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異世界戦記  作者: トマト
猫捕獲大作戦
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猫捕獲大作戦 捜索

猫捕獲作戦で編成された特務隊全員集まり。一枚の写真を見た。


「これが昨日撮った猫娘だ」

トムが写真もみんなの前に見せる。

トム以外の全員がざわめく。


その姿はそのままどうり猫耳が生えしっぽも生え目は猫目であった。


「これが猫娘ですか?」


「そうだ。カメラで捕らえたのは嬉しいが街に何台もカメラを設置しているのに一枚だけの成果だどうする」

トムが言う。


「減らすか増やすかの二択ですか軍曹?」

力が言う。


「そもそも日中は何してんだこの猫娘は?」


「日の出から日の入りまでの猫娘の目撃情報はないですから活動時間は夜だけですね」

星野は言う。


「もしかして学生だったりして」

ハンナは言う


「かもしれないなハンナ」

力は言う


「この猫娘学生服着てない?」


ジャックは言い皆んなはもう一度写真を確認した。

「学生服みたいだがそれだけで特定は難しいだろ?」

トムは言う。


「学生だけでも何千人もいるんだ二週間だけじゃ難しいよ」

ウィルが言う。


「一応私の呪術で探してみますか?」

神城が言う。


「神城さんできるんですか?」

星野が言う。


「出るけど特定まではある程度は絞れるよ」

神代がいいそのまま始めた。


一枚の紙を丸めて、合掌するように紙を包み込んで口元に近づけて,呪文をとなえ,右手の指先が神代の方に左手が前に向いてまるで紙を潰すような動きをしてまた合掌に戻った。合掌を戻したら丸めた紙が,何枚もの式神へと変わっていた。


「どうやってやるの神代ー」

ハンナは言う。


「ちょっとした手品?」

神代はそのまま一丁手打ちをすると式神たちは自然と無人で立ち,地図の上にバラバラに立った。


「一応ショートヘア学生の位置情報だから役には立つと思うよあとこれスマホと連動できるから」

一同の凄い言葉のざわめきが聞こえた。


「これで特定は探しやすくなりましたありがとうございます」

星野はお礼を言う。


「よし,後は夜までに特定できるかだ。散開して,手分けして探そう。


「了解」

全員は分かれた。


「特定って言っても,話しかけるのも学生に声をかけるのもだしな」

トムは言う。


話かけるのは法律違反ではないが警察のように職務質問の権利は持っていない,そして,この任務は特務隊が独自に動いてるので,命令ではない,ヘマをすれば軍法違反になる。そのことを念頭に置きながら特定を進めた。


警察になりすまし,昨晩なにをしていたかをききままわった。手がかりは掴めなかった。


日は傾き,夕陽へと変化していく。全諦めて駐屯地へと帰投するようにと無線が星野に来た。


「なんか食べて帰ろ」

星野はつぶやき,帰路につく。路地裏の隅っこに野良の三毛猫が物欲しそうな目で星野を見ていた。星野は急いでどこかに向かった。


星野はすぐに猫の所に戻ってきた。二枚の紙皿に一枚に牛乳を注ぎ,もう一枚にキャットフードを入れた。

猫は最初警戒していたが,牛乳とキャットフードを食べた。星野は食べてる姿をしゃがんで見ていた。


「猫娘ってどこにいるのかねぇ〜」

猫に聞くような感じで呟いた。猫は星野の顔見て首を傾げた。


「わからないよねー」

星野は立ち上がり猫から離れた。猫はミャーと一声だしどこかへ消えた。

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