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異世界戦記  作者: トマト
百年戦争
163/200

百年戦争

フランスとイングランド『イギリス』が100年戦ってその名の通りの百年戦争。異世界でもこういった戦争が絶えない。



「そこ右。違う違うそこだそこウィンカー出さなくていいから」

黒瀬は助手席に乗り星野が運転していた。


黒瀬はこの地域を昔管轄していてこの道を切り拓いたのも黒瀬の指揮あってのこと。

馬車や将来的に車が通れるようにとやや大きめに作っていた。


「黒瀬ってやけに星野にあたり強いね」

ジョンが後ろからつぶやく。


「強いんじゃない愛情だ。てかなんでこの仕事と引き受けた?」

今回は特務隊全員出動であった。なぜかというと他国の戦争への介入であった。この世界の日本は大国であって他国の仲介役である。

戦争の発端は数十年前に遡る。



a国が主張する領土とb国が主張している領土が食い違っていた。b国は武力で領土を取り返すことにした。


そして最悪なことにb国に近いa国の中で1番の領土を所有している伯領が反旗を翻してb国との同盟を結び、宣戦布告をしたのであった。


それから今に来るがまさかのb国は劣勢に立たされていた戦争が始まる前よりも半分以上の領土がa国によって侵略されていたのであった。


そこで我々はb国との共同して戦争に勝つという任務を与えられた。当然現代兵器を所有している日本が強い。日本が本格的に介入すればa国など一捻りだ。

だがあくまで中立だ。戦争には介入はできない。

しかし、b国が負けてしまうと、b国の産業である絹や地下資源などの供給が途絶えてしまう危機感を感じ、我々に出動要請がかかったのであった。


「まためんどくさい仕事受けたな」


「今日は拠点の城まで向かう。そこから国王にあったり、とかで戦うのは結構先だ我慢しとけよ黒瀬」



「こんな僻地まで来て戦う気力なんかねぇーし」


「おい城見えてきたぞ」


中世のお城が見える。だが今回のは小さい。一拠点に過ぎないからだ。だがのぼりや灯がやけに多かったのも事実だ。


5台は中に整列して止めた。降りて城の首脳部が集まっているところに向かう。

だが隊長であるジョンと黒瀬、力、佐々木が向かった。後は寝床を設営に向かった。


我々が来る前から何やら作戦が開かれていた。

そう我々が来た日いや来た年というべきか、この数日後和平条約が切れる日だという。

つまり言えば戦争が再び開始されるという。これまでの数年で軍備を進めてきたb国。

再び戦火が広がる。


四人は作戦内容は聞いていなかった。しばらく部屋の入り口付近で終わるのを待っていた。ジョンと黒瀬は待ちぼうけでタバコを吸い始める。匂いなんて気にはしていない彼方の騎士の方々。


タバコを吸い終わると、一人の小さな人が入ってきた。目線は追っていなかったが、長いくてツヤのある金髪をなびかせて左脇に兜を抱えて入ってきた一人の女性。

指揮官だと思われるのか皆敬礼をした。そして会議に躊躇なく参加した。

四人は呆気に取られた。そしてまたタバコを吸い始める黒瀬。

だがタバコの匂いに嫌悪感を抱いたのか女性は振り返り黒瀬を見た。そして驚いた顔をする。

そして黒瀬も驚愕してタバコを落とししまった。

金髪の女性とは旧知の中っだった


「黒瀬、あの女性誰?」


「あぁびっくりするなよ。(オルレアンの乙女)の『ジャンヌ・ダルク』だ」


3人は仰天した声をあげてしまう。それは石造の部屋を反響させてしまう声量だった。


皆、本物は見たことはなかった絵やアニメ、漫画、映画。サブカルチャーから思い描いていた。今この目の前に歴史教科書や聖人として扱われているジャンヌ・ダルクが生きていた。


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