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異世界戦記  作者: トマト
南部事件
34/200

犯人を取り押さえろ!!

最南部の街アンタルヤ。海を渡れば国外に行ける。貿易港があるでかい街だ。

事件発生から3日の昼。e班はアンタルヤに到着した。

煙突や蒸気に溢れかえっていた。高機能な蒸気機関で動く乗り物ばかりで,ガソリン自動車は目立つものとなっていた。

星野は衛星を立ち上げ,事件発生から次の朝までのアンタルヤ上空を録画した映像を見た。


「どう見つかりそう?」

アクマが言う。


「これは簡単ですねすぐ見つかりました」

星野が言う。星野はパソコンの画面を見した。

犯人はガソリン車だったから手間は取らなかった。


犯人の車はこの通りを走行していた。そして裏道に入り,車を止め外に出た犯人はフードを外したが顔は確認できなかった。犯人はどこかに電話をしていた。


「携帯の画面までアップできる?」

リチャードが言う。


「出来るだけ限界まで寄ってみます」

星野は寄せたが確認はできなかった。衛星の録画もここで終わっていた。

そしてe班は裏道に来た。ここで一昨日ぐらいにかけたがどこにかけたのかはわからない。


「あそこに声かけて見ますか?」

あったのは裏地にあるバーであった。まだ開店はしてなかったがドアをノックするとマスターが出た。


「すみませんが捜査に協力してもらってもいいですか?」

リチャードは軍人手帳を見せる。マスターを驚いた顔をしたが捜査には積極的だった。


「黒いコート着た人ねぇ〜あぁ来てたなんか安いホテルを探していたらしね俺に聞いてきたんだよ」


「でホテルとかは案内したのか?」


「友達がやってるホテルを紹介してやったよ俺のことを言えば安くなるって言ったよ。2杯か3杯くらい飲んで店を出たよ」


「男なのか女どっちだ?」


「あれは男だったね。あと南部出身ではなかったよ」


「なんかわかるのか?違いとか?」


「ここら辺のムース料理を初めて見たって言ってたからな」


「他にはあるか情報?」


「あとわからないけど右手に刺青か傷があったよ」


「ありがとうマスター」


「軍人さんが捜査なんてなんかあったのかい?」


「いやそんな大事な事件ではない」


リチャードは店を後にする。


「アレクここのホテルに向かってくれ」

地図で示すリチャード


「ここに犯人が?」

アレクが言う。


「かもしれないな」

リチャードが言う。


バーから1キロぐらい離れた場所にあるホテルだ。

ぱっと見ビジネスホテルみたいだ。アレクは裏の入り口に車を止めた。リチャードとアレク,ライアンでホテル内に入った。


リチャードは事情を説明した。


「この前【マスターの名前】を言って宿泊した奴はいるか?」


「そのお客様でしたらまだ宿泊されてると思います」


「部屋の場所だけ教えてもらってもいいかな?」


「ですがこれは個人情報になりますのでそれか面識はおありなのでしょうか?」


「実は我々こうゆうものだから」

3人は軍人手帳を見せる。


「かしこまりました。しかしホテル内での発砲はお断りさせて戴きます」


3人は犯人の階に行った。恐る恐るゆっくり近づく。ライアンはホテルから制服を借りて、ホテルマンとして,ドアを開けさせる作戦をした。


ライアンは部屋をノックした。


すると部屋の宿泊者はドアを開けた。すかさずリチャードはドアを掴んで無理矢理こじ開けるかのように部屋に入る。そして,犯人を取り押さえる。尋問するかのように聞く。


「ホテルでの一件お前だな?」

リチャードが言う。


「あぁそうだ俺がやった」

犯人はそう言った。


「だったら一緒に来てもらうか?」

リチャードが言う。

だが犯人は強引に関節技を解いて,リチャードは飛ばされ,ライアンとアレクは蹴飛ばされ廊下まで飛ばされた犯人は部屋から飛び出して裏から出た。

3人は瞬時には動けなかった。人間ではない力で押された。


「アクマそっちに向かったぞ」

リチャードが無線で言う。


「2人とも大丈夫か?」

リチャードが言う。


「俺は問題ないだがライアンは」

ライアンは頭を強く打ち失神していた。頭から血も出ていた。


「アレクは救援を呼べ,俺はあいつを捕まえる」

リチャードはそういい飛び出した。

ライアンは綺麗な布でライアンの頭を押さえる。


「犯人来るってよ」

アクマが言う。


「わかりました」

星野は気を引き締める。


犯人は窓を突き破って落ちてきた。破片が2人の下に降ってくる。2人は避けたが犯人は車の上に立っていた。星野は銃を向ける。犯人は星野に急速に近づいた。星野は撃つことはできなかった。


「動くな」

アクマがそう言うと犯人は空中で固まった。

アクマの特殊な能力である。物体を浮遊または空中で固定もできる。


「ナイスですアクマ」

星野は固定されているうちに犯人に手錠をかける。そして3人も戻ってきた。


「よくやったぞアクマ」

リチャードが褒める。


「リチャードこれ」

アレクは部屋にあった渡辺少佐が渡すはずだった本を渡す。


「こいつには聞きたいことが山ほどある。お前の雇い主は誰だ?」

アレクが言う。



「それを言っちゃおしめぇよお前らに教えてやる犯人は俺だけじゃねってことをな」

犯人は不気味な笑みをこぼす。


「他にいるのか?」

リチャードが言う。


「あぁこれは序章に過ぎない。面白いことが沢山ある。特務隊はどうするだ?」

犯人は言う。


「あと一つオスカーって奴は知ってるか?」

リチャードが質問する。


「知らないな」

犯人は言う。


我々e班は犯人を警察へ届けた。軍の尋問があったが犯人は奥歯に忍ばせていた毒を服毒した。結局のところ黒幕は分からなかった。多分似たような事件がまた再発する可能性がある。



星野の携帯に電話がかかる。


「はい、星野です。はいわかりました」


「大佐からです今すぐ本部に集合だそうです」


「え今から帰るの?」


「いえここにヘリを向かわせてるそうですなんでも特務隊全員で参加する作戦だそうです」

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