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異世界戦記  作者: トマト
少佐から武装学生まで
21/200

総力戦

これから休み日に投稿になります。

毎日は投稿できません。あしからず

国境までは雪深いため,そりで進軍する。

「あゝ〜〜頭いたい〜気持ち悪い〜目が回る〜」

黒瀬は先頭を歩きながら黒瀬は言う。


「だらしないぞ,クロちゃん。バスリを見てみろ」

ネイサンは言う。


ネイサンが言ったどうりバスリは二日酔いに悩まされていない顔だった。


「あんた、まだまだだったな」

バスリが顔を後ろに向いて黒瀬に言う。


「うるせぇお前が上戸の化け物だけだ。俺は普通より上だ!」気分悪そうにして言う黒瀬


「hahaha,【大人しく負けました】って言ったらどうだ黒瀬」

ジョンが言う。


「バスリさんに勝ったことあるんですか?」

星野は言う。


「一回もない。いや何回か記憶が飛ぶぐらい飲んだことあるからわからない」

黒瀬がいう


「次こと絶対に勝つからな覚えてろ」

黒瀬は言う。


「星野様。バスリ様と黒瀬様は何を言い争ってるのですか?」


「あぁうーん大人になったらわかるよ」

星野は苦笑いしながらニーノに言う。


突然先頭にいたバスリが足を止める。

「どうしたバスリ」

ジョンが言う。


隊の目の前にビックサイズの足跡が西から東へと向かい藪の中に入っていたのが確認された。

「なんの動物ですか?」

星野が言う。


「デケェ動物なんでしょ?」

黒瀬が言う。


「いやこの足跡。バジリスクかもしれない」

バスリが言う。


「幻獣じゃんそれにあれ蛇だろ?」

黒瀬が言う。


「まぁここでは獣だ。蛇ではない。2、3メートル以上はあるねぇ」

バスリが言う。


「まじかよ」

ネイサンが言う


「足跡からにしてまだ新しいな」

ジョンが言う。

軍隊経験者での予想である。


「ここらへんうろついてるってことか?」

ネイサンが言う。


バジリスクの習性は群は作らず,単独行動である。雑食で木のみが主食である。秋には川魚で冬は鹿や小中動物を襲う。


「人は襲うのかい?」

ジョンは言う。


「バジリスク次第,腹が減ってたら襲うね」

バスリは言う。


「とりあえず国境付近まで歩いて急いで廃村に入ろう」

ジョンが言う。


バスリは先頭を走る。板を滑らせ 坂を滑降する

ストックを巧みに使いこなし,前に行く。


後を追うように必死になってついていく特務隊員とニーノ。昼前ぐらいだろうか,目的地まであと半分ぐらいのところで小休止をすることにした。


保温用の水筒に入れたコーヒーをみんなで飲んだ。

「ニーノと私はこれだね」

と星野はニーノにココアが入ったコップを渡す。


「ありがとうございます」

ニーノは言い。星野からカップを受け取る。


星野もニーノの近くに座る。

「大丈夫?寒くない?」

と声をかける星野。


「大丈夫です。星野様が入れてくれたココアであったまりました。」

ニーノは言う。


「様なんていいよ」

星野は言う。


「いいのですか?」


「うんいいよさん付けで」


「じゃあ星野さん」

と二人は仲良く談笑していた。


「こりゃ明日筋肉痛だよ」

ネイサンが言う。


「軍曹が何へばってるんだ?」

とネイサン元へ来た黒瀬。


「お,来たなクロちゃん。二日酔いは治ったのか?」言うネイサン


「見ての通りだネイト,ピンピンしてるだろ」 


