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異世界戦記  作者: トマト
南部戦役
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南部戦役 3 村

歓迎ムードではなかったがそこそこ歓迎はしてくれた。ご飯も提供してくれた。だが白米でもなければ,パンでもない汁物ものだった。

フレイが美味しそうに食べるのを見て恐る恐る特務隊も手をつける。


味は初めて体験する味だった。これが異世界の味と思える。まぁ携行食やレーション食べるよりマシだった。


夕食が終わり,特務隊は村長の家へと案内された。村長の家はまるでツリーハウスのようだった。中は広く,特務隊全員入っても余裕でだった


「村長から大事な話があるので聞いて欲しいと」

フレイが訳した。


「円の遥々この村においでくださって誠にありがとうございます」

村長は日本語を話せたのだ。


「この村に移住して500何年私たちは穏便に暮らしてきました」


「今の村は,ならず者達によって村は荒らされ,若者も連れ去れました。どうか,この村を助けてはくれませんか」


「待て待て飯奢ってもらっただけで村を救うのはちょいと悪どいでは?。それにこの村から出ていけばいいのでは日本に入ったり」

トムが言う。


「そもそもエルフや人外,亜人などを追い払ったのは、日本人だ」

黒瀬が言う。


「追い払ったて?」


「日本が建国する際、幻獣や亜人、人外などが大勢いた。日本人は共存することなく,迫害対象とした。それに俺も迫害に参加をしている。もしかしたらあんた達の祖先もしくは兄弟を追い払ってこの手で殺したのも俺なのかもしれない」


「何をいってるんだ黒瀬」


「そうですよ兄貴。どうしちゃったんですか?」


「先輩....」


周りにいたエルフの顔つきも変わってくる。


「この村に移住させたのも俺だ。そして今困難に瀕しているのも俺のせいかもしれないだったら,償いをさせて欲しい」

黒瀬はいい村長の元に行く。ひざまついた。


「うーんどうします?」


「参ったなここで余計な戦力を使いたくはないな」

ここで急いで走ってくるエルフがいた。

何やら村長に話しているそして村長の焦りの顔がわかった。


「フレイ訳してくれ」

ジョンが言う。


「村にならず者が入ってきたって」


「わかった。だったらやってやろう」

力が言う。


「きたのなら仕方ないですね」

更科が刀を作り言う。


「いっちょやりますか」

ライアンが言う。


「皆戦う準備はできていますよ大佐」

フェイクが言う。


「特務隊。攻撃準備!!」


特務隊全員の野太い[オスッ]と言う声とともに行動を開始した。

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