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異世界戦記  作者: トマト
百年戦争
169/200

百年戦争

「そのままあの標的撃ってみて」

ジャックは言う。清水はそれに応えて引き金を引いた。塔から、約1200m先の標的を撃ち抜いた。


「少しずれましたね。なんだと思います?」


「風の読みですか?」


「まぁそれもありますが、1番は銃の構えですね」


「対物ライフルは反動はライフルの中では1番強いです。それを抑えるためにも体の体制も必要ですし、なんせ戦場では同じ構えなんてできないです。瞬時に撃てる構えをとらなければなりません。ではもう一度」


清水とジャックのトレーニングが始まった。

教官であるフェイクもいるが、現場のスナイパーの講習は受けたことはなかった。学校にいる講師の連中は一旦現場を離れてきただらけだ。こうやって指導されるのは清水にとってもいい経験となった。


「だけども、観測手もそれなりにサポートしてやんないと」

トムが言う。元々トムは一流の狙撃手だった。海兵1といってもいい、だが彗星の如く現れたジャックにまさかのバディを組んだ。

それから今に至る。今となっては兄弟以上の信頼を置いている。


「お前が撃ててるのもセンスがあるかもしれないが、細かいところや撃ちやすくするためには、サポートも重要だ」

トムは言う。


「清水もう一回だ」

ジャックは言う。清水はもう一度狙いを定め絞り、計算をして再度トリガーに引き金をかける。そして自分のタイミングで撃つ。


「こんま2ずれたがまぁいいところでしょ」

トムは言う。


「3人で何やってるんですか?」

力が現れる。


「お前もやるか狙撃」


「僕もさ狙撃銃使えるようになりたいよね。機関銃とアサルトライフルとかだからこのkarにスコープつけてやってみたいよね」


「いつまで使ってんだ。今は20世紀じゃないんだぞ」


「これはこれで使いたいし...」


「みんな何やってるの?」

ハンナが来る。


「お前には必要のない話さ」


「必要ないってひどくなーい?」


「ハンナはショットガンが1番似合う話をしてたんだ」


「えっ本当?似合うってありがとう」


「じゃあ清水。きを引き締めてもう一回だ」



『うーん。集中できないーーーい』

清水は心の中で叫ぶ。


「おーいお前ら弾無駄にするなよ?」

したから佐々木が言う。


「無駄って補充くるからいいだろう」


「補充って言っても1番消費したのは我々b班なんですから反論はできませんよ」



「佐々木ちょっといいか」

ヴォルフが言う。


「なんです?少佐」


「補給物資についてなんだが」


「今日の1300時に降下予定ですが」


「物資の中身なんだが送られてきな内容にこれが入ってるんだが」

ヴォルフは資料を渡す。佐々木はチェックしてある項目を見てまゆを顰める。


「電撃磁力光線機。レールガンとか?」


「それに近い分類だと思う」


「でも少佐がなぜこれを、気にしてるんですか?」


「これは日本軍の試作品兵器だ。武器商人の武器ではない」


「誰かがよこしたってことですか?」


「そうだな新城かまた違うやつか」


「使ってどうなるんですか?」


「外で戦争をしてるってバレたら面倒になるだろうし国内から批判殺到だろうな。なのに武器を送りつけるなんて」


「将校二人とも手伝ってくださいな、仕事はまだ山積みですぞ」

神代が呼ぶ。


「わかった今行く」


「隊長はなんて?」


「各人ごとの役目を果たせと」

ヴォルフは向かう。


「役目......か」

佐々木は上を向いて言う。今日も空は青い。



「薬莢どうすんだこれ」

ガブリエルが言う。


「そんなもん捨てちまえばいいだろ?なんだ記念に欲しいのか?」

ウィルが言う。


「確か特殊な薬莢は回収って聞きましたよ」

アレクが言う。


「おいそんなんありかよ。邪魔になるだけだろ」

ライアンが言う。


「自衛隊の演習だと薬莢は全部回収で1発たりとも残さないからな」

結城がいう。


「准尉って自衛官ですか?」


「いえ、サラリーマンだよ。バリバリの」


『よくいくつもの戦場を生き抜いたな』と周りにいた皆は思った。



「これで全部かな」

瀧は医療品の総数を確認して終わった。


「まさか、医療品も補給できるなんて助かりますね」

ハンナは言う。

今回は騎士に使ったのは包帯がメインだ。打撲や骨折などの治療が多かった。切り傷や差し器具などの治療は全くといっていいほどなかった。特務隊員と怪我といえば、黒瀬が着地に失敗して足首を捻挫をしたとのと、ライアンの肩に矢尻が刺さってしまったことだ。まぁそれに関しては僕の血療で助けた。


「抗菌剤と胃薬とか内服薬が欲しいですね」


「国外の食べ物や水を飲むと下す人多くなるからね。一応来るらしいけど。量がね」



「タイヤがパンクしたって?」

c班の車がまさかのパンクであった。


「えぇ戦闘で、矢が見事に命中して抜けたそうです」

神代が説明する。


「これはもう改善事項だな変えのタイヤは?」


「今e班から持ってきてますタイヤって簡単にパンクするもんなんですね」


「そうだ。何世紀になっても不便なものは必ずある。歴史はその繰り返しだ」


「なるほど、過ちを繰り返すってことか」


「それに近いですね。それより僕達は、補給物資を取りに行ってきます。神代さん達はここで待機してください」


佐々木達は補給物資調達に向かう。

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