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異世界戦記  作者: トマト
猛獣狩り
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猛獣狩り

宮殿の広間に集まるハンター達。皆それぞれの防具武器を装備してちりちりとなって国王のスピーチを待っていた。


見る感じ銃をメインとしたハンターは我々しかいない。


知り合いのハンターに聞いたがここまでやっけになって討伐クエストなんて珍しいと聞いた。


「そしてハンター達を待たしてようやく国王が姿を表す。


いかにも肖像画に出でくる国王であった。王冠に赤マンときらびやかな服そして、ふくよかで髭をはやした


「諸君。誠に感謝する。今は国の国難である。国内の猟師だけでは太刀打ちできなくなってしまった。諸君たちの力を借りたい。もちろん褒美もやる。ここに化け物の首を差し出したものについては1万枚の金貨を差し出そう」

金貨の枚数にハンター達はヤッケになって化け物を探し始めた。


我々も遅れずに車に向かった。ハンターは結局はお金だ。特務隊は金貨よりも知名度を上げたいのだ。クエストとしては何も成果は上げていない。ここで差し出せば一気に上がるだろうと思った。


宮殿を出発した。皆は車なんてものは持っていない我々は装甲車だ。そして猟銃ではなく軍用銃だ。これはもう戦争だ誰よりも早く首を差し出すそれだけ。闇雲に探すのは良くない考えて一歩先いや、隊長がよく言ってる3歩先を見据えての行動をしてやろうと思った。


今回は偵察装甲車1台。偵察用バイク1台できている。


バイクに乗るのはジャックだ。その後ろを追走して装甲車だ。


出発する前に化け物の行動範囲を下調べしていた。どこで襲い目撃証言も細かく地図にポイントで示していた。今回はその出るであろうポイントに向かった。


そこの場所は宮殿から15キロ、近くの村までやく3キロの森だ。森はある程度は刈られ平野となっていた。牛も放牧してあるし、通行も低い。つまり絶好の襲うポイントだった。


我々は私有地以外は車で動哨することにした。相手は生き物なのでサーマルと赤外センサーを活用した。そして森の奥はドローンを駆使してあたりを探す。バイクは車が行きにくい場所を捜索した。


国内の村や街には兵士が駐屯している。いつでも駆けつけれれるようにだだがこの国には便利な連絡手段というものがない。手旗か狼煙かぐらいしか思いつかない。


「一家を襲うとなれば次は村ですか?」

力が言う。


「どうだろうか?食い物を探して行動ではないからパターンは読みづらいな」

トムが言う。


「なんならいっそのこと餌で誘き出しますか?」

清水が言う。


「餌ってどうゆう餌?」


「はい私です」


「待て待て」


助手席から身を乗り出して止めるトム。


「君は学生だしインターンだろ危険だ」


「でも私よりも年下の女の子が襲われて殺されているのを思ったら私も命かけて戦わなければならないと思うんです。また誰かが死ぬのは嫌です。やらせてください」


視線を逸らして少し考えるトム。


「なんなら私も行くよ」

ハンナが言う。


「おい、ハンナまで」


「私も賛成だトム」

ジャックが言う。


「出現ポイントで出ないのであれば誘き出すしかないだろう。その代わり全力でサポートする」


清水を囮に使った作戦が決行される。

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