黒瀬はその場でジャンプして踊る。


パウダースノーが倒れた木に腰掛けているネイサンの全体にかかる。


「やめろやめろ雪かかるおい!」

ネイサンは手で雪を救い黒瀬の頭にぶん投げた。


「冷た!!!?!」

驚く黒瀬。予想はしてただろうと思ってたネイサンだが予想以上の驚きに笑う。


「オメェーも食いやがれ!」

まん丸に作った雪玉をネイサンに投げる。がネイサンは軽くいなす。


「なんだと!?」


「黒ちゃんも意外と反射神経遅いんだね」


「うるせぇ手加減してやってんだ」

逃げるネイサンを追う黒瀬。


「おいおい静かにしろって,雪合戦しに来てねーんだぞ」

ジョンが言う。注意はするが止める気はない。

二人が争ってるところを見たいからだ。

「今日の午後には到着する」

バスリは地図を見ながら言う。


隊は再び前進する。厚い雲が太陽を遮り、始める。動いてるせいかそんなに暑くないが疲れが出て来た。山を登りき,平地が見れた。そこに廃村はある。

「あそこだね廃村」

バスリが言う。


「いつから廃村に?」

ジョンが言う。


「結構最近だ。バジリスクと戦闘民族の襲来によって、村人は逃げたよ」


「ふーん今日はあそこに泊まるのかい?」

黒瀬が言う。


「だなこの時期でも凍傷しないで過ごせるぐらいの装備は持ってるからな心配するな」

ネイサンは言う。


「だったら安心だな!?」

黒瀬が言ってる同時に,プロペラ音が聞こえて隊の頭上を何かが飛んだ。

「リーパーだ!!」

ネイサンが叫ぶ。


「何リーパーって?」

黒瀬が言う。


「無人機だ,敵のか?」

全員は草むらに隠れる。

「まぁサーマルセンサーあるから無意味なんだが」

ネイサンが言う。


「多分あれは,うちのだ。多分c班だ」

ジョンが言う。


西南司令部内 【リーパー操縦室】

   「特務隊a班確認できました」

 ウィルがモニターで操作しながら言う。

「いたいた誰か手振ってるね黒瀬くんかな?」

操縦士の佐々木が言う。


「あそこにミサイル撃ち込んでいい?」

更科が言う。


「ダメだよお嬢。みんな死んじゃう。今回の目的は研究所探すことだからあまり戦闘はよくないよ」


「じゃあ街全部の建物に撃てば早く見つかるだろ?」


「そうゆう問題じゃ...とにかく戦闘はダメ,ミサイルもダメ,殺しちゃダメ」


「わかったわよ今回は我慢してやるわ」

心の中でほっとする佐々木,

「廃村一体捜索できるか?佐々木?」


「後ろからフェイクが指示をする」


「この一帯。八の字飛行します。ウィルセンサーで撮影して」


「了解大尉」


ウィルはリーパーに備え付けてある。サーマルセンサー起動して,あたりを見回す。


「森林だらけですが熱源反応なし廃村にも反応なし。a班から無線です」

ウィルが言う。


「こちらcliff頭上偵察ご苦労,反応はあるか?」


「こちらレックス反応は確認されていないもう少し飛んだほうがいいか?」


「その必要はなし」

「了解」


無線はここで切れた。

「とりあえず中高度まで上がって街の捜索に戻る」

「わかった佐々木。後は頼んだぞ」

リーパーはa班に見えるような形でバンクを振った。そして,街の方に向かって飛んで行った。


        

a班は今夜,廃村に泊まることにした。廃村と言うから,竪穴式住居だと思っていたがだいぶ違った。コンクリート造りだったがヒビが入ってたりで,廃村の中で一番丈夫そうな建物に泊まることにした。

