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異世界戦記  作者: トマト
南部事件
33/200

犯人を追え!!

犯人を滅多刺しにすることにしたe班。


まずはホテルの防犯カメラを確認することにした。映像は警察,憲兵などが確認済みだったがe班も確認する。ホテルマンもまたかという顔をしていて呆れていたが,映像を見してくれた。


e班はモニターを凝視する。捕まえるためだったからだ。がロビーも渡辺少佐の部屋の階もどこにも怪しい人物は映ってなかった。


「これは分からないね」

ライアンが言う。


「警察も軍人さんも分からないって言ってましたよ」ホテルマンが言う。


「じゃああれだな」

リチャードは立ち上がり,ホテルマンにマスターキーも貰う。


「どこへ行くんですか?」

星野が言う。


「部屋だ。もっと上の階」

リチャードはそう言う。皆で爆破事件階より上の階に向かう。リチャードはあっちこっちの部屋を開け始めた。しばらくすると他の4人を呼んだ。


それは爆破があった部屋から,4回上の部屋だった。


「えなんかあるんですか?」

ライアンが言う。


「おいみんな見てみろよこれ」

リチャードが指で指し示す。

それは何かしらの荷重がかかって変形していた。


「だからなんです?」

ライアンが言う。


「これはラペリングした後だよ」

リチャードは説明する


「中からじゃなくて外から犯人は侵入したんですか?」

星野が言う。


「多分そう」

リチャードが言う。



「どうやって入ったんだ?」

アレクが言う。


「入った理由はわからない。なぜなら爆破で窓の枠ごと吹っ飛んだからなそれを見越しての侵入だったのだろう」

さっそくホテルマンにラペリングした部屋に泊まっていた客のリストを持ってきてもらうことにした。だが爆破当日,昨日ともに誰も泊まってなかった。


「また振り出しかいな」

アレクが言う。


「いやカメラもう一回見ましょう」

ライアンが言う。



戻り,カメラを見た。そして黒いマントを被った人物が部屋の鍵を開けていた。

まさしくこいつが犯人だった。犯人は部屋に戻ることなく,たぶんそのままホテルを後にしたのだろう。カメラの映像を早戻しして,犯人がどの部屋から出たのか調べることにした。ホテルマンは犯人が泊まった部屋の名簿をリチャード達にあげた。


だが名前も住所もデタラメだった。


「また振り出しかいな」

アレクが言う。e班はホテルから出た。


「どこにいるだよ!!!!」

アクマが叫ぶ。

みんなが諦めていたがリチャードは諦めてはいなかった。衛星電話をどりだし,誰かと連絡をしていた。

「誰に連絡するんですか?」

ライアンが言う。


「ヴォルフ少佐にだ。衛星で捜索するから」

リチャードはヴォルフに連絡をする。


「少佐?あ...はい怪我はドクが治してくれました。で衛星を何個か貸してもらいたいんだが?え?全部?了解です」

電話を切る。


「少佐は太っ腹だ特務隊が所有している衛星を任務が終わるまで貸してくれることだ。」

さっそくパソコンを衛星と連動して起動させる。

衛星が記録したのをさっそく見る。


パソコンの画面には爆破前日のホテル周辺の映像が流れている。犯人はラペリングで渡辺少佐の部屋に侵入し,そのままどこかへ逃走している。


「どの方向に向かっている?」

リチャードが言う。


「多分これはもっと南西から南方向に逃走しています」

ライアンが言う。


逃走者は南部の重要都市【アンタルヤ】向かったと見られる。


「e班はアンタルヤに向けて全身を開始する」

リチャードがそういい。e班は向かった。

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