かんざし
かんざしから3kmまで近く。路地で車や建物が立ち並ぶ。場所だった。車から降りる
「多分あの車あたりにあるはず」
佐々木は示す。
更科の後ろにウィルがいて2人でかんざしを探す。
「中佐の力でなんとかなります?」
「やってみる」
目を瞑るフェイク。眉間に皺を寄せる。
「うーん車の中かしら?」
「開けるか」
ピッキングで車をこじ開ける。アラームが鳴らないように細心の注意を払いつつ、開けた。
かんざしがあったのは後部座席の後ろで手を突っ込まないと届かないぐらいに隠されていた。
今はウィルの手元に依頼のかんざしが握りしめている。
「うん。写真通り」
「よーし帰るか」
「車から離れて」
フェイクが叫ぶ。と突然車が爆破のエネルギーでウィルはガラス張りの店に押し付けられた。軽傷を負う。顔あたりはガラスで切っていた。
「大丈夫かウィル」
佐々木は近くへ行く。
「骨折も火傷はしていない。ガラスを割っただけだ」
すぐに立ち上がる。ウィル。
「こっちに敵らしき物体数人来るよ」
「結局何かしら仕組まれてるのか?」
「わからない逃げるぞ。分析班。ルート頼む」
「ガッテン承知!!そのまままっすぐ。そのあと左折」
敵はついてくる。かんざしを取り戻すために。すばしっこく逃げても無駄だと諦めここで2人1組になって別れることにした。
「もし可能であればそっちにかんざしを転送したいんだが可能か?」
「まて、用意するそれまで待ってくれ」
結城が返答する間にも神代は準備を整える。
敵は発砲などをして、強引に奪うつもりだ。
「できるか神代?」
「完了だいつでも」
「準備完了だ」
「わかった送る」
数秒もしないうちに、かんざしが送られる。
「荷物確認した」
「了解。じゃあ応戦してくる」
c班は応戦体制に入る。通信は向こうから切られた。
「依頼のブツはここにあるがデータ見てみるかい?」
結城がいう。
「いいですね見ましょう」
神代。テンジンが賛成した。早速パソコンを起動して差し込んで中のデータを確認する。
それは125桁の数字が並べられていた。




