故郷2
何分歩いたか分からないが風景は変わらず人にも合わずにいた。時間が過ぎていく過程で刹那的に俺の頭には[引き返す]の文字が段々と大きくそして濃くなってきた。
ちなみにだが気温は下がったのかしれないが低くなってきているような気がする。
「そいえば君の名前なんてゆうのかな?」
星野が口を開いて暇な時間を切り裂いた。
「わたしソラっていうんだ」
ソラは無邪気な笑顔で星野に向かって言った
「そうなんだ私は星野でこっちにいる人が」
「黒瀬だヨロシク」
黒瀬も微笑みでソラに返した。
しばらくすると建物の瓦礫に座っている男がいた
「俺が声かけるからここいてくれ」
とだけ伝え俺は男の方へ向かう。
ボロボロのタンクトップにしたは短パンなのかそれとも下着なのか分からない。そして汚れ近くによるとなんとも言えない臭いが漂い、ハエが男性の周りを飛び回っていた。
刹那的だがフラッシュバックで遠い記憶にもこんなのをたくさん見た覚えがる。
「おいここはどこだ?道とかわかるか?」
男性は小声で[ぁぁぁぁぁ]としか言わない。
「おい大丈夫かおい」
耳元で大きく言ったが返事はあああああばかり
帰ろうとしたその時男性が後ろから黒瀬の服と右腕を掴み
[かわらない!!!]と叫びも悶えてきた。
黒瀬が前に避ける時に男性は倒れ口から白い泡を出した。
「おい星野子供に見せるな早いく逃げるぞ」
星野は空の手を繋ぎすぐさま逃げた。
どのくらい走ったかは見当がつかない周りの風景もさっきとは変わっていなかった
息も悶え、あせもじんわりとかいた。