正面突破
トム、ライアン、ガブリエル、神代の4人は正門から来たためか1番厳重で、何より敵も多くて阻まれていた。
敵もドライゼ銃や弓などで抵抗を続けている。
現代兵器を用いいても数には負ける。
籠城となれば、攻めが有利だが今回は攻めは少数なため防御が有利となっている。
3人は少しでも顔を出した敵兵に1発入魂する。
神代のお札で壁を作り、ジリジリと前に進むが、石や火炎瓶などで抵抗するではないか。まるで反政府軍並みの戦闘力だった。
「トム。この距離で、手榴弾届くか?」
ライアンが訊く。
「援護はしますよトム。」
札を出す神代。
「じゃあ行くか」
トムは先頭を切って前に出る。ちょうどその前に壁ができる。
トムは手榴弾を二つ安全ピンを抜き、投げた。まだ起爆はしなかった。ちょうど敵兵が火炎瓶を投げようとする。
だが、ガブリエルは腕を狙撃して、敵兵は誤って落としてしまう。そしてまだある火炎瓶に着火するのと、トムが投げた手榴弾が同時に爆破した。
一気に仕留めたのであった。
扉をぶち破り中に入る。中は戦いよりかはエレガント佇まいで廊下にはレッドカーペット左には多分歴代の城主の彫刻が飾られている。
「こんな城なのに誰として会わないな」
「なんだか寂しいですね」
札を仰ぐ神代。そっけなく感じる。
「歴代にしては多いな」
「短いだけだろ?。すぐに殺されたんだろ」
「かも知れないですね」
右は窓であって下を見ると二の丸が確認できる。その下では何やら戦闘をしているようであった。




