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異世界戦記  作者: トマト
コウノトリ作戦
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コウノトリ作戦 残り30分

時間は残り30分を切った。城内を歩き周った黒瀬は疲れの表情を出していた。

城内の裏の方、厳密に言えば南東方向に本当に小さい勝手口があるのを確認した。警備兵はうろついてはいなかった。人の出入りではなく、物の出入りだけに使用した。

後はここにネイトたちを呼べばいい黒瀬はまた中へと戻る。

警備兵たちがより一層警戒しているのが見てわかる。俺はメイドたちしか知らない抜け道でネイトたちを探した。黒瀬は耳をすまし壁伝に音を聞く。遠くの方から足音と銃声が壁から来るのを聞きたすぐさま黒瀬は音がした方向へ向かった。



ネイサン班。 最初、警備兵は追いかけてきたが銃で対処していたらいつしか魔獣に追いかけられていた。アレクが走って,ネイサンが魔獣に向かって撃つ。次にネイサンが走ってアレクが撃つ。繰り返し繰り返しの作業だ。


「曹長そろそろ弾がつきそうだ」

アレクが言う。


「後何発だ?」

ネイサンが言う。


「これで最後のマガジンです」

アレクは最後のマガジンを装填した。


「俺も後20発ぐらいしか残ってない拳銃はあるか?」

ネイサンが言う。


「ありますけどこいつらには効かないですよ。もし無理そうでしたらtntで吹っ飛ばしてくださいよ」

アレクが言う。


「それは最悪の事態の時に考えとく。今は出ることだけ考えろ」

ネイサンが言う。


「イェッサー」

アレクが言う。


アレクとネイサンのメインウェポンの弾が尽きる。


「迷い構わず走れ」

ネイサンは言って走る。それにアレクもついていく。

ネイサンはものすごく早かったテオを後ろに抱えてそれに装備をつけてあの走りは並大抵ではないとアレクは思った。魔獣も早くなる。そろそろアレクが食われそうになる。


「クソあっち行け,バカ犬!!」

アレクは後ろに向かって何発か拳銃の弾を発砲した。アレクの拳銃が魔獣にとられる。


「拳銃を取られた」

アレクが言う。


「いいから走れ」

ネイサンが言う。ネイサンはこの時tntで吹っ飛ばそうと少し考えた。その時前に人が見える。

ネイサンは拳銃をそいつに向ける。すぐに正体はわかった黒瀬だっだ。


「クロちゃんーー!!」

ネイサンは叫ぶ。


「黒瀬少尉」

アレクも呼ぶ


ネイサンとアレクは黒瀬の後ろで立ち止まる。


「無事だったから黒瀬」

ネイサンが言う。


「ネイトもアレクも無事だったんだなそれに君も」

黒瀬はテオの顔を見た。テオはひどく疲れていた。


「この先に裏の方に,櫓があるその櫓の下に小さい勝手口があるそこから出られる。だが入り口は小さいから気を付けろ」

黒瀬は説明する。


「お前はどうするんだ?」

ネイサンが言う。


「更科とトムたちを救いにいく」

黒瀬が言う。


「気をつけてな」

ネイサンは言い黒瀬の指示どうりの勝手口まで向かう。


「黒瀬少尉だけでいいんですか?」

アレクが言う。


「あいつは強い。軍人とか軍師とかの強さじゃなくてスーパーマンみたいに強さの次元が違うんだ」

ネイサンが言う。

黒瀬は魔獣との相手をした。

3頭魔獣が2頭1組で同時多重攻撃を仕掛けてきた。あまりの1頭はボスと見られる。

だが俺には関係なかった。強さを知らない青2歳だっだ1頭は上から左腕を狙いもう1頭はしたからきた。黒瀬は上からきた魔獣を,刀で串刺しにした。刀を下に振り,胴体を解剖するかのように魔獣の内臓がカーペットに広がり死んだ。

もう1頭は右腕を噛もうとした瞬間右脳から刀が刺さる。

魔獣は下に倒れる。拳銃で頭を撃ち抜く。10秒もかからないで2頭がやられる。ボスの魔獣は唸って牙を見したが黒瀬にとってはどうでもよかった。

正面から飛んできた魔獣を黒瀬は横に抜刀をし,魔獣を切った。魔獣は横に真っ二つとなった。

1ヶ月間この城で働いたせいでカーペットの汚れと,服が汚れたことが1番腹が立った。

更科のところへ向かうが黒瀬の正面に執事が立っていた。


「本日をもってここを辞めさせていただきます」

黒瀬は刀の刃先を向けて言う。


「ここの正体を知ってしまった限り,死んでやめてもらう」

執事は言う。


「俺不死身なんで死ぬのはmaster貴方だ」

黒瀬が言う。


「そうか」

執事はバンテージを巻いた両手の関節を鳴らして軽く飛んだり準備運動をした。


「さぁやろうか黒瀬くん退職祝いだ」

執事は瞬間的に黒瀬の隙のある左下まで向かってきた。そして右フックを黒瀬の頭に打つ。

黒瀬はこの瞬間移動を予想はしていなかった。避けられずただ左手でガードするしかなかった。

執事もただの人間ではなかった。ガードした黒瀬は右側にあった壁を突き破って飛ばされた。象に突進されたぐらいの強さがあった。腕も骨折か粉砕した痛みがあったが不死身の能力で元に戻る。

間髪入れずに,上から黒瀬にめがけて左ストレートを打ち込む。

黒瀬は瞬時に避けて,弾を2発撃つ

執事は弾を掴んだ。まるでソフトボールを掴むかのように,執事はまた黒瀬の下腹部あたりまで近づく,黒瀬は刀を振りかざすが執事はそれを見越しての攻撃だっだ。執事は避け,黒瀬に右フックをうつ。見事に黒瀬腹部に当たる。

黒瀬は内容物を吐いて飛ばされる。そしてまた壁を突き抜けた。一瞬気を失ったが正気に戻る。

黒瀬は霞の構えで相手をする。黒瀬が振っても振っても執事は避ける。執事からのパンチも黒瀬は避ける。執事は組手甲冑術みたいに,黒瀬の刀特有の隙を狙ってくる。


「君は大振りすぎるね,だから隙が多い」

執事はカウンターのように次々とパンチを打つ。

黒瀬は一歩引く。手で血まみれの鼻と口を拭く。

頭もガンガンしてくる目の前もぼやけてる。集中力が切れ始めてるのだろう。


「調子に乗りやがって」

黒瀬は苛立つ。黒瀬は刀を床に刺すそしてファイティングポーズをとった。


「やっぱり拳で語り合うのが1番だろう?」

黒瀬が言う。

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