南部戦役 7 エルフ達
「特務隊はこちらに駐屯されますか?」
大隊が聞く。
「いやもっと先の方に向かう。大隊は?」
「この先に防御陣地を構築して待機します。モンスターがでと言うことで気をつけて」
敬礼をして大隊は前進を開始した。
モンスターかとジョンは心の中でつぶやく。
「隊長どこにエルフ達いるんですか?」
「探しても見当たりません」
「そうだな私ならあそこに隠すと思うけど」
ジョンは指を指した方向は頑丈で城かと思えるぐらいの建造物だった。
「あそこは探しましたよ」
「たぶんあの様式だと地下室があると思うからそこを探したらいいと思うよ」
中に入る。天井とかは先程の戦闘で吹き抜けになっていたが、それぞれとして味を出していた。瓦礫が散らばっており,奥に行くだけでも時間はかかってしまった。
「たぶんこれだろう」
それは大きい金庫だった。
「またまた冗談を」
力が言う。
「いやこの下だたぶん逃げないように落とし蓋をしているんだろう」
力とトムで金庫を引っ張る。2人の力で余裕で金庫を退けられた。
「ちなみに金庫は何入ってるのかな」
トムは解錠しようとする。
「古いタイプのダイヤル式だ開けるのには相当時間かかるぞ」
ネイさんが助言を言う。
「だったら」
トムはソードオフバックを取り出しこじ開ける。
「お、空いたさすが俺」
「いやそれ無理矢理だろ」
黒瀬が言う。
中に大量の通貨が入っていた。多分この全滅した大隊の給料なんだろう。
「いいねいいね」
「でもこれドラマしか使えないじゃあ?」
「どこかで使えばいいんじゃない?」
「それよりエルフだ」
気を取り直して地下へ続く階段を見つける。
「私が戦闘ね」
ハンナが前に行く。トム、ガブリエルと続いていく。
階段を降り終わると。通路があった。電気が通っており,中に進む。そこには扉があった。施錠しており,開けられなかった。
「ハンナ頼む」
「りょうかーい」
ハンナはトレンチガンで開ける。地下に1発の銃声が響くと同時にキレた鎖も落ちる。そしてドアを開ける。
「エルフ達はいたか?」
ジョンが無線で言う
「あぁもちろんでもこりゃひでぇーよ」
特務隊全員思っていた。歳をとっても、容姿は変わらない。容姿端麗だ。それでいて亜人となると陵辱されてもしかはなかった。エルフ達は鎖や首輪で鎖に繋がっていて監禁状態だった。
「下半身裸の敵が10人いるがどうする?」
「着替えさせ,上に連れてきてくれ」
手を挙げた10人の敵が登ってくる。
「ささっと歩け!!!」
ハンナは銃剣を突きつけて言う。
「壁に一列に並べ!!」
ジョンが言う。
「佐々木。機関銃を貸してもらっていいか?」
「あ、はい」
ジョンにミニミを渡す。
「その銃私に貸してくれませんか」
申し出たのはエルフのフレイだった。
「いいのか別に手を汚す必要はないぞ」
「いいんですかしてください」
ジョンは承知して使い方を教えた。
「トリガーを引けば弾が出る後は反動を抑えるだけだ」
「お前らこれが捕虜に対するあつかいか!!」
ドラマの軍人の1人が言う。
「英雄でもなければ軍人でもない。ただの愚人。命乞いしろブタども」
ジョンが言う。そしてフレイはトリガーを引いた。ものすごい反動がフレイを襲う。ジョンはフレイを後ろから支えた。10人の愚人は倒れる。それでもフレイはトリガーを緩めなかった。気づいたら銃身は赤くなっており,弾もきれた。
「フレイ!フレイ!!」
ジョンが言う。フレイは正気を戻し,トリガーを離した。
愚人を埋め,車にエルフを乗せて村に戻った。




