表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界戦記  作者: トマト
座標
154/200

古代文書

3人は呆然と石段に座って都市の風景を見ていた。そよ風が体に当たる。


「でも真実を知れてよかったじゃん」

重い空気の中を切り裂いてはっした結城である。


「隊長に報告するのか?」


「あぁもちろん」


「帰還するのは、道徳的に無理だと?」


「もちろん。我々にはまだ希望はある」


「?」


「やっぱりまだあの本が見つかっていないからですか?」


「そうですドクター」


「まだわからないって事か。だったらやるきゃない」


立ち直り、次に向かって動き出したその時だ。


建物の上から塹壕の時に出会った敵が降りてきたのであった。


銃を構え4人を囲み、八方塞がりとなってしまった。


「お前何もんよ」

敵はしゃべらずただ銃口を向けている。そして聞いたことのある声が4人の後ろから聞こえた。


「久しぶりだね特務隊」

振り向けばあのオスカーであった。ガス兵器で街を壊滅させた男だ。


「お前が呼んだのか?」


「いやいや、このことは知っていたけど。いつ知るか楽しみ楽しみで見てたけど、まさか私だと思ってるのかい?」


「お前しかいねぇだろうが」


「失敬だな、私は帰還することには興味はない。君たちを見ているだけで十分さ。さぁ楽しいことをしようよ」


「あぁもちろんやってやろうじゃねぇか」


黒瀬の1番近くの敵を頭突きして銃を奪い、オスカーに発砲した。それと同時に結城も敵を蹴散らした。救いだったのはアクマが力を発揮してくれたおかげで敵は難なく倒せたことだった。


「准尉!2人を頼む」


「死ぬなよ」


准尉たちは石段を駆け下りて車の方へ逃げるだが敵は回り込んでいた。後ろからも追ってきていた。まさに挟み撃ちだ


「クソッ。ドクターあまり離れるな。アクマは左の敵に気をつけろ」


結城は前方にいる敵に向かって発砲した。悪魔は石で壁を作ってくれた。だが後ろの敵に脇を撃たれたみたいだ。


崩れ落ちる結城。悪魔は石をゴルフサイズまでにして敵に向かって乱発した。敵は大きい蜂の巣になって倒れる。


「じっとして准尉」

私は痛みを堪えた。ドクターはすぐに来てくれて血療を始めた。


みるみる傷は治る。


「ありがとう。まだいけるか?」


「あぁ大丈夫。急ぐぞ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