「にしても水もガスも電気も通ってないし吹き抜けじゃん」

黒瀬が言う。

「だって廃村だよないのが当然じゃないの?」

ネイサンが言う。


「しかしよ隊長,研究所なんて何処にもなじゃありませんか,次はどうするんです?」


「研究所らへんはもう少し北だ」

ジョンは言う。


焚き火をして,隊は火を囲んだ。

「いや〜あったかいですね〜」

星野は両手を火に近づかせて暖をとる。ニーノも星野の真似をする。


「よし今日の飯はなんでも串焼き」

黒瀬は言う。そして串刺しにしたソーセージを火に近づける。


「これはぜってぇーうめぇー」

ソーセージを焼きながら言う。


「酒持ってきてないのかい黒瀬」


「今は仕事中だ飲まないねぇよ」


ソーセージに焼き目がつき,肉汁が出始めたあたりで,黒瀬は熱々のソーセージを口に入れる。

「うめぇーー!!」

口をはふはふさせ黒瀬は言う。

「どう俺にもくれよ」

ネイサンが欲しがる。


「全員分あるからしっかり食えよ」


「マシュマロもあるけど食べる?」

ジョンが言う。


「食べますー」

全員が答える。


まるでキャンプに来たような気がした。平和な時間である。談笑して,酒が有れば申し分ない。がこれは仕事である。泥酔するわけにはいなかった。

「なんか感じないか?」

黒瀬が言う。


「なんだ?」

ネイサンは言う。


「なんかこっちに来る気配がする」


この建物は5階建てで今は2階にいる。出口に黒瀬とネイサンが近づき銃を向ける。

「黒瀬,何人だ?」

ジョンは言う。


「いや,そんなに多くはない」


「ニーナとバスリさんは離れて,」

星野は言う。


しばらく待つそうして痩せほせた男かがきた。

「何もんだオメェ?」

黒瀬は言う。


「私はこの村の人です」


正体は痩せほせた村人である。この村人を招き入れ、話を聞くことにした。毛布を肩にかぶらせ,ソーセージや携行食。食後にマシュマロも差し上げた。

「んで村人さんよ何故ここは廃村に?」

黒瀬は村人に聞いた。


村人は火を見つめ語り出す。

「あれだよ君たちも見ただろ?化物が来てから全てが終わった。」


それは多分。バジリスクだと皆は思った。

「皆はこの村を去る者がいたが去ったものは化物に食われ,残ったものは蛮族によって殺されたもうどうしようもない」


「残ってるのはあんただけか?」

「まだ何人か残ってるかもしれない。自分のことで精一杯だ」


「なるほどなぁ」黒瀬はタバコに火をつけて吹かす。

「お前も吸うか?落ち着くぞ?」


村人にタバコをお裾分けする。村人もタバコを吸った。

「戦闘民族は定期的にこの場所に来るのか?」

ネイサンが言う。


「えぇ我らの食料を奪い来るのです。最近はあまり来てないのですが」

「冬籠ですかねぇ?」

星野が言う。


「この週は天気が落ち着いてるし,2、3日雪も降っていない。」

バスリが言う。


「襲うならなら今日か明日ってことだな」

断言したジョン隊長。


「なぁ村人この辺に研究所みたいな建物あるか?」


「あっちの山の向こう蛮族たちがいるあたりにあるらしい。」


「俺は見たことはないが,あの研究所ができたうわさを聞いてから蛮族とかが襲ってきた気がする。」


「研究所で何かしてたと言う噂は?聞いたことあるか?」

「いや聞いてない。この辺に研究所は珍しいと思ったぐらいだ」


「この研究所関係ありますかね?」

星野が言う。


「とりあえず,研究所より蛮族を倒さないとな?」

ネイサンが言う。


「何人ぐらいだ?」


「100人くらい?もっと多いかもしれません」

4人はざわめく。


「100人って,4人では厳しいんでは?」


「出来るだけ4人だけで戦うしかないな」


ジョンは自分の小銃を手に取り立ち上がる。

「案は一応ある。任せとけ」


     

戦闘民族はジョンの予想に通り,廃村にやってきた。時刻は夜中の2時,月は新月。夜戦にもってこいかもしれない。戦闘民族の武装は槍や剣,などの中世ぽい武装だった。毛皮を纏い,カブトを被ぶっていた。


