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異世界戦記  作者: トマト
コウノトリ作戦
42/200

コウノトリ作戦 終わり

トムたちは地上へと戻るがしかし,戻った場所は

あいにくの更科とメイドが戦っている場所だった。更科の血があたりに散乱していた。


「そこまでだメイド!!」

トムと力は銃を構えて言う。

更科はトムたちの見て肩を撫で下ろす。


「メイドは私だけではない」

メイドが言うとメイドが上から3人降りてきた。

4対4となった。ハンナは銃を持った。


「ハンナ大丈夫?」

力が言う。


「大丈夫じゃなくてもここで負けたら終わりだから私は戦う」

ハンナは言った。


「そうだなそれこそ俺のバディだ」

力も戦うことを決めた。


「もう1人いるぞ」

上から声が聞こえた物が壊れる音がするとともに、人が落ちてきた。それはさっきまで綺麗な服装をしていたのに汚れと血がついた黒瀬だっだ。

そして執事も降りてきた。


「大丈夫か黒瀬?」

トムが言う。 黒瀬はへばって横たわっていた。


「あぁ大丈夫だ」

黒瀬は立ち上がり,服を叩いて汚れを払うそして刀を手に取る。


「こっからが本番だ」

5対5の対決が始まったのだ残り15分。



ネイサンとアレクはテオを連れて城を脱出した。

ヴォルフはそれを確認した。無線で通達する


「ヴォルフ達は撤収してくれ」

ジョンからの無線だ。


「全員撤収」

ヴォルフはそういい撤収したそしてOwlのところまで戻るトム班以外全員集まった。


「もし戻らなかったら我々は撤退する。いいな」

ジョンは発言した。全員特にトム班は覚悟を決めて突入している。それは皆わかっていた。置いていくことも考え始める。



「あたらないんだけどーーー!!!!」

ハンナは愚痴を言う。メイドはハンナが撃ったスラッグ弾を見事に避けていた。

敵ながらあっぱれってことかな?


「でもこれはどうかな?」

ハンナは胸についてるスピードローダーでバードショット装填した。バードショットとは鳥や小鳥を狩猟するための弾,小粒の弾を(数百)の弾である。

鳥を狩るかのように撃つが、逆にハンナが狩りとられるような形になった。メイドは接近戦を挑んできたのである。


「え?マジ?」

ハンナは一心動揺した。ハンナは一回引く。引いた途端。力からの機関銃掃射があった。結果は当たらなかった。


「くそっなんなんだよあいつらは」

力が言う。


「これは現代兵器は敵わない」

トムが言う。



「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるって言うけど疑わしいな」

力が皮肉を言う。


「お前ら血液くれ。もう限界じゃ」

更科が言う。




歴戦練磨のトム班もメイド達には手を焼いていた。ハンナはもういっぱいいっぱい。

力とトムも弾が尽きていた更科は貧血で立ってるのがやっとだ。


「黒瀬あれでやってくれ」

トムが注文する。


「あれかよ結構を使うんだよな」

あれとは黒瀬の妖刀である。黒瀬の妖刀は人の命を吸う。

その命を黒瀬自身で大切に扱えるし粗末にも扱える

まさに自由自在だ。

その命は黒瀬の強みである不死身と引き換えている防御である不死身を攻撃に変えることができたのだ。

今からそれを黒瀬は見せるのだ。


黒瀬は右人差し指と中指を刀の平地に触って刃先の方向に滑らせて刀を下に振った。液体が地面に垂れるそして地面に吸い込まれた。


黒瀬の足元から無数の影が出現してきた。その影はメイド達の影を追う。メイド達は不気味がって逃げ惑ったが,逃げることはできなかった。影を銃で撃つメイドもいたが効果ない。

瞬時にメイド達の行動を静止させたのだった。

飛んで回避しようとしたメイドも地面に叩きつけられるような形で静止した。

そして不遑枚挙の影は人のような物体となって現出したメイド達に襲う。

メイド達は泣き叫び,命乞いをしていた。武者のような形をした影は。メイド1人に寄ってたかっていたメイドは剣で戦うが影には効かない。

武者達はたかってメイドを刺した。

メイドはまるで剣山のように剣が至る所に刺さっていた。もう1人のメイドは。影は人や生き物も出現する。例えばさっき倒した魔獣とかも...

