南部戦役 11 戦車
戦車は乗り心地は最悪だと更科はそう記録に書いてあった。
黒瀬はブレーキは強くて酔うと書いてある。戦車には動かしたことも乗ったことないが、2人がこのような記録するぐらいなのだからどうなのだろう。
「君たちは無線機を持ってるか?」
「持ってる小型だか」
「こっちの周波数を合わせろそうしたら無線での連絡ができる」
周波数を合わせ,ようやく池田との連絡ができる。これで声を張らずに喋れる。
「君たちの名前は?」
「俺は黒瀬,わしは更科」
と2人は自己紹介する。
「了解了解この先歩兵が隠れている。もしかしたら敵の中多と一個歩兵小隊規模の敵がいるかもしれない。我々はそこを叩く」
「なぁあのどでかい音ってなんだ?」
「あれは敵の多脚戦車だ。戦車のよりでかい砲を積んでるからだ」
「倒せるのか?」
「やってみなきゃわからん」
「車長!!300メートル先敵散兵」
砲手が報告する。
「操縦手止まれ!」
戦車はスライディングするかのように止まる。
慣性の法則で飛ばされそうになる2人しっかり落ちないように何かしらに掴まる。
「黒瀬。機関銃を扱ってくれ」
黒瀬は砲手に取り付けている汎用機関銃を操作する。
「使い方はわかるな?」
池田は言う
「あぁ大丈夫だ」
戦車の前を敵が横断する敵は気づかなかった。
「連装射て!!!」
車載機関銃と汎用機関銃が火を吹く。車長もキャリバーで射つ。
「撃ち方やめ。残弾」
「車載3568発」
「汎用機関銃残弾なし」
「了解黒瀬後ろのボックスに弾薬箱がある。そこからとれ」
更科が取り,黒瀬に渡す。黒瀬は弾を装填する。
敵一個分隊をやっつける。これ以上単車では前進できなかった。だがすぐさま、62戦闘団の機械化歩兵が前進開始していたのを確認できた。
そして特務隊も確認できた。
「君たちの分隊か?」
「そうだここまでありがとう」
「そうだなどこかでまた会おう」
戦車は小隊を連れて前進を開始した。