「隊長どうりやれば勝てますかね?」

星野が言う。


「全力でやれ死にたくなければなそれにお前は女性だからな」


「?どうゆう意味ですか?」

黒瀬は言う前に無線が入る。


「予定通り村に入れろそこから黒瀬頼んだ」

戦闘民族はあたりを手当たり次第荒らす。彼らも食べ物に困ってるからだ。略奪を繰り返しているのだろう。

「黒瀬は場をかき乱せ」ジョン隊長からそうゆう命令であった。


「また俺,先陣かいな」


黒瀬は戦闘民族に近づく,正面から隠れもせず,堂々とした立ち振る舞いで歩く。

戦闘民族は足を止める。黒瀬の方をじっと見つめる。

黒瀬も足を止める。

一瞬の間,暗闇の中で睨み合いがあった。

先に手を出したのは黒瀬だった。黒瀬は刀を抜き,真っ直ぐ戦闘民族の軍団に走った。

軍団の手前で高く跳び,リーダーらしきの物に飛びついた。

リーダーらしき者は黒瀬の衝撃で倒れた。黒瀬はそのまま刀をリーダーらしきの者の首にに刺した。


暗闇の中リーダーの血飛沫が黒瀬の服についた。あっという間の出来事であった。

取り巻きたちは唖然としてリーダーが殺されるまでの間は動けなかった。黒瀬は立ち,取り巻き2、3人を切り倒した。


「こい野蛮人ども!俺が全て殺してやる!!」

黒瀬は言い暗闇の中に消えていった。黒瀬を追う者が何人がいた。だが思惑と違った。戦闘民族はバラバラに散った。


「おいそんなについてきてないぞ」

黒瀬は無線で言う


「わかった後は遭遇戦だ各員気を付けろ」

ジョンは無線で言う。


黒瀬が連れてきた戦闘民族は,待ち構えてたネイサンのm249分隊支援火器が火を噴く。ガタイのいい戦闘民族がドミノ倒しのように倒れていく。


「10人20人じゃあ,つまらないな」

ネイサンが言う。


「ネイト!敵は散開してる。気を付けろよ」

黒瀬は去りながら言う。


「お前も気を付けろよーって聞いてないか」

ネイサンは言う。いったそばから戦闘民族が3人ネイサンの目の前に現れたがm249で撃つ。そして倒れる。それがエンドレスに続く


「あと何人いるんだ」

星野もだいぶ苦戦していた。

星野は戦闘民族の男に襟を掴まれたが銃剣で男の

盲腸あたりを刺して左から右手と指しながらスライドさせた。男は手を離し腹から腸が出てきた。それを必死になってしゃがんで抑える。星野はそのままuspを使って男の頭を撃ち抜いた。顔や戦闘服に血がついたがそんなのは気にしてられない。


