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異世界戦記  作者: トマト
鬼退治
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鬼退治5 ラスト

鬼を追い詰める。鬼を残さないために。鬼は足が速かった。


冴月達は軽快に山を登っていく,d班も負けじとついていく。でもウサギと亀のような構図であった。山の中腹についたところだろうか,木々が生い茂って,空からの光が少なくなっていた。


数百メートル先で冴月達は走るのをやめ,歩き始めた。どうやら鬼の巣を見つけたらしい。

先頭にいた佐々木も他の3人に手信号で合図した。佐々木は弾倉の残弾を数える。

d班は冴月のところまでくる。そこに追いかけいた鬼はいなかった。子供が堂々と座っていた。そこら辺にいる子供とは違った何か別の雰囲気であった。

あれが本当の鬼,【頭領】だ。童子呼ばれるのも無理はない。冴月は何も言わずに切っ先を向ける。

この鬼は虫例えれば女王蜂であり,殺さない限り、また眷属を作ることだと言う。


「きましたか」

童子は威圧的な態度で言う。さっきまでの鬼たちとは比べものないと佐々木は見えた。


木卜や酒々井などが斬りかかるが、力で押される。


2人が押された時、佐々木とウィリアムは銃口を向け,発砲する。弾倉に入ってた残りの弾を一気に消耗した。鬼は弾を軽々避ける。現代兵器では敵わなかった。


「これは無理だ」

佐々木は弱音な発言をした。そうすると,更科は勢いよく,佐々木の後ろから飛び出して,血で構成した,剣を童に斬りかかった。だが童子も油断していたのか少し反応が遅れたかに見えた。

童子は更科の剣を片手で掴んだ。


「君僕と同じ匂いするね?何者?」


「わしは吸血鬼だがお前とは違う」


「いいねいいね何人殺して血を吸ったの?眷族とか作らないの?ねぇねぇ」


「やかましい!!」

更科はもう一度ど剣を振るがかわされた。冴月,金田,古渡も参戦したが,手玉に取られるような形だっだ。


更科は一旦引いて,佐々木に耳打ちをする。


「あいつを倒すには人が足りない一旦引こう」

更科が言う。佐々木もそう思ってた。佐々木とウィリアムはもう戦力外,更科らは太刀打ちできなかった。



フェイクは童子の脳に入る。脳を少しいじった。

童子の顔や性格などを知った。だが普通の人ではないので,操作はできなかった。

童子はフェイクに何かしたらの力があると思い,攻撃はしなかった。


童子は飛んだ。そして何処かへ行った。追う事は出来なかった。


「また逃したな」

金田が言う。


「またって?」

ウィリアムが言う。


「何度も何度も何度も追っている鬼だ」

金田が言う。


「今回も負けましたねまた一からスタートだ」

冴月が言う。


何とももどかしくなっていた。d班と冴月達は,山を下り,また栄えてる村へと戻る。夜は皆で酒を飲むことにしたが,あの店は出禁となっていた。



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