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異世界戦記  作者: トマト
ランク戦
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ランク戦

「迫撃砲陣地作ってたらまさかの襲撃とは...」

意表をつかれたリチャード大尉は驚きであった。


攻守としては、攻めが分析班で守りがe班となっている。


だが,e班は機関銃手を配備させていない。分析班も同様である。つまり機動性を優先してしまったからである。

逃げるe班を攻めようとはしなかった。


各班員に無線が入る。


   「状況終了。状況終了」


気づけば5時間も戦っていたのだった。驚くべきことに各班の死者は出なかった。

ヘッドセットを外し、各人集まり次第、aarが行われた。各個人個人目標が達成できなかったりしたが、経験は積んだ。

2日目が終わり,次の日で最後となった。今回は班での戦闘ではなく特務隊全員のチームワークを見せて欲しいとのこと。


「最後は、城に突入だ。宝を持ち帰ってくるのが任務だ」

ジョンが説明をする。


「はいはい!今回も各班ごと別れるのですか?」

ハンナが言う。


「残念だが、バラバラになって行動をしてもらう。振り分けるのはまさかのコンピュータだ」


「吉と出るか凶と出るか...」


「まぁもちろん無線で連絡は取れるが問題があってな」


「なんだよ問題って」


「今回もvrだと思っていたが今回は実戦だ」


「やっぱり実戦じゃねーか!!。死んだらどうすんだ」


「不死身のお前が言うな」


「最悪の場合、全滅というのがあり得る。これはあくまで評価の一環だ。無理はしなくていい生きて帰ることを最優先に頼む」


コンピュータで割り振られる。それは出発までわからなかった。


各人に番号を付与された。番号通りのヘリに乗り込むと、各4人つまりそれが今回の班となった。


6台のヘリがギルドから飛び立つ。向かう先は石造りの古城だった。崖に囲まれ,城に続く橋は2つだけだった。二つとも崩れかかっている。


各班員はヘリからのラペリングで降下して城内へと侵入を開始した。だが最後の一機は機体のトラブルにより、橋の手前で降ろされた。それがまさかの黒瀬班だった。


序列的には佐々木,黒瀬,永井、アレクという順番であるが、黒瀬が指揮を取ることになった。


「4、5年来の仲だからなかようしようぜ黒瀬ちゃーん」

黒瀬に肘を当てる佐々木。黒瀬はため息をつく。黒瀬班は橋を渡る。何やら嫌な予感が4人の脳内によぎる。

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