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異世界戦記  作者: トマト
街へ
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消したい街

そう街ただの街。人がいなくて、閉鎖され誰もいない街。名前も知らない街。二度とこないであろう街。そういった街である。海に面しているが、海にも防壁たってある。

そもそもなんで閉鎖しているかと言うと...



「えっ?!ゾンビですか?」



「そうゾンビ。映画の世界から飛び出たゾンビの街から物を回収するのが今回の依頼だ」


「ゾンビって本当にいるんだ」


「異世界だしなんでもありだろうに」


「噛まれたら感染するじゃ..」

その一言に皆が固まる。


「感染するかどうかを調べるのも我々の仕事だ。今回はゾンビの発生原因と物の回収そして我々がぜひ欲しい本の回収この3点の同時並行を行う」


「特務隊全員とインターンシップ学生で?」


「もちろん」


「どうやって脱出するんだ」


「じゃあこの地図を見たまえ」


地図には街が写し出されている


「おととい衛星写真で撮影したものだ。ここに車両基地があるのか確認できるか?。車両基地動態保存されている蒸気機関車がある。それを使って脱出する」


「ゾンビ出ちゃんでは?」


「もちろんこの先にトンネルがある。通った後穴を爆破する。そして塞ぐ」


「それでも出た場合は?」


「後方の部隊が一掃する。なんでもを使って街を焦土化する。焦土化する前に物をいただく」


「時間はあるのか?」


「最高1週間はもらってる。ちなみにだがもし可能であれば生存者も救出してほしいとのこと」



「なるほど」


「噛まれたら保険とかきくのか?」


「傷害保険より死亡保険に入り直した方がいいぞ」



「静かに出発は明明後日の明朝0400それまでに準備する様に」


owlに乗り込みいざ街へと出発する。



車両基地周辺でホバリングを開始する。ロープをたらし、全員降下を開始する。そして荷物も下ろしていざゾンビの街へと上陸したのであった。


「とりあえず車両基地の安全確保とそれが終わり次第、それぞれの配置についてもらう」


車両基地は最後の望みとして、バリケードは張っていた。あとはゾンビがもし侵入していれば排除するしかない。


頭を撃つ..頭を撃つ..頭を撃つ..頭を撃つ..頭を撃つ..頭を撃つ。


ぶつぶつと皆はつぶやく。


レールを歩く。子供の頃に見た映画を思い出す。


「レールの幅が新幹線サイズだ」

瀧が言う。


「電車好きなんですか?」

星野が言う。


「そこまでではないけど400ミリぐらいでかいんだ」


ゾンビは一体も確認できず最後の望みは叶った。

各員別れ、ジョン達は早速だが汽車を見に行くことにした。


「でかいなこの汽車。日本の汽車ではないな」

佐々木が言う。汽車には詳しくはないが日本にあるd51やc57とは比べ物のないくらいでかい。


「まるでビックボーイだ」


「ビックボーイ?」


「正式は4000型だが愛称でビックボーイって呼ばれている。世界最大の機関車だ軸配置4-8-8-4のマレー式だよ」


「やけに詳しいですね隊長」


「人工物が好きだからな」


「じゃあ狙撃班登るけどいいか?」

トムが言う。トムにジャックにそして清水の3人だ。


「よろしく頼む。あとワイヤーこっちまで引っ張るから手伝えよ」


「了解」

車両基地を離れる。無造作に車や止められアスファルトには雑草が生えている世紀末である。

この街で1番高い建物に入り階段を見つけ登り始める。トムはmk22をジャックはレミントンMSRを肩に背負い登る。


だが清水はバレット82総重量13キロを背負い登る。二人は女性としてではなく兵士として見ていた。

手を貸そうとはしなかった。苦しい顔はしていない。インターンシップ学生として扱わない。かといって兵士として扱っていいのかと戸惑っていたが、これではっきりした。彼女は兵士だ。


屋上の扉をこじ開け、右にはさっきいた車両基地左は海が広く広がりその手前に廃墟が立ち並ぶ。


車両基地のバリケードを最終防衛ラインとして、右左そして前に別れ、スナイパーとしてゾンビを狙撃することが今回の任務である。

車両基地にワイヤーを繋げて姿勢を変え撃ちやすいように整える。


「なぁ清水。1つ質問いいか?」


「どうぞ?」


「なんでそうゆう服なんだ?」


戦闘服でもないし制服でもない。露出がやや高めの服であった。


「これが私の戦闘服です。制服だとパンチラしてしまうので。軍人ではないので迷彩はちょっと...ダサい?」


「なるほど。寒くないのか?」


「服にヒーターが付きなので大丈夫です」

ピースサインをする清水。


「無線は繋げとけよ」

ジャックが言う。


場所は車両基地戻る。


「動きそうか?機関車?」

佐々木が言う。


「厳しいですよどうやって動かすんですか?」


「今時代はネットだよ。なんでも書いてある」

結城は言う。運転席に入り、そこらへんのバルブを当たりを触る。


「汽笛鳴らないのかよ」

ガブリエルが言う。


「肝心な蒸気がボイラーに溜まってないから無理だ」


「とりあえず。石炭と水探しますか」


結城がとりあえず蒸気機関車操作の班長となった。


「フェイク一つ聞きたいことがあるんだが」


「なんです大佐?」

ドキッとするフェイク


「なぜ清水は露出高い服を着てるんだ?」


「あの子達の戦闘服ですよ。あくまでも学生です。ある程度の自由はきかせます」


ジョンはある程度の納得したようだった。


「来てそうそう怪我や戦死はさせたくはない」


フェイクは何やら周りを見渡す。


「なんか反応したか?。ゾンビか?ゾンビ」

黒瀬が言う。抜刀はしている


「まだ車両基地には入ってはいないけど私達に気づいたみたい」


「トム。そっちはゾンビ確認できるか?」

無線を流すガブリエル。


c班はドローンを飛ばす。


「あぁわんさかいるぜ、攻撃しちゃっていいかい?」

映画やドラマで見たまんまのゾンビがぞろぞろと現れる。


「攻撃開始せよ。手の空いたやつはこことこことここを警戒ローテンションで回すいいな」


散らばす手の空いた特務隊員。


「黒瀬!」


引き止めるジョン


「お前は警戒というよりも暴れるのと捜索してくれないか?」


「はぁ?俺がか?」


「お前しかいないだよな最強の男」


「頼りにしてるぜ不死身の黒瀬」


「やってやろうじゃねぇーかよ」

黒瀬はバリケードを飛び越えいざゾンビの街へと繰り出す。


「ちょろいなぁあいつ」

ネイサンがつぶやく。


「隊長。そろそろ爆破の準備に取り掛かっていいか?」


「あぁ何人くらい欲しい?」


ネイサンは指で4を表した。


「了解。好きなやつ連れていけ」


「わかった」

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