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異世界戦記  作者: トマト
百年戦争
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百年戦争

黒瀬は油断していた軽装歩兵を無惨にも一太刀で切り倒したしかもプレートアーマーを着ている騎士にだ。刃こぼれもしないトマトを切るかのようにサクッと血も出なかった。


盾で防ごうとするものもいたが盾ごと切り裂いてしまうので意味はなかった。

1番めんどくさいのは、敵と味方の判別だ。誰もが敵に見えた。


判断できる一いつの方法は盾の紋章だ。そこを見て判断するしかない。

判断をしていたらバイクの前輪に槍を突っ込まれ横転してしまった。受け身が取れたが大太刀が手の届かない範囲に行ってしまった。


もう一つの太刀を抜刀して戦うことに決めたがその時は俺を複数の騎士が囲んで逃げ遅れをとってしまった。

焦りは見せない。いや、気にはしなかった。

どうせ俺が勝つからと


ロングソードはどちらかというと打撃系だ。刀とは少し違う。切り裂いたり切り落としたりとは全く別。

打撃で気絶させるとどこかで聞いたことがある。

一筋日本刀を携えてきた俺にとってはどうでも良かった。


騎士のいいところは多数で囲い込んでも一対一で挑んできたことだ。

上から切りかかってきたロングソードを刃で受け止めてそのまま腕を掴み放り投げ、甲冑の装甲が薄いところに人差し刃先を入れ、殺す。

この不死身の刀は体に一太刀触れれば相手は絶命するそんな便利な刀だ。

甲冑の弱いところをお構いなしについていく。それでも近づいてくるやつは飛び蹴りか格闘に持ち込んだ。この時頭の中で考えてたのは雑草を抜くようなイメージだ。

とにかく雑務作業だ人の命を奪っておきながら言う話だが、死にたくはないなら逃げるか俺に勝つかの二択だもっと頭のいい人なら逃げる方に選ぶけど逃げた奴も殺されてしまっていた。

そう。特務隊の機関銃の餌食になってしまったよだ。


「逃がすな倒せ倒せ一人残さず倒せ」

ジョンの命令が聞こえる。

あたり一面軽装歩兵はいなくたっていた。そして我々の女性指揮官でもあるジャンヌ・ダルク一行の部隊も視認できるように落ち着いてきた。

敵国の兵は怯み、敗走をし始める。基本、敵兵は捕虜として、敵国にお金を求めるときの道具となる。今回の戦闘では捕虜は難しいと思った。


「黒瀬。調子はどうだ?」

ジョンが言う。敗走している敵に対して制圧射撃と狙撃での波状攻撃を始めた。


ほぼ半分は車から降りて射撃を始める。もう敵は戦う能力なんてものはなかった。


「なかなかいい」

血塗れの黒瀬は言う。


「お、総大将生きてたか」

佐々木は言う


「弾使いすぎるなよ始まったばかりなんだからな」

ジョンは言う。


敵が死ぬまで撃ち続ける鹿をハンティングするみたいに、清水に至っては対物ライフルで撃っていた。


「下手すれば条約違反だぞ」

黒瀬は笑う。


残さず敵は死に死の行進かのように一筋の死体の道ができていた。


一人一人生きているかを確認する。

我々の圧勝となった。味方の歓喜に包まれた

もちろんジャンヌ・ダルクも喜んでいた。

被害は最小限に抑えられていた。


「隊長。持ってきた弾。三分の一消費してました」

リチャードが報告する。



「ほんとかそれ、どこかで補給しないとな」


「城の近くに降下できるポイントがありますそこでやるのも得策ですね」

ヴォルフが言う。


「あのサニーって言う武器商人にか?。高くつくんじゃないのか?」

トムが言う。


「我々が使った武器はサニーの試作品の武器だ我々は試作品の武器を使う代わりに安く弾を入手しやすいように交渉しただから安心しろ、撃っても撃っても、沢山あるからな」


「隊長。指揮官がお礼をしたいと言ってますがどうします?」

星野が言う。


「わかった。私は指揮所へ向かう。任せだぞ中佐」


フェイクは頷く。


「銃身整備したらそれまで待機」


この戦いを気に特務隊の傭兵としての評価が上がった。

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