c班
土曜日の深夜 短めですかあげました。
今回は短い話である。a班が現場に行く中,
我々は北方の機密データを盗んで,独自のルートで研究所と本を探すことにした。
「少佐。こんなことしていいんですかね?」
瀧はパソコンを操作しながら言う。
独自の操作なので見つかれば軍法会議ものである。
「そう戸惑うな,特務隊はこの事を知っている安心して仕事に集中してくれ,だがミスはするなの慎重にな」
ヴォルフが言う。
「北方の監視カメラのアクセスコード侵入できました。」
エラが言う。
「よしモニターに写せ」
少佐はエラに指示をした。
「はーい」エラがエンターを押すとそこには北方全域の監視カメラの映像が映し出された。
「いいねーこうやって裏でこそこそしてるとゾクゾクする」
ニヤニヤしながらヴォルフが言う。
「ですが少佐,なぜ防犯カメラを?」
瀧が少佐に聞く。
「人の行動を全て監視する。どの家に住んでどの駅に降りて,どの会社に行くのかそれが知りたい。研究所にも必ず通勤している人がいる。研究者を見つけ,それに我々だけで本を見つける」
「しかし,少佐。それでは時間かかりますよ?」
ガブリエルが言う。
「いいか,3人とも。そもそも特務隊迅速かつ適切に研究所を見つけたり,本を見つけたいとは思っていない。それにだ,新城大佐やジョン大佐はそんなには任務遂行は求めていない」
ヴォルフが言う。
「え?なんでですか?」
瀧が言う。
「少佐,特務隊は何をするのですか?本を見つけるために,特務隊は設立したんでは?」
ガブリエルが少佐に問う。
「それは特務隊先代の話だ。大佐に聞かないと本当の理由はわからない」
ヴォルフが言う。
「こっからの話私の予想だが,本を見つけるのは異世界人を解放させれるのだが,それを良いとは思わない連中もいると思うんだわかるだろ?」
ヴォルフが言う。
3人は軽く頷く。
「その気に食わない連中をどうするかは新城大佐と隊長しかわからない。今の話は私の独り言であって,皆は聞いてないな?」
「はい」
3人は返事をした。
黙認しろと言うのだ。少佐はもうわかっていた新城の目的を。
「では監視を続けようか」
ヴォルフが言う。
「あれってa班では?」
瀧が言う。
防犯カメラの一つに見覚えのある装甲車とネイサンらしき人が手を振っていた。
「そういえばb班に本のことを伝えてないのですか?」
ガブリエルが言う。
少佐はオスカーにビルとは別件で依頼されていたがしかし,捕まったことによりその任務は達成できてはいなかった。
「大丈夫だガブ。b班に伝えている。だが」
だがでとまる少佐。
「オスカーが差し向けた,イェーガー【猟犬】に注意した方がいいな」
「そのイェーガーってなんですか?」
瀧が聞く。
「オスカーが飼ってる犬たちだよ。男女関係なくオスカーが気に入った者たちのことを言ってた私もいっときオスカーに飼われてた」
「オスカーって男?女?」
エラも聞く。
「それがわからない。正体を見たことはないからな」
少佐は言う。
「そいつらって強いんの?」
エラが興味本位に聞く。
「エラは屈強だと聞いたが,互角かそれ以下だと思う。」
続けて少佐は説明する。
「いずれオスカー達とは対等することになるだろうな」