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異世界戦記  作者: トマト
転入者から休日まで
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休日

4月の第一週の月曜日となった日

土日何をしていたかを聞いて回ることにした。


なぜ聞くことなったのかそれは、戦闘報告以外にも特務隊の日常を記録してほしいからだと。


c班は東部出動となって不在。a班も次の出動に向けて準備していた。暇を弄んでるのはb班だけだった。

特務隊は,各班ごとの部屋を持っていた。とりあえず,部屋に入る。


「永井じゃん、おはー」

ハンナが挨拶をする


「おはようございますハンナ伍長」

挨拶を返す永井。


「おぉ軍曹。遊びに来たんか?」

トムが言う。


「いいえ,実は...」

永井は事情を説明した。b班はこの件を理解してくれた。


「なるほど休日の過ごし方ねぇ」

ゲームに熱中していた力が言う。


「お前はゲームだろ力」


「こんなんでいいんですか永井さん。スポーツとか読書とか“いい趣味”じゃないけど」

力が言う。


「いいと思いますよ。それに“永井”で大丈夫です」

永井が言う。


「永井って異世界から来たの?」

ハンナが言う。


「はい異世界?まぁ千葉県から来たんですけど」

永井が言う。


「そうなんだ。俺は福岡から」

力が言う。


「福岡ですか行ったことはないですけど博多ラーメンは食べたことがありますよ」

永井が言う。


世間話をした。裏からジャックが入ってくる。


「軍曹いたのですか」

ジャックが言う


「お邪魔しています」

星野はソファーから立ち上がりジャックに軽く会釈をした。



「気品あるね永井って失礼だけどいくつ?」

力が聞く。


「今は来て10数年経ちましたね来た時の年齢は15です」

永井が言うとb班全員が驚く。


「おいおいこいつ(ハンナ)なんて16だぞ随分と大人びているよ。班長としては永井とハンナ交換して欲しい」

トムが言う。



「え?なにそれ私が悪いの?」

少しキレ気味で言うハンナ。


「ハンナ怒んないで心沈めて」

力がなだめる。


「うるさいお前()は静かにしてろ」

ハンナが言う力はへこむ。


「なんか言ってくれよジャック」

ジャックに縋りよる。力。ジャックは何も言わずに困った顔をして,トムを見ていた。


「こっちを見るなジャック。子供のじゃれあいみたいなもんだろ」

トムが言う。


「で結局なんの話なんだい?」

ジャックが言う。


「土日なにをしているのか聞いてまわってるのです」

永井が言う。


「そうだな俺はドライブかな結構早い車に乗ってどこまでも行くね」

トムが言う。


「私は読書とランニングくらいですかね」

ジャックが言う。


「私は美味しいものを食べること」

ハンナが言う。


永井はメモに記録をする。お礼を言い部屋を出る。次はa班に向かった。ドアの前に立つと狂犬のように叫び続ける怒号が聞こえていた。永井は誰が発声してるかわからなかった。恐る恐る永井はドアをノックし部屋に入る。主は黒瀬とネイサンだった。野球中継を見ていた。野球に吠えているのだろう。


「あ、永井さん。用件はなんでしょう?」

星野が言う。永井は星野に説明した。


「休日ですか、私はカフェとか買い物ですかね」

星野は言う。


「であの2人は...」

永井は目線を2人に向ける。


「あまり気になさらなくていいですよ2人は野球が好きですから。ですよね先輩,曹長」

星野が聞く。


「あったりまえだろ星野なぁネイト」

黒瀬が言う。


「あぁそうだな野球にはホットドッグとコーラだ」

ネイサンが言う。


テレビ画面では2人が応援しているチームがホームランを打ち,2人は狂気の沙汰で吠える。


「大佐はどちらに?」

永井が言う。


「多分出張に出られているかと」

星野が言う。永井は部屋を後にした。


メモにまとめ他の班は後日聞くことにする。





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