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異世界戦記  作者: トマト
百年戦争
177/200

百年戦争終わり

「怖くてどっかいったんだろ?」


「だったら今まで、なんで逃げねぇんだよ」


「もしかして焼き殺したか?」

一つの冗談が皆を焦らせる特にe班は強すぎる。


「お前ちゃんと計算したか?」


「したよ見事にやっただろ?」


どうやらアレクとライアンの責任逃れが始まる。


「やめろ2人とも、君たちの計算は合ってる着弾地点もだ。だがそこに偶然いやわせたらどうしようもないだろ?」

リチャードが言う。それはごもっとだ。地図の見方もあっている。何も計算は外れていない。


「逃げただろうか死んだだろうか追うぞ」


「でもどうやって」


「人を探せるスペシャリストが2人いるだろ?」

皆はフェイクと神代に目を合わせる。


「私はやったけど結構遠いみたい」


「神代は?」


「探すっても彼女の私物がないと」


「たとえば?」


「いやもうなんでもいい。服とか髪の毛、爪、愛用しているものとか、彼女が実際に使ってたり使用していたりとかだ」

だが特務隊や騎士達は何一つ持っていなかった。

皆は手段はないかと模索するが何もできない。黒瀬は詰んだとわかりポケットからタバコを取り出そうとするが出てきたのは紙だった。

それはジャンヌの直筆のひらがなであった。

いつポケットに入れたかは忘れたがこれなら使えると思い神代に言う。


「それか?愛用しているペンとかで書いたか?」


「あぁ書いてた。いけるか?陰陽師?」


「もちろん。京一の陰陽師をバカにするなよ」

神代はそれを受け取り、地図を地面に広げ、式神に呪文を唱え、式神を地図に置いた。


「これでわかるはず」

式神は風や誰かが動かしてるわけでもなく西の方に動いていく。


「多分ここら辺だ。あとはフェイクの力を借りるしかない」


「よし行くぞ。俺とトムと佐々木とフェイクで行くぞ。車ならすぐつける」

車一台で向かう。


西に向かったフェイクは空間認知能力を最大限に発揮してあたりを捜索する。


「馬でさえ全速力で行ったら距離進むのかな」

佐々木が言う。


「馬車みたいだったらもっと速いだろうなでもなんで聖女を攫う嫁にでもしたいのか?」


「捕虜にして、身代金を手に入れたいだけだろ何しろ金になるからな聖女は特に」


「そろそろ見えるはず」

フェイクが言う。


段々と車の前に砂煙が出始める。多分馬が走って出した煙だ。

トムはアクセルを踏む。馬車が見える。


「これか?フェイク」


「そうよ。あの中にジャンヌさんがいるわ」


「おい止まれ!!」

黒瀬が叫んで停めようとするがいかんせん無視される。


「おい佐々木そこ代われ」

黒瀬はいい銃座に座るがそのまま下半身を出し四つん這いになるそこから上半身を上げて足で支えた。


「まさか飛び移る気じゃないよな」

佐々木が言う。


「やってやれ黒瀬」

トムが言う。トムは馬車に限界まで近づいた。そして黒瀬は飛び移り、手綱を引いていた人物にドロップキックをかます。そして馬はバラバラになって散ってそしてスピードも落ちる。

中に入ると縛られて気を失っていたジャンヌと2人敵がいたがそれも車外へと蹴散らす。馬車がゆっくりと止まるとドアを開けジャンヌを担ぎ上げた。


「さっすが王子様ふうかくがちげーや」

佐々木が言う。


「いいから手伝え」

車に乗せ、元にいた町へと戻る。目が覚めると黒瀬に抱きついて涙を流していた。そっからはみんなは見ないことにした。そして記録用にとってあるカメラも録音しているマイクもオフにされた。

朝を迎えると、停戦協定が結ばれた。我々騎士達特務隊は、北方の敵を壊滅になるまで蹴散らしたという。敵の国も大体は傭兵なので、命が惜しい傭兵達は逃げて敗走してしまったと言う。

見事に我々はお役目ごめんということになった。

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