ジョンも何人か撃った。数えてられないそう思う。廃村のどこかで黒瀬の雄叫びが聞こえる。

「クソォまだいる」出てきた戦闘民族に撃つ。

走っているとジョンは星野と合流した。

「撃つな。私だ。ジョンだ」

「隊長無事でしたか」

星野の戦闘服は上半身から下半身にかけ血がついてたコーヒーこぼして服についてたように。

「あぁなんとか服大丈夫か?」


「接近されてナイフでやったんですか血が」


「君が無事でよかった」

また雄叫びが聞こえた。


「これは黒瀬さんですかね?」


「いやさっきよりかはでかいまさか?」


「おいネイト。バジリスクを確認できるか?」

無線でやりあうジョン。


「いや、見てないさっきの雄叫びバジリスクなら相当でかいぞ」


「やばいこっちに来る」

黒瀬が言う。


「どっちにいる?」

ネイサンが言う。


「北西の外れネイトは?」

gpsで黒瀬の位置を確認するネイサン。


「黒瀬,この位置までバジリスクを持ってこい」

黒瀬に指示をした。


だがそう簡単には近寄れなかったまだ戦闘民族が残っていた。

「邪魔だ!!!!」


黒瀬は戦闘民族をバッタバッタと叩っ斬る。

ネイサンも走りながら腰打ちで対処した。

ネイサンは走っていると,向こうから走ってくる

人が確認できた。

「おい黒瀬!!」

ネイサンが言う。


「逃げろバジリスクがきてる」

黒瀬の後ろには厚い毛皮で顔はドラゴンや爬虫類に近い顔つきをしていた。

「待ってろ撃ってやる」


残りの弾をバジリスクに当てた。が貫通したようには見えなかったそれよりかは弾き返してるように見えた。

「5.56じゃあ貫けねぇ」


「いいから走れネイト」


2人は走る。ネイサンの言われたどうり廃村の中央までおびき寄せた。バジリスク。

「準備はできているか?」と無線で言うジョン

「準備完了だ」

ネイサンが言う。


バジリスクは叫んで火をあたりに吐いた。

近くにいた戦闘民族に火が移り必死に消そうとする戦闘民族だがバジリスクが吐いた火は雪に擦り付けても一向に消えなかった。暗かった廃村が火に包まれこの一帯だけ明るくなっていた。

「ナパーム以上の燃焼火力か」

ジョンは言う。


「全員離れろ,火が移らなくても酸欠で窒息するぞ」無線で言うジョン。


バジリスクはずっと火を吐き続けた。逃げ惑う戦闘民族。パニックなってる時に4人は戦闘民族に対して銃で撃った。もう後はバジリスクだけになった。

「いまだネイサン」


ネイサンはスイッチを押し,《ドカン》と言う轟音と共に,バジリスクの近くにある,五階建ての建物を爆破した。ネイサンの計算通りにバジリスクの方に倒れていき,バジリスクの動きを止めた。

「この後は隊長?」


無線でとう黒瀬。

「いやそろそろくるはずだ」


「こちら【Owl】応答願う」

それは佐々木の声だった。





     

それは佐々木が操縦する無人機リーパー【死神】

だった。

「あのでかい怪物にぶちかましてやれ」

黒瀬が言う。

「了解」


     リーパー 操縦室

「目標バジリスク,レーザー照射ターゲットロック」

「ターゲットロックよし」

「武器安全装置解除」

「ウェポンセーフよしヘルファイヤ発射態勢よし」

「発射5秒前,4、3、2、1、発射」

佐々木はミサイルを発射した。

「飛翔時間10秒、、、、5。弾着今」



バジリスクの背中に1発のミサイルが撃たれた。


致命傷とはいたらなかった。


続けてもう一発のヘルファイヤが撃ち込まれた。


リーパーのセンサーでも倒せてないとカメラで確認できた

「あと2発ダブルタップ」


「ダブルタップ ヘルファイヤ発射」

2発のヘルファイヤが発射された。

「弾着、、、今」


2発のヘルファイヤが撃ち込まれた。さっきよりかは大人しくなったバジリスクだが死んではなかった。

「ヘルファイヤ残弾なしレーザー誘導弾に切り替える」

「了解」



「全員レーザーでバジリスク照射しろ,誘導弾を落とす」

ジョン言う。


4人はレーザーを照射した。


「レーザー照射確認誘導弾いつでもいけます」


「誘導弾投下 弾着5秒前,弾着今」




ズドンと大きな音と衝撃波が4人を襲う。

バジリスクは倒れ,死んだかに思える。

4人はバジリスクを確認する。ピクリとも動かなかった。戦闘民族は廃村にはいなかった。

「一応勝ったんですね?」

星野が言う。


「あぁ勝ったな」

廃村はリーパーによる火災とバジリスクの吐いた火によって日の出まで明るかった。

「みんなぼろぼろだなでもみんな生きててよかった」

ジョンが言う。


「俺は不死身だ死なない」


だが皆軽傷であった。各人に付与されている救急品を使った。

4人はそのまま研究所向かった。

バスリとニーノは無事だった。またバスリを先頭にして研究所を目指す。

村人言ってた研究所に近づく,ニーノとバスリは置いていった。4人は研究所に入るが誰もいなかった。建物は廃墟と化していた。ものけのからだった。研究に使う道具や研究成果などの資料。何もなかった。研究所だと決めつる証拠は何一つでなかった。

