。
「ザイルならあるよ」
ガブリエルは言い。佐々木の2人で降りるようにロープを下ろす。佐々木はロープで作った即席のハーネスを作りエイト環にロープを通す。
「降下!」
佐々木は降りていく。それに続いてネイサンもatcにロープを通して降りる。ライトをつけ,キューブを追いかける。しばらくして,キューブは止まる。
「これか?」
一冊の本を取る。それはまさに我々が探していた本だ。
「よっしゃ!!!」
ネイサンは喜ぶもうこれで戦場にはいなくていいのだと。
だが,大きな地響きと共に、図書館が崩れそうになる。
「なんだよこれ」
「多分多脚戦車だ」
「なにそれ」
「戦車砲よりもでっかいもん載っけてるって池田が言ってた」
「誰だよ池田ってそれより脱出!!」
ロープの方まで向かう。急いで脱出をした。間一髪ってところだ。だが出ると外には多脚戦車を目にした。




