古代文書
じいさんに食料を渡し出発する。じいさんの話したこと、いなくなったことそれだけでいく価値はあった。
都市の正門というべきか、青く煌びやかなもんであった
左右に像が建てられている。それはなんなのかはこの時点でわからないが、阿と吽みたいなもんなんだろう
門をくぐり中に入る。じいさんが言った通り人はいない。が寂れてはいない。さっきまでいたような形である。
「よし全員。あたりを捜索しよう」
結城が提案した。
誰もいなければ味方も敵もいない。
さっきまで起こしたばかりの火が人を囲まず孤独に動いている。
「家畜もいないし、ペットもいない」
「なるほどな。これはまさに神隠しだ」
かんざしの話に戻るが、示していた座標そして本も丘にある建物をさしていた。
石段を何百段も登り、足の筋肉が乳酸を溜め始めたぐらいだ
頂上についた時景色は最高に美しい。ギリシャのアテネに来たように思えた。しばらく4人は景色に疎れる。
「この世界でまさかギリシャ旅行なんて」
瀧が言う。
「従軍しっぱなしだからな。たまには息抜きでも必要だな」
「よし中に入るか」
中は円形になっていてびっしりとモザイク画が描かれていて物語を映しているように思える。
「なんて書かれてる?」
「ここでは無理だがこれなら」
結城はキューブを取り出す。部屋の真ん中で思いっきり上に投げた。
キューブは浮き分析し始める。終わると落下して結城はキャッチをする。
「どれどれ君はなんと分析したのかな」
データを取る。全ては結果次第となる。
この絵はは文明の歴史を表していた。神話や王や伝説、風俗、戦争そして宗教である。
まるでヘロドトスの歴史と作りは全く同じである。
4人は歴史を辿った。
この文明は高度な技術を持ち、まわりにの国に戦争をしていた。そしてこの文明の人間たちは、人間から脱却してもう一つの存在になろうとしていた。
「なんですかね」
「吸血鬼?能力者?」
「いや、神だろうな」
「神?なれるわけないじゃん」
「黒瀬が言うのは正しいとは言えないが、医療や飛行機、不老不死、自然現象を操作できる。つまりもう神なんだよ人間って」
「その次って何?神になる条件って」
「神になるんではなく、神はいない。神とはまた別の表現をした方がいいんだろうな」
「人間を超え、神を超え、そしてそのーなんで言えばいいんだ?」
「まぁ(a)と呼称しよう。そのほかには歴史書にはなんて書いてある」
「いやない。なんならここから切り取られている」
「つまり、全知全能になろうとしてなんらかの理由で、消えてしまったと」
「これってなんだよ」
歴史とまた違う、話がひとつあった。伝説なのか風俗なのか。
そのaと似たものが突然と姿を表した。我々の持っていない技術、知能を分け与えそして煙の如く消えていったと。
「これって異世界人のことでは?」
「かもな。こんな時代からも異世界人が来るなんて」
「つまり俺たち(異世界人)になりたかったからそれに近づこうとした」
そして異世界人が記した文字が見つかる。
それはものと世界への還り方であった。
「これって大発見ですよ3人とも」
「私にとってはどうでもいいんだが」
「なんて書いてあるんだ」
「生きているうち全てにおいて、犠牲を共うなうことは必至つであり、時においてはそれを黙認しなければならない。それは悲惨であっても」
「犠牲を伴うってかもしかして」
「この文明の人たち全員ですか?」
「それ以上なのかもしれない」
4人は真実を知ってしまったような気がした。
還るには何かしらの犠牲が伴うことがわかったからだ




