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異世界戦記  作者: トマト
退治
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鬼退治

230メートル離れた位置からの機関銃の連続射撃が始まる。鬼や操られている村人は機関銃を警戒する。


陽動部隊が機関銃部隊から斜め右前方からの点射を開始。


鬼は前回の惨事を経験しているかのように射撃が終わるまでは姿など表すことはなかった。


鬼も操るには限度があるのだろう。何人かは顔を出す。そこに無数の弾が襲う。


射撃は五分間連続で続かせた。無線から、迫撃砲が到着したとの連絡が入る。リチャード達も一緒だと。しかしライアンを機関銃部隊として使ってるため、3人での砲撃となった。


村人に対しての迫撃よりも一軒一軒しらみつぶしで射撃するように命じた。砲撃は2分間だけで伝えた。


「突撃支援射撃は2分で終わる。それまで待て」

佐々木が言う。


息を殺してまつ突撃班。 次々と家屋は迫撃砲により、破砕して、抜け殻共を粉砕している。


爆撃が止み、トムの一声で皆一斉に飛び出す。


機関銃部隊も前進して、再度支援を試みる。


迫撃砲のおかげで、抵抗する敵はほぼ皆無で、制圧したといえよう。


「大尉。制圧した。鬼は未だにわからない」


「しらみつぶしに探そう時期にみんな来るから」


残った一軒一軒探す。だがもぬけの殻だった。



「逃げられたか?」


「かもしれない。隊長に報告するか」


「フローラ。火炎の準備しといて」


「わかった」


「なんか地面おかしくない?」

テンジンが言う。


そう言われて皆は地面に手をつく。耳も付けたりする。


そうすると地面が揺れ、皆の前に童子が現れる。隠れていたのだ。


即時射撃をしたが、歯が立たない。いや、避けられているかもしれない。


一斉に下がり、様子を伺いたかったが、童子の力は凄まじく、皆は吹き飛ばされてしまう

強風で飛ばされた茅葺き屋根のように、軽々と。

気づけば再起不能、戦闘不能、意識は遠のいていく。


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