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異世界戦記  作者: トマト
猛獣狩り
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猛獣狩り

あの後結城班は帰隊するのにしばらくかかっていた。


敵によって装甲車が撃破されていたからだ。


徒歩で歩き範囲内に到着してヘリボーンを要求していた。


d班が迎えに行った。これが結末だった。


結城たちが帰ってくると同時にb班は依頼遂行のため、王国に向かっていた。


王国の依頼つまり国王からの直々の依頼だった。


依頼の内容は王国内に潜む。大型モンスターの駆除であった。


b班そして清水を連れ王国内の宮廷へと入る。

そこには数々の伝説の逸話があるハンターばかりであった。王国お抱えのハンターや

我々のギルド所属のハンターさえも来ていた。

女中が台の上に立ち

国王陛下の演説は明日となり、今日はゆっくりと過ごしてくれと我々に伝えた。


部屋というものは1グループ1部屋となっていた。大人数できてたら大変なことになっていたが、5人だけでスイートルーム2部屋くらいのサイズであった。

各ハンターに事の経緯が書かれた資料を渡された。

トムはそれをみて今わかっている状況を説明する。


「今回。モンスター狩りと言うことで出動しだが、まず事の経緯をざっくり説明する」


「最初の事件が発生したのは三ヶ月ほど前、ある1人の少女が牛と散歩してる際、16フィート(5メートル)の狼を見つけた。牛が追いやってその場何ともなかったが、この三日後。一頭の牛が獣に襲われた。証言だとぱっくり内臓が出されてて、大きな噛み跡があったそうだ」


「それってデカイ狼と関係していたのか?」

力が言う。


「断定はできないが、この村の獣害の被害はかなりあるらしい。一つ疑問なところは捕食していない事ただ殺されただけ」


「牛が殺されて数日間はこの似たようなことが連発する。そしてついに1人の少女が犠牲になる。9歳になったaは牛の世話をしているときに襲われた。これがまさかの牛と似ていて..写真があるが見るか?」

4人は目を合わせる。


「死体は何度も見ているから大丈夫だ」


「見せるがこれだ」

一枚の写真には無惨にも少女の姿を映していた。内臓は出されて、首には絞め殺すための噛み跡があった。キズは深く狼や熊仕業ではないと写真一枚ではっきりとわかった。


「熊の習性だと人間の内臓を食うがこれにはない。そう牛の時と同じだ。ここでハンター達が動き出すんだが、森に入ったハンター3人も襲われた。2人は即死で1人は重体で3日後に死亡した。そして1人の男の背中に爪痕なんだが」

写真を取り出す。


大男の背中いっぱいに縦の5本の深い線が刻み込まれていた。その男は首はもぎ取られたという。


「そして国内外のハンターを呼ぶきっかけになったのが、先週に起こった5人一家を襲う事件だ。息子は助かったが他の4人は全滅したと。父親は首から下半身までの正面の皮を剥がされて顎から首にかけて欠損していた。

母親は首を噛まれていたが、お腹に子を抱えていた。お腹の子はほじくり返されて外に出ていた。娘は背骨を噛み砕かれて真っ二つになっていた」


「息子はなんで助かったんだ?」

ジャックが言う。


「物音がしたから牛小屋を見に行ったらしいその好きにやられたと思う」


「悲惨だなこれ。まるで熊の獣害事件と似てるな」

力が言う。


トムは資料を閉じて言う。

「これは許される行為ではない。死は死で償ってもらう。例え動物、人であってもだ」


周りの目は変わる。仕事で人を殺してきたが今回は違う。正義のためだと。


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