古代文書
この世界には幾つものの滅亡した文明がある。
その数は沢山だ。なんなら歴史的に埋もれている文明もある。
村へと寄ることにした。ここに泊まって次の日目的地である場所に着く予定である。
この村はただ静かであった。人が住んでるのか怪しいと言わんばかりだ。
車から降り、少し村を散策した。寂れたというか、廃村というべきか、どこを探しても人はいない。
近くにホテルらしき建物が確認できた二階建てで一階がBAR二階が宿となっている。
まだBARの使用感はまだあるように見えた。
それは何故か、埃もなく飲みかけのウイスキーに料理も何一つ腐食はしていないしカビも生えていない。
誰もがさっきまでいたように思えた。
二階の部屋も埃ない。今日ベットメイクしたように思えた。
「准尉ブランデッドウィスキー飲む?」
「あぁそうだな」
「ドクターは?」
「お茶か水か炭酸水」
「アクマは?」
「あまーいやつ」
黒瀬がバーテンダーとなり、一夜は飲み物を飲むことにした。
その賑やかに乗じて1人の髭を生やしたおじいさんがやってきた。東洋や西洋の顔立ちではない。
「あんたらどっかきた?」
その言葉に一瞬マスターかと思ったが正直に答える。
「こっから先に滅びた文明があるだろ?そこにいく」
「何しに?」
「いや、探し物ってやつだ」
「辞めとけ」
「何故だ。見つかってはいけないものとかあるのか?」
「あそこは呪われているそのせいでこの町も終わった」
「どうゆうことだ?」
「この街はあの貿易をしていた。もちろん私もだ。私は奴隷や香辛料。鉱石などの貿易をしていた。だがある日突然とあの文明は終焉を迎えたんだ」
「虐殺か?それともどっかの侵略?」
「違う。誰もいなくなったんだよ。たたった一夜で20まんを超える人口が一夜でだ。そしてこの町の人々も消えた。私はずっとここにいる」
「それは何年前だよ」
「もう覚えておらんもう何百年も前だ」
「あんたいくつ?それとも異世界人か?」
「異世界人?私は魔物だよ」
一瞬皆身構える。
「人は襲わんよ。でも行って確かめるといい何故人がいなくなったのかどうやっていなくなったのか。それは私も知りたい」
「みにいくか?」
「いやいい。私はもう十分生きたそれだけでいい」
「一つ聞いていいか?。この店何故こんなに綺麗なんだ?」
「この店も文明と関係していると思う。わたしにはわからない」
この夜はこの魔物のじいさんと飲み明かした。




