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異世界戦記  作者: トマト
ランク戦
131/200

舞踏会

頭をぶつけ骨も数本折れただろうか、痛みで意識を取り戻した。瓦礫の下敷きにならなくて済んだと思うと同時に激痛が襲う。

ゲガが一瞬で治る時もそうだ。痛みが来る。


何分寝ていたかわからない上には戻れそうにない。

周りは広い空間である。

ライトで照らす。暗視は持ってきてない。大空間で、舞踏会に見える。上にはでっかいシャンデリアが確認できる。その下は一面骨だらけになっている。


まず思いついたのは墓か何かだと。骨がバラバラすぎる。

それに何かにかまれている跡があるんだが..


骨を踏む音は中々言葉では表現できない。

俺は避けることはしたかった。堂々と踏んでやった。

死んでいる奴らには情けないと思ったからだ。

不死身の力を手にしてから数年。その前までは生身でいくつもの戦地を駆け巡った。俺様がまだここで図太く生きているのに、なんだ貴様らは死んだ原因は知らないがもっと生きろとなそうぶつぶつ文句言って進むと、


鍵がない扉に着く。もちろんこじ開ける。


出たのは10メートルくらいの道が外にできている。

下を見ればそんなには落ちてはいない。しかも上にも道があるみたいで、光が若干猜疑られている。登れそうもない。


とりあえず左手の法則で左に向かう。理由は特にない。

ある程度の直線になる。どこに続いてるのかもわからない。このまま逃げようかと考える。


気づくと1人の男がこちらに向かって走ってくるではないか。それはネイサンであった。

陸上選手並みの力のある走りだ。


手を振ったが、ネイサンも振って何か叫ぶ。

三回目で聞き取れた。


「見てないでいいから走れ!!!」


するとネイサンの後ろの壁が壊れてどでかいドラゴンと目が合い、こちらに向かって走ってきた。


何も考えずとっさに逃げる。


後方からネイサンも併走する


 なんだよあれ!


「しらねぇーよいいから走れ」


無我夢中で走る。すると途中で道が崩れており行き止まりで崖になっていた。

「向こう行き止まりだぞ」


「いいから飛べ、走り幅跳びみたいに」


だが下に何かあると信じて、俺とネイサンは飛んだ。向こう岸にはいけなかったがするとたしかに下に道があった。

数十メートル落ちたが受け身を取り怪我はしなかった。


ドラゴンは降りては来なかった。


「今の...走り幅跳び.....世界..新記録だな」

息を切らしながら喋るネイサン。


だから....あれ...何なんだよ。

返答した。


「道に迷ったら急にあいつが現れた。もしかしたら下の人骨はあいつの餌だったのかも」


お前も見たのか?あの人骨


舞踏会にある骨のことを話だが、違うという。


もしかするとあのドラゴンの巣がこの城だということになる。そして、敵も人ではなくて人間を食う亜人なのだろう。


「とりあえず上に行こう。他のみんなはドラゴンを知らないはず」


わかったよネイサン。

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