「こんなことあっていいのかよ」

黒瀬は落胆する。


「おいあいつに騙されだけじゃないのか?」


「村人が言ってたんだそう怒るな黒瀬」


「村人を信用するのか?あいつだって見たことない言ってたんだ。違うか?隊長はどうなんだ?」


「そう簡単には見つかるとは思ってはいなかった」


「簡単にだ?!,じゃあ無いと予想してきてたってことかよ」


黒瀬はジョンに詰め寄る。そこにネイサンと星野が止める。


「研究所は見つからなかったし危うく死ぬところだったんだぞ!!それをも想定内だったのか?えぇ!?何か行ってみたらどうだ?!!!」


胸ぐらを掴む黒瀬体格差はあるが、今の状況であれば覆せた。


「おいやめろ!黒瀬も怒るなよ。この任務は簡単には終わらない。多少の犠牲は必要なんだ」

ネイサンが言う。


「お前もジョンの肩代わりか?そうだよな同じ米兵だもな」

黒瀬が言う。


「わかってくれ黒瀬,お前の力が今後も必要になる。ほぼ無駄足になるかもしれない」


「無駄足だ?そんなのはわかっている。新城がデマを流して,その話に乗っただけじゃ無いのか?」


「ただ人を殺したいために新城は手段は問わないぞ!平気で嘘をつく,自分は手を汚さない」


「そんな奴のためにここに来て戦闘民族を殺して,化物を駆逐してあいつや隊長も満足なんだろ?」


「黒瀬さん言い過ぎですよ何も殺したいわけで..」


「黙ってろ星野!!」


「隊長だってあいつに利用されて,利用価値がなくなったら死んで終わりだ,この特務隊も星野お前もみんな死んで終わりだ」

星野は黒瀬に近づく。


「黒瀬さん.....」

星野は言い右手で黒瀬を平手打ちをした。


「少しは落ち着いたらどうですか?私は人を殺したくて軍人になるためにこの世界に来たわけではありません。元の世界に帰るために日常を取り戻すため私は信じて戦います。一人になっても戦います」

星野は目に涙を流しながらそう言う。


「星野。いづれお前もわかる時が来るはずさ」

黒瀬は研究所から出た。


「しばらくしたらまた声をかけよう」

ネイサンが言う。


黒瀬は外に出て頭を冷やした。バスリとニーノが外で待っていた。

「どうした黒瀬」バスリが心配する。

黒瀬は何も言わずに,ただそこにあぐらをかいて座り込んだ。

「なにふてくされているんだい?」

バスリが聞く。

黒瀬は聞く耳を持たなかった。首をそっぽへ向ける。

「あんた何百年生きても変っちゃいないね子供のままだな」

バスリが笑う。


「俺は子供じゃない。このままいけば全員死ぬ。あの隊長はそれがわかっていない」

黒瀬は呆れたように言う。


「あんただっていくつもの修羅場を超えて今ここにいるんじゃないのかい?。だったらあんたの強さで特務隊を守ってやればいいんじゃないのかい?」


「俺には無理だ。不死身だが,俺にまとめる力はない。いつも1人だった。無駄死にばかりだ。何をやっても誰一人として生き残らない」

むせび泣く黒瀬。


バスリはそっとする。



結局研究所という証拠は見つからなかった。


3人は外へ出た。黒瀬はタバコを吸っていた。黒瀬はタバコの火を消す。3人のところに近寄り黒瀬は謝罪する。


「私も悪かった。特務隊員を無駄死にはさせないだから,私を信じて戦ってくれ」

ジョンも謝罪する。


そしてまた来た道へと戻り,帰隊する。


リーパーの参考にするため,映画【ドローン・オブ・ウォー】を見ました。

投稿は少なくなりますが続けていきます。

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