魔獣はメイドの足を噛みちぎった。メイドは叫んで倒れ込んだ。匍匐で逃げるが,影にとってはただの餌でしかない。最後にメイドの首を食いちぎる。影に飲み込まれたメイドもいる。1分もかからずに執事を残してメイド達は肉塊となった。

執事にも逃げないように足に傷を負わしておいてある。

そして影は黒瀬のところに消えていった。

トム以外は影を見たことはなかったので,声や言葉なでなくただ立っているだとなっていた。

黒瀬は執事に近づく。


「どうです?早く私の退職届を受け取ってくださいよ。そうしないとあなたも飲み込まれますよ?」

黒瀬が言う。黒瀬は笑っていた。


「待て黒瀬。こいつには聞きたいことがある」

トムが制止する。そしてトムは地下の写真を執事に見した。



「この培養槽に入ってるこの人たちはなんだ?」

トムはが言うが執事は黙秘だったトムは執事の傷口をナイフでいじって拷問をする。執事は痛がる。


「どうだ喋ったら助けてやる」

トムが言う。


「それはあんた達と一緒さ」


「城主が売るためにやってんだよ」


「売るため?人身売買か?」

トムが質問する。


「違う人身売買じゃない。兵器だ兵器。人間の形をした兵器だ」


「あれはたしかに人間だったぞ!!」

トムが言う。


「兵器なんて多種多様だろ?無人機だったりロボットだったり。人間だって不思議ではないぞ」


「君たちだって言わば兵器みたいな物だろう?不老で力があってそれに能力も持てる。それに憧れていた」



「憧れ?」

黒瀬が言う。


「私らはただの兵器。人格など持たない」



「兵器だというならどこに売りつけるのだ?」

トムが言う


「いろんなところさ,あんた達の日本にもこの世界全部にだ」


「なぜテオを誘拐したんだ?」

トムが言う。


「誘拐なんてどうでも良かったんだ。気づいて欲しかったのだよ特務隊に。特務隊がくれば気づいてくれるってだから誘拐した」



「ここにいた客は?」

トムが言う。


「あの客達は我々きょうだい達を売り捌いた商人や売人それに買い取った愚か者達だ」


「始末したのか?」

黒瀬が言う。


「いや、まだだだがもう少しで始末される」


「どうゆうことだ?」

トムが言うと爆発音とともに地面が揺れた。


「爆弾を仕掛けておいた時期にこの城は爆破される。逃げるなら今のうちだ特務隊」


「おいにげるぞ!!」

トムが言ってみな逃げ始める。


「黒瀬くん」

執事が呼び止める。黒瀬は何も言わずに近づくと執事は給料袋を黒瀬に渡した。執事は黒瀬のネクタイを掴んで引き寄せる。


「このことを伝えてくれ黒瀬くん」

執事は絶命した。


「わかったぜmaster」

黒瀬はその場をあとにした。


城の爆発は外からも確認できた。全員異変に気づく。城は瞬く間に火の車となった。


「佐々木。城の上でホバリングできるか?」

ジョンが言う。


「できますけど長くは厳しいです」

佐々木が言う。


「よし全員乗れ!トム班を救出する」

ジョンが言う。Owlは離陸した城へと向かう。



「おい下には降りられない」

力が言う。


「うえだ。上に行け」

黒瀬が言う。


「上ってなんもないすよ」

力が言う。でもついてくる。 トム班は上へと上がっていく。トム班は城の1番高い塔まで登っていた。


「これからどうする?」

黒瀬がトムに言う。


「やるべきことはやった後はただ待つだけ」

トムが言う。気のせいか火の勢いは強くなっているような気がした。城も徐々に崩れ始めていた。


「もう終わりだ」

力が諦めて言う。その時Owlがトム班の目の前に来たのだ。音はなく静かだった。後部ハッチが解放された。


「乗れお前ら!!」

ネイサンが言って手を差し伸べる。


ハンナから順に更科が力トムと乗っていた。


「先輩!」

星野は黒瀬に手を差し伸べる。


「ありがとう星野」

黒瀬は手を握った。


全員搭乗したあと城は崩れ去ってまたでかい爆破を繰り返した。トムは写真に収めていた。忘れないようにするために。そしてハッチが閉まる。


トム班はヘトヘトだった。黒瀬は人目を気にせず大の字になって横になる。


「あれって何人の生贄を使うんだ?」

トムが言う。


「いやわからないそんなには使ってないと思う」

黒瀬が言う。


「あれってなんですか?」

星野が言う。


「影を操るんだよすげぇーぞ。今度みしてもらえよ」

力が言う。


「大佐なんで90分以内に救出だったんだ?」

トムが言う。



「爆弾を仕掛けられてるのは知らなかった。だがこの紙でな」

ジョンは一枚の手紙をポケットから出した。


それは執事が書いたと思われる依頼書であった。城の秘密を暴いて欲しいのと,子供の救出だった。そのことが書かれていた。


「って最後の一行に90分以内に脱出してくれって書いてあった」

ジョンは説明した。


「で帰ってから何する?」

黒瀬がジョンに聞く。


「もうすぐ4月だ。昇任と転入者の紹介をする」

ジョンは言う。


「了解」

黒瀬はそういい。窓から外を見た。まだ城は燃えているのが確認できた。1ヶ月間働いた場所は簡単に崩れていた。空虚のようだった。


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